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New Relic ワークフローと統合する

この記事では、Jira Service Management Cloud の一部のお客様に段階的に展開されている、Jira Service Management でネイティブに利用できる新しいアラート機能を取り上げています。ご利用のサイトにはまだ表示されていないか、利用できない可能性があります。

2023 年現在の New Relic の新ロゴ

統合でできるようになること

Jira Service Management では、New Relic ワークフローとのネイティブ統合を利用できます。この統合を使用して、New Relic の課題を詳細情報とともに Jira Service Management API に送信します。Jira Service Management は New Relic 課題のディスパッチャーとして機能し、オンコール スケジュールに基づいて通知する適切な担当者を決定します。メール、テキスト メッセージ (SMS)、電話、iPhone、Android のプッシュ通知によって通知し、アラートが確認されるかクローズされるまでアラートをエスカレートします。

このドキュメントでは、Jira Service ManagementNew Relic から受信するデータの統合と詳細を設定する方法について説明します。

統合による機能

  • New Relic ワークフローでアラートが作成されると、統合により Jira Service Management でもアラートが自動的に作成されます。

  • New Relic ワークフローでアラートがクローズされると、統合により関連するアラートも Jira Service Management で自動的にクローズされます。

  • New Relic ワークフローでアラートが承認されると、統合により Jira Service Management でも関連するアラートが自動的に承認されます。

統合をセットアップする

New Relic は API ベースの統合です。設定は次の手順で行います。

  • Jira Service ManagementNew Relic 統合を追加する

  • New Relic で統合を設定する

New Relic 統合を追加する

双方向統合は Free プランと Standard プランではサポートされていません。他のすべての統合は FreeStandard でチーム レベルでサポートされています。ただし、送信統合を機能させるには、上位のプランにアップグレードする必要があります。Settings (歯車アイコン) > Products (Jira 設定の下) > OPERATIONS からサイト レベルで統合を追加できるのは、Premium プランと Enterprise プランのみです。

統合をチームの運用ページから追加すると、そのチームが統合の所有者になります。つまり、Jira Service Management は、この統合を通じて受信したアラートをチームにのみ割り当てます。

Jira Service ManagementNew Relic 統合を追加するには、次の手順に従います。

  1. チームのオペレーション ページに移動します

  2. 左側のナビゲーション パネルで、[統合]、[統合を追加] の順に選択します。

  3. 検索を実行して「New Relic」を選択します。

  4. 次の画面で、統合の名前を入力します。

  5. オプション: 特定のチームが統合からのアラートを受信するようにする場合は、[Assignee team (担当者チーム)] のチームを選択します。

  6. [続行] を選択します。
    この時点で、統合が保存されます。

  7. [統合を設定するステップ] セクションを展開して、エンドポイント URL をコピーします。
    この URL は、後ほど New Relic で統合を設定する際に使用します。

  8. [統合をオンにする] を選択します。
    統合のために作成したルールは、統合をオンにした場合にのみ機能します。

New Relic で統合を設定する

New Relic で統合を設定するには、次の手順を実行します。

  1. New Relic アカウントのサイドメニューから [アラート & AI] を選択します。

  2. [宛先] を選択します。

  3. Webhook の宛先を作成します。

  4. Webhook の名前を入力します。

  5. さきほどコピーした URL を [Endpoint URL (エンドポイント URL)] に貼り付けます。

  6. [アラート & AI] から [ワークフロー] を選択して、新しいワークフローを作成します。
    先ほど作成した Webhook の宛先を使用します。

  7. Webhook のペイロード テンプレートで New Relic のペイロードをテストします。
    New Relic のペイロード テンプレートについては、次のセクションをご参照ください。

  8. [メッセージを更新] を選択します。

  9. [ワークフローを有効化] を選択します。
    ワークフローが New Relic で有効になっているか、ご確認ください。

New Relic ペイロード テンプレート

New Relic で新しいワークフローを作成する際に使用するペイロード テンプレート

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 { "tags": "tag1,tag2", "teams": "team1,team2", "recipients": "user1,user2", "payload": { "condition_id": {{json accumulations.conditionFamilyId.[0]}}, "condition_name": {{json accumulations.conditionName.[0] }}, "current_state": {{#if issueClosedAtUtc}} "closed" {{else if issueAcknowledgedAt}} "acknowledged" {{else}} "open"{{/if}}, "details": {{json issueTitle}}, "event_type": "Incident", "incident_acknowledge_url": {{json issueAckUrl }}, "incident_api_url": "N/A", "incident_id": {{json issueId }}, "incident_url": {{json issuePageUrl }}, "owner": "N/A", "policy_name": {{ json accumulations.policyName.[0] }}, "policy_url": {{json issuePageUrl }}, "runbook_url": {{ json accumulations.runbookUrl.[0] }}, "severity": {{#eq "HIGH" priority}} "WARNING" {{else}}{{json priority}} {{/eq}}, "targets": { "id": {{ json entitiesData.entities.[0].id }}, "name": {{ json entitiesData.entities.[0].name }}, "type": "{{entitiesData.entities.[0].type }}", "product": "{{accumulations.conditionProduct.[0]}}" }, "timestamp": {{#if closedAt}} {{ closedAt }} {{else if acknowledgedAt}} {{ acknowledgedAt }} {{else}} {{ createdAt }} {{/if}} } }

New Relic から送信される JSON ペイロードの例

サンプル ペイロード (JSON 形式)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 { "tags": "tag1,tag2", "teams": "team1,team2", "recipients": "user1,user2", "payload": { "condition_id": 1, "condition_name": "test condition", "current_state": "open", "details": "CPU > 50% for 5 minutes", "event_type": "INCIDENT", "incident_acknowledge_url": "http://localhost/incident/1/acknowledge", "incident_api_url": "http://localhost/api/incident/1", "incident_id": 1, "incident_url": "http://localhost/incident/1", "owner": "John Doe", "policy_name": "test policy", "policy_url": "http://localhost/policy/1", "runbook_url": "http://localhost/runbook/url", "severity": "CRITICAL", "targets": [ { "id": "12345", "link": "http://localhost/target/12345", "name": "Test Target", "labels": [ "production", "hostname" ], "type": "Server", "product" : "productName" } ], "timestamp": 123456789000 } }

Jira Service Management によって解析されるペイロード (JSON 形式)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 [ "owner" : "John Doe", "severity" : "CRITICAL", "policy_url" : "http://localhost/policy/1", "teams" : [ "team1", "team2" ], "target_name" : "Test Target", "target_type" : "Server", "policy_name" : "test policy", "incident_url" : "http://localhost/incident/1", "incident_acknowledge_url" : "http://localhost/incident/1/acknowledge", "tags" : [ "tag1", "tag2" ], "event_type" : "INCIDENT", "incident_id" : "1", "target_link" : "http://localhost/target/12345", "runbook_url" : "http://localhost/runbook/url", "recipients" : [ "user1", "user2" ], "target_labels" : [ "production", "hostname" ], "details" : "CPU > 50% for 5 minutes", "state" : "open", "condition_name" : "test condition", "target_product" : "productName", "timestamp" : "123456789000" ]

 

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