Jira Service Management の管理者向けの利用開始ガイド
最初に、Jira Service Management の使用を開始する方法を確認します。
JQL では、特定のフィールドの値を検索できます。Jira の各フィールドには、対応する JQL 名があります。カスタム フィールドを作成した場合は、そのフィールドに名前を付けるように求められます。
句では、フィールドの後に演算子、その後に 1 つ以上の値 (または関数) が続きます。演算子はフィールドの値を右側の 1 つ以上の値または関数と比較して、true となる結果のみが句によって取得されます。JQLでは 2 つのフィールドを比較できません。
特定の対象バージョンに割り当てられた課題を検索します。検索条件にはバージョン名またはバージョン ID (Jira がバージョンに自動的に割り当てる番号) を使用できます。バージョン名で検索するよりも、バージョン ID で検索することをおすすめします。これは、異なるプロジェクトで同じ名前を使用している可能性があるためです。また、Jira 管理者がバージョン名を変更した場合、その名前に依存している保存済みのフィルターが使用できなくなる可能性がありますが、バージョン ID は一意であり、変更されることはありません。
構文 | 1
affectedVersion |
---|---|
フィールド タイプ | VERSION |
オートコンプリート | はい |
サポートされる演算子 | = , != , > , >= , < , <= |
サポートされない演算子 | ~ , !~ |
サポートされる関数 | = および != 演算子と共に使用する場合、このフィールドは以下をサポートします。
IN および NOT IN 演算子と共に使用する場合、このフィールドは以下をサポートします:
|
例 |
|
Jira Service Management でのみ使用します。
承認済みまたは承認待ちのリクエストを検索します。この検索はユーザーによってさらに細かく設定できます。
構文 | 1
approvals |
---|---|
フィールド タイプ | USER |
オートコンプリート | いいえ |
サポートされる演算子 | = |
サポートされない演算子 | ~ , != , !~ , > , >= , < , <= |
サポートされる関数 |
|
例 |
|
特定のユーザーに割り当てられた課題を検索します。検索条件にはユーザーのフルネーム、ID またはメール アドレスを使用できます。
構文 | 1
assignee |
---|---|
フィールド タイプ | USER |
オートコンプリート | はい |
サポートされる演算子 | = , != 注意: 比較演算子 (例: ">") は、数値やアルファベット順ではなくプロジェクト管理者が設定したバージョン順を使用します。 |
サポートされない演算子 | ~ , !~ , > , >= , < , <= |
サポートされる関数 | IN および NOT IN 演算子と共に使用する場合、このフィールドは以下をサポートします:
EQUALS または NOT EQUALS 演算子と共に使用する場合、このフィールドは以下をサポートします:
|
例 |
|
添付ファイルがある、または添付ファイルがない課題を検索します。
構文 | 1
attachments |
---|---|
フィールド タイプ | ATTACHMENT |
オートコンプリート | はい |
サポートされる演算子 | IS, IS NOT |
サポートされない演算子 | =, != , ~ , !~ , > , >= , < , <= IN, NOT IN, WAS, WAS IN, WAS NOT, WAS NOT IN, CHANGED |
サポートされる関数 | なし |
例 |
|
特定のカテゴリー内のプロジェクトに所属する課題を検索します。
構文 | 1
category |
---|---|
フィールド タイプ | CATEGORY |
オートコンプリート | はい |
サポートされる演算子 | =, != |
サポートされない演算子 | ~ , !~ , > , >= , < , <= WAS, WAS IN, WAS NOT, WAS NOT IN, CHANGED |
サポートされる関数 | なし |
例 |
|
Jira Service Management でのみ使用します。
変更リクエストに使用されている変更ゲーティングのタイプを検索します。「Tracked-only」のリクエストは、変更管理プロセスとは別に設けられている統合によって生成されます。これらのツールでは、承認や変更のゲーティング戦略は考慮されません。「Tracked-only」の変更リクエストは、記録保持の目的にのみ使用されます。
構文 | 1
change-gating-type |
---|---|
フィールド タイプ | TEXT |
オートコンプリート | はい |
サポートされる演算子 | = , != IS, IS NOT, IN, NOT IN |
サポートされない演算子 | ~ , !~ , > , >= , < , <= WAS, WAS IN, WAS NOT, WAS NOT IN, CHANGED |
サポートされる関数 | なし |
例 |
|
Jira テキスト検索構文によって、コメントに特定のテキストを含む課題を検索します。
構文 | 1
comment |
---|---|
フィールド タイプ | TEXT |
オートコンプリート | いいえ |
サポートされる演算子 | ~ , !~ |
サポートされない演算子 | = , != , > , >= , < , <= |
サポートされる関数 | なし |
例 |
|
プロジェクトの特定のコンポーネントに割り当てられた課題を検索します。検索条件にはコンポーネント名またはコンポーネント ID (Jira がバージョンに自動的に割り当てる番号) を使用できます。
注意: コンポーネント名ではなくコンポーネント ID で検索することをおすすめします。異なるプロジェクトに同じ名前のコンポーネントがある場合、コンポーネント名で検索すると、複数のプロジェクトから課題が返される可能性があります。また、Jira 管理者がコンポーネント名を変更すると、その名前に依存している保存済みのフィルターが使用できなくなる可能性がありますが、コンポーネント ID は一意であり、変更されることはありません。
構文 | 1
