監査ログとは

運用を管理するチームの監査ログは、IT 管理者とアトラシアン サポート チームが設定変更に関連する統合や問題をトラブルシューティングするのに役立ちます。

監査ログにアクセスできるのは、組織管理者と製品管理者のみです。チーム管理者である場合は、組織管理者または Jira 管理者に連絡してアクセスしてください。ただし、チーム管理者は、自分のチームの統合に関するログにアクセスできます。

監査ログは、統合や設定の更新に関連するすべての受信データを確認する場合や、オペレーションを管理しているチームの統合に問題がある場合に確認する最適な情報です。

統合データ フローのトラブルシューティングは次のパターンに従って実行されます。

• 問題が発生したシステムのログをチェックして、リクエストが行われたことを確認します。

• 監査ログをチェックして、リクエストが受信されたことを確認します。

• リクエストが受信された場合は、その処理方法を調べます。

• リクエストが受信されなかった場合は、送信側の設定を確認します。

監査ログは既定で 180 日間保持されます。

監査ログを理解する

監査ログは、アクティビティとその結果に関する重要な情報を記録して提供します。それらは大きく 2 つのグループに分類され、さらにサブカテゴリに分類されます。

ログ カテゴリ

ログ カテゴリは、そのレコードが通知、アラート、統合などに関連するかどうかを示します。

Jira Service Management システムアクション: システムによるアクション (受信データと自動化) に関する情報をキャプチャします。

Jira Service Management ユーザー アクション: 次の分野でのユーザーによるアクティビティに関する情報をキャプチャします。たとえば、製品または統合レベルでの設定変更、プロジェクト設定、アセット (グローバル スキーマ、参照、ステータス、アイコン) などです。次のリストはすべてを網羅したものではありませんが、対象となる内容がわかります。

• 警告

• API

• 連携

• emails

• Heartbeat

• 通知

• オンコールスケジュール

アクティビティは、これらのエンティティのいずれかに関連して実行される作成/変更/削除のアクションである可能性があります。

ログ カテゴリ

ログ レベル

監査ログには以下の 3 つのログ レベルがあります。

• 情報 (「デバッグ」と「トレース」を含む): 最も詳細なログ。環境内で大まかに何が起こっているかを示します。

• 警告: 既定のレベル。問題が起きた可能性を示すか、管理者が関心を持つ可能性のあるその他のメッセージです。

• エラー (「重大」を含む): 最低限のログ。環境内で問題が起きたことを示します。

ログの属性と例

次の表は、各ログ エントリが構成する主なログ属性の一覧とそれぞれの例を示しています。

属性	例
タイムスタンプとタイムゾーン	Mar 08, 2023 16:24 GMT+5:30 (2023 年 3 月 8 日 16:24 GMT+ 5:30)
カテゴリー	統合、アラート、設定の変更
アクティビティの要約	[outgoing][alert] Received integration request with event ID: [a4a89a81-386c-489b-a897-a1bd72035884], but there are integration(s) that are turned off. ([送信] [アラート] イベントID [a4a89a81-386c-489b-a897-a1bd72035884] の統合リクエストを受け取りましたが、オフになっている統合があります。) [alertAction] User [xyz@mysite.com] is added as a responder via web. ([AlertAction] ユーザー [xyz@mysite.com] がウェブ経由で対応者として追加されました。)
ログ レベル	情報 警告 エラー
JSON 形式のログ