チーム管理対象プロジェクト権限

このページはチーム管理対象プロジェクト向けです。

プロジェクト サイドバーの左下に [企業管理対象プロジェクトをご利用中です] とある場合は、企業管理対象プロジェクトの記事をご覧ください

企業管理対象プロジェクトとチーム管理対象プロジェクトの違いに関する詳細。

チーム管理対象プロジェクトでは、次の 2 つの主な設定でユーザーの権限が決定されます。

  1. プロジェクトのアクセス レベル。

  2. プロジェクトでのロール

Jira Software または Jira Work Management の Free プランでは、プロジェクトの権限またはロールを編集できません。また、すべての Free プラン (Jira Service Management を含む) において、課題レベルのセキュリティを構成できません。Free プランでのプロジェクト権限の仕組みについてご確認ください。Jira の強力なプロジェクト権限管理機能のメリットを活かすには、プランをアップグレードしましょう。

プロジェクトのアクセス レベル

プロジェクトのアクセス レベルは、ログインしている任意の Jira Software ユーザーにプロジェクトの特定のロールを提供します。

プロジェクトのアクセス レベルについては、Jira サイトへのアクセス権が必要です。

チーム管理対象ソフトウェア プロジェクトには、次の 3 つのシンプルなアクセス レベルが用意されています。

  • オープン: プロジェクトがオープンの際は、Jira サイトのユーザー全員がプロジェクト内の課題を表示、作成、編集できます。このアクセス レベルでは、Jira サイトにログインしたすべてのユーザーにプロジェクトの Member ロールが割り当てられます。

  • 制限: プロジェクトが制限されている際は、Jira サイトのすべてのユーザーがプロジェクトで課題を表示してコメントできますが、課題の編集や新規作成はできません。このアクセス レベルでは、Jira サイトにログインしたすべてのユーザーにプロジェクトの Viewer ロールが割り当てられます。

  • 非公開: プロジェクトが非公開の際は、Jira 管理者とプロジェクトに追加されたユーザーのみが、プロジェクト ディレクトリでプロジェクトを、また検索結果でプロジェクトの課題を表示できます。

Jira 管理者 (Jira 管理グローバル権限を持つユーザー) は、常にプロジェクトの設定に対するアクセス権を持ちます。チーム管理対象プロジェクトに対するメンバーの追加に関する詳細についてご確認ください

現在、チーム管理対象プロジェクトには匿名アクセスを許可できません。匿名アクセスを許可する場合は、Jira 管理者に依頼して企業管理対象プロジェクトを作成してもらう必要があります。

Jira サイト全体におけるユーザーの一般的な権限は、プロジェクトのアクセス レベルによって設定されます。独自のプロジェクト ロールを作成することで、各ユーザーに特定のアクセス権や追加の権限を付与できます。ロールの詳細をご覧ください

