Jira Service Management の管理者向けの利用開始ガイド
最初に、Jira Service Management の使用を開始する方法を確認します。
Jira Service Management のアセット ダッシュボードは、アセットと設定データに関するインサイトを提供するために設計された包括的なプラットフォームです。あらかじめ設定されたさまざまなチャートで、オブジェクト、オブジェクトが関連する課題と所属するプロジェクト、およびそれぞれの使用時間を視覚的に表すことができます。
アセットのデータがダッシュボードに反映されるまで、少なくとも 30 分の遅延が生じる可能性があります。
この閲覧のみのレポートにアクセスできるのは Jira 管理者だけです。アセットのレポートは、Jira Service Management のすべての Premium ユーザーと Enterprise ユーザーが利用できます。
アセットのレポートにアクセスする方法は以下のとおりです。
プロジェクトの [アセット] に移動する
ページの上部にある [レポート] を選択します。
ダッシュボードは 4 つのレポートに分かれています。各レポートには、選択したフィルターに従ってデータを視覚化するチャートが含まれています。レポートの受信登録を行って最新情報をメールで受け取ったり、現在のフィルターを新しいレポートとして保存して後で使用したり、ダウンロード可能な PDF や CSV としてレポートをエクスポートしたりすることもできます。
このガイドでは、上記を実行する方法、各フィルターとそれらが制御するチャートの使用方法について説明し、推奨使用例をいくつか紹介します。各レポートには、画面左側のナビゲーション バーからアクセスできます。
受信登録を行うことで、レポートの最新情報をメールで受け取ることができます。登録者には、最新情報が記載されたメールが定期的に届くようになります。この配信登録には関係者を追加することもできるため、レポートを手動で共有する必要はありません。必要に応じて、最新情報の定期的な受信をオン/オフにしてください。
アセットのレポートに関する最新情報を受け取る方法は以下のとおりです。
メールを受信するレポートに移動します。
右上の アイコンを選択してから [サブスクリプションを追加] を選択します。
これで、チームのニーズに合わせてサブスクリプション設定をセットアップできます。
Name: サブスクリプションの名前
Frequency: サブスクリプションを送信する頻度
Day of week: サブスクリプションを送信する曜日。[Frequency] が [Weekly] に設定されている場合のみ設定できます。
Day of month: サブスクリプションを送信する毎月の日付。[Frequency] が [Monthly] に設定されている場合にのみ設定できます。
Hour of day: サブスクリプションを送信する時刻 (UTC 時間)
サブスクリプション コントロール: コントロールに特定の値を設定してサブスクリプションをカスタマイズします
Format: PDF、CSV、または両方
Include inline image: ダッシュボードの画像をサブスクリプションに追加する場合に選択します。
Subscription recipients (サブスクリプション受信者): サブスクリプションを受け取るユーザーを追加します。サブスクリプション受信者には、ダッシュボードへのアクセス権が必要です。
追加 を選択します 。
ダッシュボード サブスクリプションの詳細はこちらをご確認ください。
設定したグローバル フィルターとチャート レベルのフィルターを維持したまま、後で使用するためにレポートを保存することもできます。
レポートを保存する方法は以下のとおりです。
保存するレポートに移動します。
画面右上の [保存] を選択してレポートの名前を入力します。
[保存] を選択します。
レポートの名前を変更するには、レポートの上部にある名前を選択して、新しい名前を入力し、 アイコンを選択します。
フィルターを変更して保存する場合は、右上の [更新] を選択します。
不要になったレポートは削除できます。
レポートを削除するには:
削除するレポートに移動します。
レポート名の右側にある アイコンを選択します。
レポートを削除しても、そのレポートに添付されているサブスクリプションは残っているため、個別に削除する必要があります。
サブスクリプションを削除するには、左側のサイドバーから既定のレポートを選択し、スケジュール アイコン () を選択してから、削除対象のサブスクリプションの横にある削除アイコン () を選択します。
レポートをエクスポートして、PDF または CSV としてダウンロードできます。
レポートをエクスポートするには、次の手順に従います。
エクスポートするレポートに移動します。
右上の アイコンを選択します。
[PDF でダウンロード] または [CSV でダウンロード] のいずれかを選択します。
これらのフィルターは最上位のフィルターであるため、レポート内の他のすべてのチャートに適用されます。たとえば、ノートパソコン、ソフトウェア、サーバーなどに関するチームのすべての情報を保存する IT 部門のスキーマなどです。
このレポートは、特定の属性を持つオブジェクトの数に関するインサイトを提供します。
マネージャーは、このレポートとチャートを使って、特定の場所にあるノートパソコン (オブジェクト) の数と、ステータス属性が「使用中」になっているものの数を確認できます。
「オブジェクト (属性別)」レポートには、次のチャートが含まれています。
属性別のオブジェクト数 - 結果をグループ化して、選択した属性タイプに基づいてすべての属性値を集計した数を表示します。
「オブジェクト属性の詳細」チャートでは、選択したオブジェクト タイプ属性に関連する特定の属性値を調べることができます。
このレポートでは、オブジェクトにリンクされた課題に関するインサイトを提供します。
プロジェクト マネージャーは、このチャートを使用して、課題に関連することが多く、さらなる注意や置換が必要になる可能性のあるオブジェクトを特定できます。
「課題別のオブジェクト」レポートには、次のチャートが含まれています。
オブジェクトにリンクされた課題 - 選択したオブジェクト タイプ属性のオブジェクトにリンクされている課題の数を示します。
オブジェクト別の課題 - 選択したオブジェクト タイプ属性にリンクされているすべての課題が表示されます。
このレポートは、作成日に基づいて、一定期間にわたるオブジェクトに関するインサイトを提供します。
技術者はこのチャートを使用して、特定のオブジェクトに関連するすべての課題の全体像を把握できます。
「継続的なオブジェクトの追跡」レポートには、次のチャートが含まれています。
作成されたオブジェクト数 - 「Filters for all reports(すべてのレポートのフィルター)」セクションで選択したオブジェクト タイプの選択した期間に作成されたオブジェクトの総数を表示します。この数字は累計です。
オブジェクトの数 - 上で選択した「object date type attributes(オブジェクト日付タイプ属性)」フィルターに基づいて、オブジェクトの総数が日付属性別に時系列で示されます。
このレポートでは、時間の経過に伴う属性の変化に関するインサイトを提供します。
システム管理者は、このチャートを使用して、(「Available disk space(利用可能なディスク容量)」などの)属性の経時的な変化を追跡できます。
「継続的なオブジェクトの追跡」レポートには、次のチャートが含まれています。
継続的な属性値の追跡 - 特定の期間における属性の変化を分析できます。
オブジェクト タイプ属性の比較 - オブジェクト タイプのさまざまな属性を比較できます。
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