Jira Service Management の管理者向けの利用開始ガイド
最初に、Jira Service Management の使用を開始する方法を確認します。
この記事では、Jira Service Management Cloud の一部のお客様に段階的に展開されている、Jira Service Management でネイティブに利用できる新しいアラート機能を取り上げています。ご利用のサイトにはまだ表示されていないか、利用できない可能性があります。
Jira Service Management の AppDynamics 統合を使用して、AppDynamics アラートを Jira Service Management に転送します。Jira Service Management では、オンコール スケジュールに基づいて適切な通知先が決定されます。メール、テキスト メッセージ (SMS)、電話、iPhone や Android のプッシュ通知によって通知し、アラートが承認されるかクローズされるまでアラートをエスカレートします。
Jira Service Management の AppDynamics 統合を利用して、次のものに対してリアルタイムのインシデント管理およびアラート通知を有効にします。
アプリケーション パフォーマンス監視
Java、.NET、PHP、Node.js、Python、Go、C++、Apache Web Server、SAP エンド ユーザー監視
ブラウザ、モバイル、混合ブラウザ、IoT インフラストラクチャの可視性
サーバー、データベース、ネットワーク ビジネス パフォーマンス
Business iQ、アプリケーション分析
AppDynamics でアラートが発生すると、統合を通じて Jira Service Management でアラートが自動的に作成されます。
AppDynamics でアラートが解決されると、Jira Service Management でアラートがクローズされます。
AppDynamics は API ベースの統合です。設定は次の手順で行います。
Jira Service Management で AppDynamics 統合を追加する
AppDynamics で統合を設定する
双方向統合は Free プランと Standard プランではサポートされていません。他のすべての統合は Free と Standard でチーム レベルでサポートされています。ただし、送信統合を機能させるには、上位のプランにアップグレードする必要があります。Settings (歯車アイコン) > Products (Jira 設定の下) > OPERATIONS からサイト レベルで統合を追加できるのは、Premium プランと Enterprise プランのみです。
統合をチームの運用ページから追加すると、そのチームが統合の所有者になります。つまり、Jira Service Management は、この統合を通じて受信したアラートをチームにのみ割り当てます。
Jira Service Management で AppDynamics 統合を追加するには、次の手順に従います。
チームの運用ページに移動します。
左側のナビゲーション パネルで、[統合]、[統合を追加] の順に選択します。
検索を実行して [AppDynamics] を選択します。
次の画面で、統合の名前を入力します。
オプション: 特定のチームが統合からのアラートを受信するようにする場合は、[Assignee team (担当者チーム)] のチームを選択します。
[続行] を選択します。
この時点で、統合が保存されます。
[統合を設定する手順] セクションを展開して、統合 URL をコピーします。
この URL は、後ほど AppDynamics で統合を設定する際に使用します。
[統合をオンにする] を選択します。
統合のために作成したルールは、統合をオンにした場合にのみ機能します。
AppDynamics と Jira Service Management の統合を設定するには、次の手順に従います。
AppDynamics で、[Alert & Respond (アラートと応答)] タブに移動します。
[HTTP Request Templates (HTTP リクエスト テンプレート)] を選択します。
[新規] を選択します。
必要に応じてフィールドに入力します。
[リクエスト URL] で、[メソッド] として [POST] を選択します。
Jira Service Management から前にコピーした API URL を [Raw URL (生の URL)] に貼り付けます。
[認証] セクションは変更しないでください。
[ペイロード] で、[MIME タイプ] として [application/json] を選択します。
この記事の「サンプル ペイロード フィールド」セクションの内容をコピーして [ペイロード] に貼り付けます。
[Response Handling Criteria (応答処理基準)] で、[Add Success Criteria (成功基準の追加)] を選択します。
[Status Code (ステータス コード)] で「200」を選択します。
[Expect Payload (ペイロードを期待)] を選択します。
[コンテンツ タイプ] として [application/json] を選択します。
[One Request Per Event (イベントごとに 1 つのリクエスト)] を選択します。
[保存] を選択します。
JSON
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{
"event_name": "${latestEvent.displayName}",
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#if(${latestEvent.healthRuleEvent} == true)
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