ロールベースの通知を設定する

ロール ベースの通知 (略して RBN) では、特定のメンバー ロールを対象とした共有アラート通知を設定し、それらをすべて 1 か所で管理できます。アラートまたはスケジュール通知を送信すると、Jira Service Management はロール ベースの通知設定で定義されたルールに従います。メンバー ロールにロール ベースの通知が設定されていない場合は、独自の通知ルール (個人レベルで定義) が代わりに有効になります。

メンバー ロールにおける仕組み

ロール ベースの通知設定は必要な数だけ自由に定義できます。

ロールにロール ベースの通知が設定されているチーム メンバーは、設定を通じて適用されているルールを変更できません。ただし、連絡方法を編集することはできます。

ロール ベースの通知を設定する

ロールベースの通知のルールでは通常、個人ユーザー設定と同じ分類と原則に従います。ただし、ロール ベースの通知では、スケジュールの開始とスケジュールの終了の通知イベントを特定のスケジュールに制限することはできません。

ロール ベースの通知を設定するには、次の手順を実行してください。

1. Jira ダッシュボードで [設定] > [製品] に移動します。

2. [オペレーション] セクションまでスクロールし、サイドバーから [Role-based notifications (ロール ベースの通知)] を選択します。
   該当する場合は、すでに設定されているロール ベースの通知を確認できます。

3. [Set up role-based notification (ロール ベースの通知を設定する)] を選択します。

4. ロール ベースの通知の名前を入力し、必要に応じて説明を入力します。

5. この通知を適用するメンバー ロールを選択します。

   • 管理者: 管理者権限があるロール

   • 管理者以外: 管理者権限がないロール

   • カスタム: オペレーションを管理するチームで作成されたロール
     これらの設定は後で編集することもできます。

6. この設定についてチーム メンバーに通知する場合は [Email targeted members when this role-based notification is turned on (このロール ベースの通知がオンになったら対象のメンバーにメールを送信)] を選択します。

7. [Continue] を選択します。
   表示されたページで既定の通知ルールを確認します。まとめたロール ベースの通知の各タイプの通知があらかじめ設定されています。ロール ベースの通知は既定ではオフになっています。

8. 連絡方法を選択し、通知を配信する連絡方法の順序を設定します。通知を送信する際、Jira Service Management ではロール ベースの通知ルールに含まれる適切な連絡先が照合されます。

9. 必要に応じて残りの設定を完了します。

10. [オンにする] を選択してロール ベースの通知をオンにします。

ロール ベースの通知は選択したメンバー ロールに送信されますが、以下が適用されます。

• 影響を受けるロールを持つメンバーに、ロール ベースの通知で設定された方法で有効な連絡先がいない場合、通知は送信されません。ただし、連絡先が見つからないことはメンバー自身の個人通知ページで通知されます。

• ロール ベースの通知で設定された方法でメンバーに 2 人の連絡先 (プライマリとセカンダリ) がおり、その人が連絡先の順序で 1 番目の場合、2 人の連絡先のうちの 1 番目が使用されます。

• ロール ベースの通知で設定された方法でメンバーに 2 人の連絡先 (プライマリとセカンダリ) がおり、その人が連絡先の順序で 2 番目の場合、2 人の連絡先のうちの 2 番目が使用されます。

• ロール ベースの通知で設定された方法の連絡先がユーザーに 1 人しかおらず、それが連絡先の順序では 2 番目の場合、通知の送信時に既存の連絡先だけがスキップされずに使用されます。

ロール ベースの通知をオンにするとすぐに、一致したメンバーはあなたが設定したルールに基づいて通知を受け取り始めます。

ロール ベースの通知を表示する

ロール ベースの通知の影響を受けるメンバーはアラート設定でその内容を確認できます。既存ルールの編集または削除、新しいルールの追加は実行できません。

• ロール ベースの通知で設定されている連絡方法に対して有効な連絡先がない場合は、ページの [連絡方法] セクションに警告が表示されます。

• 連絡先がないか無効になっているためにロール ベースの通知のルールを適用できない場合は、状況に応じたエラーが表示されます。