Checkmk と統合する
この記事では、Jira Service Management Cloud の一部のお客様に段階的に展開されている、Jira Service Management でネイティブに利用できる新しいアラート機能を取り上げています。ご利用のサイトにはまだ表示されていないか、利用できない可能性があります。
この記事では、Jira Service Management と Checkmk 1.5.0 以前のバージョンの統合についてご説明します。Checkmk 1.6.0 以降をご利用の場合は、既定の Jira Service Management API 統合によってこの統合を作成できます。既定の API 統合を作成する方法をご確認ください。
統合でできるようになること
Jira Service Management の Checkmk 統合を使用して、Checkmk の通知を Jira Service Management に転送します。Jira Service Management は、オンコール スケジュールに基づいて通知すべき担当者を決定します。メール、テキスト メッセージ(SMS)、電話、iOS や Android のプッシュ通知による通知を行い、アラートが承認またはクローズされるまでアラートをエスカレートします。
統合による機能
Checkmk でホストまたはサービスの状態がダウンすると、Jira Service Management でアラートが作成されます。
Checkmk で問題が承認されると、Jira Service Management でアラートが承認されます。
Checkmk で再度ホストの状態が「UP」になるか、サービスの状態が「OK」になると、Jira Service Management でアラートがクローズされます。
統合をセットアップする
Checkmk は API 統合です。セットアップは次の手順で行います。
Jira Service Management で Checkmk 統合を追加する
Checkmk で統合を設定する
Checkmk 統合を追加する
双方向統合は Free プランと Standard プランではサポートされていません。他のすべての統合は Free と Standard でチーム レベルでサポートされています。ただし、送信統合を機能させるには、上位のプランにアップグレードする必要があります。Settings (歯車アイコン) > Products (Jira 設定の下) > OPERATIONS からサイト レベルで統合を追加できるのは、Premium プランと Enterprise プランのみです。
統合をチームの運用ページから追加すると、そのチームが統合の所有者になります。つまり、Jira Service Management は、この統合を通じて受信したアラートをチームにのみ割り当てます。
Jira Service Management で Checkmk 統合を追加するには、次の手順を実行します。
チームの運用ページに移動します。
左側のナビゲーション パネルで、[統合]、[統合を追加] の順に選択します。
「Checkmk」を検索して、選択します。
次の画面で、統合の名前を入力します。
オプション: 特定のチームが統合からのアラートを受信するようにする場合は、[Assignee team (担当者チーム)] のチームを選択します。
[続行] を選択します。
この時点で、統合が保存されます。[統合を設定する手順] セクションを展開して、統合 URL をコピーします。
この URL は、後ほど Checkmk で統合を設定する際に使用します。[統合をオンにする] を選択します。
統合のために作成したルールは、統合をオンにした場合にのみ機能します。
Checkmk プラグインを設定する
Checkmk プラグインを設定するには、次の手順を実行します。
次のコマンドを使用して、スクリプトに必要な権限を付与します。
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sudo chmod +x jsm
プラグインを次にコピーします。
/omd/sites/[site name]/local/share/check_mk/notifications/(OMD バージョンを使用している場合)
/usr/share/check_mk/notifications(スタンドアロン バージョンを使用している場合)
Checkmk で統合を設定する
Checkmk で統合を設定するには、次の手順を実行します。
Checkmk で、[WATO Configuration (WATO の設定)] ボックスの左下にある [ユーザー] を選択します。
上部の [新規ユーザー] を選択します。
この新規ユーザーのユーザー名と氏名を入力します。
[認証] 部分を空白のままにして、[このアカウントへのログインを無効にする] をオンにします。
[ロール] の [通常の監視ユーザー] を選択します。
保存 を選択します。
新しいユーザーを作成すると、「ユーザー」ページに再度リダイレクトされます。
新規作成したユーザーの [アクション] 列の下にある通知ボタンを選択します。
上部にある [新規ルール] を選択します。
[説明] には JSM と入力します。
[通知方法] で [JSM] を選択します。
注:Checkmk の問題により、2 つのエントリが表示されます。Call with forwarding parameters を尋ねるものが正しいです。API key と尋ねるものは使用しないでください。先ほどコピーした API URL を、[次のパラメーターで呼び出す:combobox] にあるテキストボックスにコピーします。
保存 を選択します。
保存後、[WATO Configuration (WATO の設定)] ボックスの左下にある [メイン メニュー] を選択します。
上部にある「# 変更」というラベルの付いたオレンジ色のボタンを選択します。
新しく開いたページの上部にある [変更をアクティブ化] を選択します。
Checkmk プラグインからの Webhook メッセージの例
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