Jira Service Management の管理者向けの利用開始ガイド
最初に、Jira Service Management の使用を開始する方法を確認します。
Jira Service Management Cloud はビルトイン プロセッサーを使用して、メールによる課題リクエストを受信および処理します。送信者は、Jira Service Management Cloud で作成された課題の作成、表示、コメントや添付ファイルの追加、または課題のトランジションを実行するためのライセンスを持っている必要はありません。
Jira Service Management Cloud プロセスでは、メールを 3 段階で処理します。メールのプル機能でサービス プロジェクトに関連付けられた受信トレイからメールを取得し、取得したメールをメールのプロセス機能でフィルタリングし、自動返信やスパムを削除します。次に、データベース クリーナーで古いメールをデータベースから削除します。メールを受信および処理するための Jira の構成方法をご確認ください。
プル機能は、関連付けられた受信トレイから未読のメールを毎分取得し、メール データベースにコピーします。(添付ファイルを含め) 25 MB を超えるサイズのメールは取得されず、カスタム メール チャンネルまたは Atlassian が提供するメール チャンネルに送信されたかどうかに応じて、メールボックス内で未読のままになるか、送信者に戻されます。アカウントがシステムに接続される前に受信したメールは含まれません。
プロセス機能は、取得したメールからリクエスト以外のものをフィルターします。これを行うため、auto-generated ヘッダーの内容に基づいてメールをフィルターします。
自動返信では、auto-submitted ヘッダーにキーワード auto-generated、auto-replied、または auto-notified が含まれている場合、そのメールは除外されます。
一括メールでは、メール サーバーがスパムとしてマークしたメールは除外されます。
配信ステータス通知では、multipart/report ヘッダーに report-type-delivery-status が含まれている場合、または return-path ヘッダーのメール アドレスが null の場合、そのメールは除外されます。
Jira メールでは、ヘッダーに X-JIRA-FingerPrint が含まれているかどうかを確認することで、サイトから送信された Jira のメールを除外します。
2020 年 12 月 2 日以降に作成された無料の Jira Service Management Cloud サイトをご利用のお客様には、プロジェクトがスパムやフィッシング メールの送信に使われるのを防ぐために、DMARC による送信者認証を使用します。参加プロバイダーから送信されたメールは、送信者が主張している通りの者であることをプロバイダーが証明しない場合、プロジェクトが受信できなくなります。
DMARC 送信者認証に失敗した受信メールがあるかどうかを確認するには、メール処理ログを確認してください。
有料の Jira Service Management Cloud アカウントにアップグレードして、DMARC 送信者認証をオフにします。
既定では、データベース クリーナーによって、45 日前より古いすべてのメールがデータベースから削除されます。削除の間隔は、グローバル メール設定のページで、14 ~ 180 日の範囲で変更できます。
注: 32,767 文字を超えるメール メッセージは、リクエストまたはリクエスト内のコメントとして表示される際に切り捨てられます。
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