Jira Service Management の管理者向けの利用開始ガイド
最初に、Jira Service Management の使用を開始する方法を確認します。
ヘルプ チャンネルにアクセスするカスタマーは、手動で記事を検索したりリクエスト フォームを送信したりしなくても、必要なヘルプを迅速に取得できます。仮想サービス エージェントは、よくある質問への回答、リクエストの解決、エージェントの情報収集などを行います。チームの毎日の時間を節約できる可能性があります。
仮想サービス エージェントは生成人工知能を使用して、リンクされたナレッジ ベース スペースを検索し、その情報を要約してカスタマーの質問に答え、フォローアップの質問のためにコンテキストを記憶できます。また、情報を収集したり、適切なリクエスト タイプに転送したり、アクションを実行したりできる、制御されたターンバイターンの会話フローをカスタマーに案内することもできます。
カスタマーはいずれかのヘルプ チャンネルに質問や検索語を入力します。
仮想サービス エージェントの設定方法に応じて、クエリは Atlassian Intelligence による回答を使用して回答されるか、インテントと照合されます。
Atlassian Intelligence による回答が提供された場合、その回答で問題が解決したかどうかがカスタマーに尋ねられます。
インテントが一致した場合、仮想サービス エージェントはそのカスタマーにインテントの会話フローを案内します。会話フローで必要と判断された場合は、課題チケットが自動で作成され、人間のエージェントが対応します。それ以外の場合、仮想サービス エージェントはカスタマーの問題が解決されているかどうかを尋ねます。
カスタマーが「まだサポートが必要だ」と示した場合、仮想サービス エージェントは質問を言い換えるよう依頼するか、人間のエージェントが解決する課題の作成を提案します。
Atlassian Intelligence の回答、インテント、またはその両方を、仮想サービス エージェントの動作、プロジェクトのセットアップ方法、カスタマーが通常必要とするサポートの種類に応じて使用できます。
Atlassian Intelligence による回答では、生成 AI を使用することで、リンクされたナレッジ ベース スペース全体を検索し、カスタマーの質問に合わせてその情報を要約します。
各回答には、カスタマーがクリックして詳細を読むことができる引用元記事のリストに加え、関連するリクエスト フォームへのリンク (見つかった場合) が含まれています。
以下に当てはまる場合に Atlassian Intelligence による回答を使用します。
仮想サービス エージェントをできるだけ早く起動して実行したい
情報が最新の状態になっているナレッジ ベースがある、またはナレッジ ベースを作成する意向がある
生成 AI にナレッジ ベース記事の要約を任せても良いと思っている
Atlassian Intelligence による回答は、次のようなカスタマーの質問に最適です。
情報や手順を提供することでスピーディに解決できる
既存のナレッジ ベース記事に記載されている (または追加できる)
通常であれば人間のエージェントにエスカレーションする必要がない
Atlassian Intelligence による回答を使用するには、まず仮想サービス エージェントを設定してから、Atlassian Intelligence による回答を有効化します。
インテントは、仮想サービス エージェントがカスタマーのために解決をサポートできる特定の問題、質問、またはリクエストを表します。仮想サービス エージェントは、機械学習を使用してカスタマーのメッセージ内のインテントを検出し、検出されたインテントが正しいことを確認するように依頼します。確認後、 仮想サービス エージェント はその インテントに対応する会話フローを開始します。
会話フローは、通常の 1 対 1 の会話とよく似ています。仮想サービス エージェントが何かを言い、カスタマーの応答を待ち、その応答に対して返答します。適切に設計された会話フローでは、考え得るカスタマーの質問や反応を予測し、必要とされるサポートを確実に提供します。
以下に当てはまる場合にインテントを使用します。
ナレッジ ベース記事の要約を人工知能に任せたくない
仮想サービス エージェントがカスタマーに何を言うかをさらに制御したい
仮想サービス エージェントを使用して、エージェントのために課題をトリアージしたい
インテントは、次のようなカスタマーの質問に最適です。
カスタマーを特定の情報に誘導したり、リクエストを起票したりするために、何度も会話を交わす必要がある
解決には人間のエージェントが必要だが、最初に正しいリクエスト タイプにカスタマーをルーティングすれば人間のエージェントの負担が軽減される
人間のエージェントに引き継がれる前にカスタマーから情報を収集することで、よりスピーディに解決される
Web リクエストを使用して自動的に処理できるアクションを実行する必要がある
インテントを使用するには、まず仮想サービス エージェントを設定してから、最初のインテントを作成します。
仮想サービス エージェントが利用できるチャンネルについて詳しくご覧ください。
仮想サービス エージェントのセットアップ方法をご確認ください。
この内容はお役に立ちましたか?