component |
---|---|
フィールド タイプ | COMPONENT |
オートコンプリート | はい |
サポートされる演算子 | = , != |
サポートされない演算子 | ~ , !~ , > , >= , < , <= WAS, WAS IN, WAS NOT, WAS NOT IN, CHANGED |
サポートされる関数 | IN および NOT IN 演算子と共に使用する場合、コンポーネントは以下をサポートします:
|
例 |
|
特定の日付 (または日付範囲)、またはその前後に作成された課題を検索します。時間コンポーネントが指定されていない場合、深夜 0 時と想定されます。検索結果は設定したタイムゾーン (既定では Jira サーバーのタイムゾーン) に対して相対的なものとなります。
以下の形式のいずれかを使用:
"yyyy/MM/dd HH:mm"
"yyyy-MM-dd HH:mm"
"yyyy/MM/dd"
"yyyy-MM-dd"
"w" (週)、"d" (日)、"h" (時間) または "m" (分) を使用して、現在の時刻に対する相対的な日付を指定することもできます。既定は "m" (分) です。引用符 (") を使用する必要があることにご注意ください。引用符を省略した場合、入力した数字はエポック (1970-1-1) のミリ秒後と解釈されます。
構文 | 1
created |
---|---|
エイリアス | 1
createdDate |
フィールド タイプ | DATE |
オートコンプリート | いいえ |
サポートされる演算子 | = , != , > , >= , < , <= IS , IS NOT , IN , NOT IN |
サポートされない演算子 | ~ , !~ WAS, WAS IN, WAS NOT, WAS NOT IN, CHANGED |
サポートされる関数 | EQUALS、NOT EQUALS、GREATER THAN、GREATER THAN EQUALS、LESS THAN、 LESS THAN EQUALS 演算子と共に使用する場合、このフィールドは以下をサポートします:
|
例 |
|
特定のユーザーが作成した課題を検索します。ユーザーの氏名、ID、またはメール アドレスで検索できます。課題の作成者は変更されないため、過去の作成者は検索できないことにご注意ください (例: WAS)。その他のオプションについては「報告者」をご参照ください。
構文 | 1
creator |
---|---|
フィールド タイプ | USER |
オートコンプリート | はい |
サポートされる演算子 | = , != |
サポートされない演算子 | ~ , !~ , > , >= , < , <= CHANGED, WAS, WAS IN, WAS NOT, WAS NOT IN |
サポートされる関数 | IN および NOT IN 演算子と共に使用する場合、このフィールドは以下をサポートします:
EQUALS または NOT EQUALS 演算子と共に使用する場合、このフィールドは以下をサポートします:
|
例 |
|
Jira 管理者が 1 つ以上のカスタム フィールドを作成している場合にのみ使用できます。
特定のカスタム フィールドに特定の値が入力された課題を検索します。検索にはカスタム フィールド名またはカスタム フィールド ID (例: Jira がカスタム フィールドに自動的に割り当てた番号) を使用できます。
注意: カスタム フィールド名ではなくカスタム フィールド ID で検索することをおすすめします。カスタム フィールドの名前が Jira の組み込みのシステム フィールドと同じ場合、Jira はカスタム フィールドではなくシステム フィールドで検索を実行します。また、Jira 管理者がカスタム フィールド名を変更すると、その名前に依存している保存済みのフィルターが使用できなくなる可能性がありますが、カスタムフィールド ID は一意であり、変更されることはありません。
構文 | 1
CustomFieldName |
---|---|
エイリアス | 1
cf[CustomFieldID] |
フィールド タイプ | カスタム フィールドの設定によって異なる "Text" タイプのカスタム フィールドでは、Jira テキスト検索構文を使用できます。 |
オートコンプリート | タイプ ピッカー、グループ ピッカー、選択、チェックボックス、ラジオ ボタン フィールドのカスタム フィールドで利用できます。 |
サポートされる演算子 | カスタム フィールドの種類に応じて、サポートされる演算子も異なります。 |
サポートされる演算子: | = , != , > , >= , < , <= |
サポートされない演算子: | ~ , !~ WAS, WAS IN, WAS NOT, WAS NOT IN, CHANGED |
サポートされる演算子: | = , != |
サポートされない演算子: | ~ , !~ , > , >= , < , <= WAS, WAS IN, WAS NOT, WAS NOT IN, CHANGED |
サポートされる演算子: | ~ , !~ |
サポートされない演算子: | = , != , > , >= , < , <= IN , NOT IN , WAS, WAS IN, WAS NOT, WAS NOT IN, CHANGED |
サポートされる演算子: | = , != |
サポートされない演算子: | ~ , !~ , > , >= , < , <= WAS, WAS IN, WAS NOT, WAS NOT IN, CHANGED |
サポートされる関数 | カスタム フィールドの種類に応じて、サポートされる関数も異なります。 |
サポートされる関数: | EQUALS、NOT EQUALS、GREATER THAN、GREATER THAN EQUALS、LESS THAN または LESS THAN EQUALS 演算子と共に使用する場合、このフィールドは以下をサポートします:
|
サポートされる関数: | バージョン ピッカー フィールド: IN と NOT IN の各演算子を併用する際に、このフィールドは次をサポートします。
|
例 |
|
Jira Service Management でのみ使用します。
特定のリクエスト タイプのリクエストを検索します。リクエスト タイプの設定画面で設定したリクエスト タイプの名前または説明で検索できます。