Jira Service Management の管理者向けの利用開始ガイド
最初に、Jira Service Management の使用を開始する方法を確認します。
Asset Discovery では、プロトコル SSH、WMI、SNMP を使用してホストとデバイスを検出します。理論的には、ネットワークで接続されたマシンのうち、これらのプロトコルのいずれかを介して通信できるすべてのマシンを検出できます。
ホストまたはデバイスから詳細情報を収集するには、その方法を Asset Discovery に指示する必要があります。これらの指示はパターンで指定して、Asset Discovery にはすぐに使用できる一連のパターンが事前に用意されています。
珍しいアセットを検出する場合は、独自のパターンを記述することもできます。
Asset Discovery ツールでは、次のものが検出の対象となります。
ssh | WMI | SNMP | VMware vSphere |
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次の初期設定パターンは Asset Discovery でテスト済みです。
Linux/Unix | Windows | SNMP |
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Asset Discovery によって収集されて Jira Service Management のアセットにインポートされる可能性のあるデータは、こちらで確認できます。
すべての Discovery オブジェクトについて収集されたデータは、拡張情報オブジェクトを使用して拡張できます。
すべての Discovery オブジェクトはこれらの ExtendedInformation オブジェクトのリストを持てるため、Discovery 側 (パターン) から情報を追加することで、Jira Service Management のアセットで利用できるようになる可能性があります。
パターンで属性「UseValueForObjectHash」を true に設定することで、拡張情報オブジェクトを使用して親オブジェクトのハッシュに影響を与えられます。
属性 | タイプ | 説明 |
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名前 | TEXT | |
タイプ | TEXT | 有効な型: 日付、ブール、整数、文字列 (既定) |
値 | TEXT |
Asset Discovery から収集されるオブジェクトのほとんどに、"オブジェクト ハッシュ" という属性があります。これは、Jira Service Management のアセットで初期設定の識別子として使用されます。
このオブジェクト ハッシュ属性は、アセットでオブジェクトを一意のオブジェクトとして定義するものです (新しいオブジェクトの作成や既存のオブジェクトのアップデートを目的とする)。
Asset Discovery 側に、ObjectHashSetting.xml というファイルがあります。このファイルに一意のハッシュを生成するために使用されるオブジェクトの属性の定義が含まれています。
このファイルの操作は、常にアセットの既存のデータに影響を与えます。
例:
<HostInfo_FirstNICMAC>true</HostInfo_FirstNICMAC> の値を「true」から「false」にすると、最初に利用可能な NIC の NetworkInterface-MAC-Address はホスト ハッシュの構築に使用されなくなります。
すべてのホスト ハッシュが "新規" になり、データをインポートすると Jira Service Management のアセットに新しいホスト オブジェクトが作成されます。
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