Amazon EC2 Auto Scaling と統合する

この記事では、Jira Service Management Cloud の一部のお客様に段階的に展開されている、Jira Service Management でネイティブに利用できる新しいアラート機能を取り上げています。ご利用のサイトにはまだ表示されていないか、利用できない可能性があります。

統合でできるようになること

Amazon EC2 Auto Scaling は SNS を通じてスケール変更イベントの通知を送信します。Jira Service Management はこれらの通知のディスパッチャーとして機能して、オンコールスケジュールに基づいて適切な通知先を決定します。メール、テキストメッセージ (SMS)、電話、iPhone や Android のプッシュ通知によって通知して、アラートが承認されるかクローズされるまでアラートをエスカレートします。

統合による機能

Amazon EC2 Auto Scaling でアラートが作成されると、統合を通じて Jira Service Management でアラートが自動的に作成されます。

統合をセットアップする

Amazon EC2 Auto Scaling は API ベースの統合です。設定は次の手順で行います。

Jira Service Management で Amazon EC2 Auto Scaling 統合を追加する
Amazon EC2 Auto Scaling でサブスクリプションをセットアップする

Amazon EC2 Auto Scaling 統合を追加する

双方向統合は Free プランと Standard プランではサポートされていません。他のすべての統合は Free と Standard でチームレベルでサポートされています。ただし、送信統合を機能させるには、上位のプランにアップグレードする必要があります。Settings (歯車アイコン) > Products (Jira 設定の下) > OPERATIONS からサイトレベルで統合を追加できるのは、Premium プランと Enterprise プランのみです。

統合をチームの運用ページから追加すると、そのチームが統合の所有者になります。つまり、Jira Service Management は、この統合を通じて受信したアラートをチームにのみ割り当てます。

Jira Service Management で Amazon EC2 Auto Scaling 統合を追加するには、次の手順に従います。

チームのオペレーションページに移動します。
左側のナビゲーションパネルで、[統合]、[統合を追加] の順に選択します。
検索を実行して「Amazon EC2 Auto Scaling」を選択します。
次の画面で、統合の名前を入力します。
オプション: 特定のチームが統合からのアラートを受信するようにする場合は、[Assignee team (担当者チーム)] のチームを選択します。
[続行] を選択します。
この時点で、統合が保存されます。
[統合を設定する手順] セクションを展開して、Jira Service Management のエンドポイントと API キーを含む統合 URL をコピーします。
この URL は、後ほど Amazon EC2 Auto Scaling で統合を設定する際に使用します。
[統合をオンにする] を選択します。
統合のために作成したルールは、統合をオンにした場合にのみ機能します。

Amazon EC2 Auto Scaling でサブスクリプションをセットアップする

EC2 Auto Scaling でサブスクリプションを設定するには、次の手順に従います。

SNS トピックを作成します。Amazon SNS の使用を開始する方法をご確認ください。
Jira Service Management で統合を追加する際にコピーした URL をエンドポイントとして使用して、トピックに HTTPS サブスクリプションを追加します。設定が正常に完了すると、Jira Service Management で確認のアラートが作成されます。HTTPS サブスクリプションを追加する方法をご確認ください。
作成した SNS に通知を送信するように Auto Scaling グループを設定します。EC2 Auto Scaling の詳細をご確認ください。

通知設定を保存した後に、Auto Scaling はアラートを作成するテスト通知を Jira Service Management に送信します。

Amazon EC2 Auto Scaling から送信されるペイロードの例

アラートペイロード (JSON 形式) を作成する

{
  "Type": "Notification",
  "MessageId": "1cf7a0eb-4179-4181-b15b-ea22c5aa0280",
  "TopicArn": "arn:aws:sns:us-east-1:3779xxxxxx:otoSkeyl",
  "Subject": "Auto Scaling: test notification for group \"otoskeylGroup\"",
  "Message": {
    "StatusCode": "InProgress",
    "Service": "AWS Auto Scaling",
    "AutoScalingGroupName": "otoskeylGroup",
    "Description": "Launching a new EC2 instance: i-257654cf",
    "ActivityId": "a1920e24-523b-4d71-8abb-c93704c4a01c",
    "Event": "autoscaling:EC2_INSTANCE_LAUNCH",
    "Details": {
      "Availability Zone": "us-east-1d"
    },
    "AutoScalingGroupARN": "arn:aws:autoscaling:us-east-1:37797zxxxxx:autoScalingGroup:59016df3-65d4-4d06-95ba-xxxxxx0:autoScalingGroupName/otoskeylGroup",
    "Progress": 50,
    "Time": "2014-12-01T12:30:12.513Z",
    "AccountId": "377976xxxxx",
    "RequestId": "a1920e24-523b-4d71-8abb-c93704c4a01c",
    "StatusMessage": "statusmesic",
    "EndTime": "2014-12-01T12:30:12.513Z",
    "EC2InstanceId": "i-257654cf",
    "StartTime": "2014-12-01T12:29:38.644Z",
    "Cause": "At 2014-12-01T12:29:29Z a user request update of AutoScalingGroup constraints to min: 1, max: 2, desired: 2 changing the desired capacity from 1 to 2.  At 2014-12-01T12:29:37Z an instance was started in response to a difference between desired and actual capacity, increasing the capacity from 1 to 2."
  },
  "Timestamp": "2014-12-01T09:48:46.429Z",
  "SignatureVersion": "1",
  "Signature": "XrsO2wtE0b+xxxxxx1fMuv07uRttlimTUg+rV4U9RmNSSBEdlmyWvtGgpjebsmNv1wkjUsBQOJZjZnpZp5FBn6quAn3twNdRMmMLf15lv6ESbYF8xxxxxxxxxjj/ZLwiH9Pr/cxVYOR0aPQBPDwTYn8w6g=",
  "SigningCertURL": "https://sns.us-east-1.amazonaws.com/SimpleNotificationService-f3ecfxxxxxxxxxx",
  "UnsubscribeURL": "https://sns.us-east-1.amazonaws.com/?Action=Unsubscribe&SubscriptionArn=arn:aws:sns:us-east-1:089311xxxxx:CloudWatchHTTPAlarms:1841c5ca-ddda-450e-bbfb-xxxxxxx"
}

Jira Service Management はペイロードを次のように解析します。

(JSON 形式)

{
  "AutoScalingGroupName": "otoskeylGroup",
  "Service": "AWS Auto Scaling",
  "Time": "2014-12-01T12:30:12.513Z",
  "AccountId": "37797xxxxxx",
  "Event": "autoscaling:EC2_INSTANCE_LAUNCH",
  "RequestId": "a1920e24-523b-4d71-8abb-c93704c4a01c",
  "AutoScalingGroupARN": "arn:aws:autoscaling:us-east-1:377976xxxxxxx:autoScalingGroup:xxxxxx-65d4-4d06-95ba-93403737f3d0:autoScalingGroupName/otoskeylGroup",
  "StatusCode": "InProgress",
  "Description": "Launching a new EC2 instance: i-257654cf",
  "ActivityId": "a1920e24-523b-4d71-8abb-c93704c4a01c",
  "Progress": 50,
  "StatusMessage": "statusmesic",
  "EndTime": "2014-12-01T12:30:12.513Z",
  "EC2InstanceId": "i-257654cf",
  "StartTime": "2014-12-01T12:29:38.644Z",
  "Details": {
    "Availability Zone": "us-east-1d"
  }
}

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