Jira Service Management の管理者向けの利用開始ガイド
最初に、Jira Service Management の使用を開始する方法を確認します。
この機能を使用するには、次の手順を実行します。
サービス プロジェクトで、[プロジェクト設定] > [機能] の順に選択します。次に、[カスタマー プロファイルと組織プロファイル] をオンにします。
カスタマー サービス管理機能は、エージェントが重要な意思決定を行うための、カスタマーに関する可視性とコンテキストを提供します。各組織やカスタマーの詳細な情報が記載された専用のプロファイル ページでは、より多くの情報に基づいた JQL クエリを作成することで、チームがニーズに合ったキューや SLA を簡単に作成/変更できます。これによって、エージェントは必要に応じて柔軟に重要な情報やコンテキストを確認できます。
サポート チームが個々のカスタマーに固有のニーズや懸念を理解できるため、カスタマー コンテキストは非常に重要です。ニーズや懸念を理解することで、サポート チームはよりパーソナライズされた効果的なサポートを提供することができます。
カスタマー サービス管理を有効にすると、カスタマーごとに固有のプロファイル ページが作成され、既存のカスタマー概要ページに追加されます。カスタム詳細フィールドは管理者が作成および追加でき、その詳細情報はエージェントが入力できます。
カスタマー サービス管理機能を有効にすると、組織の概要ページが組織ごとに作成されます。組織の概要ページには、プロジェクトに含まれるすべての組織、そのドメイン、組織に関連付けられたリクエストへのリンクが記載されたリストが表示されます。この概要ページでは、すべてのカスタマーの組織をより適切に把握でき、管理者が組織の詳細を迅速に検索、フィルタリング、編集できます。組織を選択すると、その組織に関する編集可能な情報と、組織内のカスタマー リストが含まれる詳細ページが表示されます。
管理者は、組織の詳細ページに表示される詳細フィールドのタイプを追加/編集できます。また、エージェントは、それらのフィールドのテキストを編集できます。
カスタマーと組織の詳細フィールドは、Jira クエリ言語 (JQL) でクエリできます。クエリを使用することで、キューの作成、SLA の設定、レポートの生成、自動化の設定を実行できます。
構文: customerDetail( )
サポートされているフィールド: タイプが担当者、報告者、投票者、ウォッチャー、カスタム フィールドのユーザー
サポートされている演算子: IN , NOT IN
サポートされていない演算子: = , != , ~ , !~ , > , >= , < , <= IS , IS NOT , WAS , WAS IN , WAS NOT IN, WAS NOT , CHANGED
APAC 地域のカスタマーから報告されたすべてのリクエストのキューを作成する:
reporter in customerDetail("Region", "APAC")
技術担当者ではないカスタマーから報告されたすべてのリクエストのキューを作成する:
reporter not in customerDetail("Role", "Technical Contact")
構文: organizationDetail( )
サポートされているフィールド: 組織
サポートされている演算子: IN , NOT IN
サポートされていない演算子: = , != , ~ , !~ , > , >= , < , <= IS , IS NOT , WAS , WAS IN , WAS NOT IN, WAS NOT , CHANGED
APAC 地域の組織と共有されているすべてのリクエストのキューを作成する:
organizations in organizationDetail("Region", "APAC")
プラチナ サポート レベルではない組織と共有されているすべてのリクエストのキューを作成する:
organizations not in organizationDetail("Support level", "Platinum")
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