アラート プロパティを使用する
この記事では、Jira Service Management Cloud の一部のお客様に段階的に展開されている、Jira Service Management でネイティブに利用できる新しいアラート機能を取り上げています。ご利用のサイトにはまだ表示されていないか、利用できない可能性があります。
Jira Service Management はデータを解析して、豊富で有益なアラートを作成します。カスタム アラート プロパティを使用して、アラートとアラート条件を調整できます。
ドラッグ可能なアラート プロパティ
ドラッグ可能なアラート プロパティは、十分な情報に基づくアラートを作成/管理するための重要なデータを提供します。統合フレームワークは、統合アプリ固有のさまざまなアラート プロパティを提供します。カスタム アラート プロパティは、アラート フィールドだけでなく、統合アクションのフィルターにも使用できます。フィルターでは、条件のドロップダウンでカスタム アラート プロパティを選択できます。アラートのプロパティでは、カスタム アラート プロパティを適切なアラート フィールドにドラッグできます。
Jira Service Management では、二重の中括弧で囲まれた式がカスタム アラート プロパティとして解釈されます。カスタム データは、Jira Service Management に送信されるすべての通知に入力されます。たとえば、誰かが Jira で課題を作成して、要約として "これは要約です" と入力したとします。Jira Service Management の Jira 統合を使用すると、"アラートの作成" アクションのメッセージ用の "[Jira] {{summary}}" によって、"[Jira] これは要約です" というメッセージを含むアラートが作成され、ユーザーに通知されます。これを実行するには、{{summary}} をメッセージにドラッグするだけです。課題が作成されると、Jira Service Management に自動で通知が届き、課題の要約を示すメッセージを含むアラートが作成されます。
静的テキストとカスタム アラート プロパティは混在可能です。上記の例では、「[Jira] {summary}」の「[Jira]」は静的であり、新しいアラートが作成されるたびにメッセージの先頭に表示されます。"{summary}" はアラートごとに異なる可能性があります。
Webhook URL、ペイロード、ヘッダーの生のパラメーターを使用する
Webhook から URL パラメーターまたは http ペイロード パラメーターをアラートに直接挿入できます。たとえば、統合アプリの Webhook ペイロードで timestamp という名前の変数を Jira Service Management に送信するとします。しかし、設定ページでは timestamp をドラッグ可能なプロパティとして利用できません。それでも timestamp をアラートに使用する必要がある場合は、入力フィールドに {{_payload.timestamp}}
を追加します。
ネストされたペイロード変数にもアクセスできます。次の例のように、_payload.issue.fields.environment を使用して Webhook の http 本文にある次の値にアクセスすることもできます。
{
"issue" : {
"fields" : {
"environment" : "env_val"
}
}
}
Webhook の URL クエリ パラメーターには、{{_url.param}}
を介してアクセスできます (param はパラメーター キーです)。Webhook URL にカスタム パラメーターを追加して、アラートに挿入できます。たとえば、Jira Service Management の Google Cloud Operations Suite 統合を使用していると仮定します。ここでは、ご自身が多くのプロジェクトを監視しており、すべてのアラートに対して 1 つの統合を使用したいと考えているとしましょう。どのアラートがどのドメインに属しているかを区別する必要がある場合は、projects.alert ごとにカスタム パラメーターを使用できます。
Google Cloud Operations Suite 統合の Webhook URL にカスタム パラメーターを追加できます (例: m1=val1、統合設定で {{_url.param1}}
を挿入するとアクセス可能)。{{_headers.param}}
を介して Webhook リクエストのヘッダーも利用できます (param はヘッダーの名前)。アラート フィールドでは、リクエストのすべてのヘッダーを使用できます。
メールベースの統合では、アラート フィールドで {_headers.PARAM1} と {_headers.IMPORTANCE} の表記を介してメールのヘッダーを使用できます。キーには大文字を使用してください。
アラート フィールドをさらに制御するために、アラート プロパティで文字列処理メソッドを使用できます。たとえば、統合に「メモの追加」アクションがあり、メモが「note: {comment_body.substringAfter("is")}」として設定されているとします。
統合アプリで誰かが課題へのコメントとして「This is the comment」を追加すると、対応するアラートに「note: the comment」というテキストを含むメモが追加されます。文字列処理メソッドの詳細をご確認ください。
アラート プロパティをサポートしない統合
API
Apica
appsignal-v2
Atatus
blue-matador
CircleCI
cloudspoint
Consul
Detectify
DNSCheck
DripStat
Dynatrace
grafana-v2
Graylog
Humio
Instana
jec
Kapacitor
Logstash
Loom
nagios-legacy
nagios-xi-legacy
OEC
OpsDash
Prometheus
Riemann
Rigor
sematext-spm
Sensu
Sentry
servicenow-legacy-v1
signal-sciences
signalfx-v2
solarwinds-db-performance-monitor
stack-storm
Thundra
Tideways
trace-by-risingstack
track-it
uptime-project
whatsup-gold
Workato
xl-release
Xmpp
Zapier
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