ロールにユーザーを追加すると、そのユーザーはプロジェクトのアクセス レベルで付与されたロール権限も引き継ぐことになります。

  • オープンなプロジェクトでは Jira サイトのメンバー全員にデフォルトの Members ロールが与えられます。

  • 制限プロジェクトでは Jira サイトのメンバー全員にデフォルトの Viewer ロールが与えられます。

  • 非公開プロジェクトでは、Jira 管理者とプロジェクトに追加したユーザーのみがロールを持ちます。

既定のロールに付与されるプロジェクト権限

ユーザーがチーム管理対象プロジェクトに追加されると、自動的に次の権限が付与されます。

  • プロジェクトの参照

  • プロジェクトの表示

  • 課題の表示

既定のロールは、下記のとおり、追加のプロジェクト権限を付与します。

権限

Viewer

Member

Administrator

プロジェクトの管理

付与されない

付与されない

付与

プロジェクトの課題の管理に関する権限

課題ウォッチャーの追加または削除

付与されない

付与されない

付与

任意の添付ファイルを削除する

付与されない

付与されない

付与

コメントを削除

付与されない

付与されない

付与

課題を削除する

付与されない

付与されない

付与

作業ログ エントリを削除

付与されない

付与されない

付与

コメントを編集

付与されない

付与されない

付与

期日を編集

付与されない

付与

付与

作業ログ エントリを編集

付与されない

付与されない

付与

報告者を変更

付与されない

付与されない

付与

プロジェクト スプリントを管理

付与されない

付与

付与

開発ツールにアクセス

付与されない

付与

付与

プロジェクトの課題に取り組むための権限

課題を割り当て

付与されない

付与

付与

自分の作業ログ エントリを削除

付与されない

付与

付与

課題を編集

付与されない

付与

付与

課題での自身の作業履歴の編集

付与されない

付与

付与

課題をリンク

付与されない

付与

付与

課題の作業を記録

付与されない

付与

付与

課題を移動する

付与されない

付与

付与

課題をトランジション

付与されない

付与

付与

プロジェクト課題の作成

付与されない

付与

付与

プロジェクト課題でのコラボレーションに関する権限

添付ファイルの追加

付与

付与

付与

コメントの追加

付与

付与

付与

自身の添付ファイルを削除する

付与

付与

付与

自分のコメントの削除

付与

付与

付与

自分のコメントの編集

付与

付与

付与

ウォッチャーを表示

付与されない

付与

付与

プロジェクト権限

カスタム ロールを作成することで、チーム管理対象ソフトウェア プロジェクトを微調整できる権限のリストは次のとおりです。ロールの詳細をご覧ください

開発ツールにアクセス

この権限を持つユーザーは、Jira 管理者が Bitbucket や Github などの DVCS (分散型バージョン管理システム) ツールを接続している場合は、リンクされたコードのコミット、レビュー、プロジェクトの課題に関するビルド情報を閲覧できます。

添付ファイルの追加

この権限を持つユーザーは、プロジェクトのどの課題にもファイルを添付できます。Jira 管理者は、添付できるファイルの種類とサイズを制限できます。

通常、チーム メンバーまたはコラボレーターは自分の作業を説明するためにこの権限が必要です。課題へのファイルやスクリーンショットの添付の詳細をご確認ください

コメントの追加

この権限を持つユーザーは、プロジェクトのどの課題にもコメントできます。

通常、チーム メンバーまたはコラボレーターにはこの権限が必要です。

課題ウォッチャーの追加または削除

この権限を持つユーザーは、課題のウォッチ リストからユーザーを追加または削除できます。

プロジェクトの管理

この権限を持つユーザーはプロジェクト設定にアクセスできます。

このユーザーは以下が可能です。

  • プロジェクトへの他のユーザーのアクセス権を編集する

  • 課題タイプとそのフィールドを構成する

  • ロードマップやスプリントなどのアジャイル機能を有効または無効にする

  • サービス プロジェクトとその課題を完全に削除する

  • ソフトウェア プロジェクトをごみ箱に移動する

Jira 管理者 (Jira 管理グローバル権限を持つユーザー) は、常にプロジェクトの設定に対するアクセス権を持ちます。

課題を割り当て

この権限を持つユーザーは、プロジェクトの任意の課題で [担当者] フィールドの値を変更できます。

この権限を持つチーム メンバーは、作業のさまざまなステージでタスクを引き渡すことができます。

"割り当て可能なユーザー" 権限とは

企業管理対象ソフトウェア プロジェクトでは、Jira 管理者は、権限スキームを用いて課題の割り当てが可能なユーザーを管理できます。チーム管理対象プロジェクトでは権限設定が簡素化しており、[プロジェクトの課題で作業] セットに表示される権限をロールに付与すると、そのロールの任意のユーザーをプロジェクトの課題に割り当てられます。

課題の作成

この権限を持つユーザーは、プロジェクトで課題を作成できます。

オープンな組織では、すべてのユーザーにプロジェクトでの課題の作成を許可することでメリットが得られます。例えば、チームの製品を使用している際にバグを発見して報告することができます。一部のチームでは、バックログを整理するため、この権限をチームの主要メンバーのみに制限している場合があります。厳密なコンプライアンスやセキュリティのニーズを持つ組織では、チームの課題の作成をスクラム マスターやその他のリーダーのみにしている場合があります。

課題でのコラボレーション (一連の権限)

この一連の権限は通常、プロジェクトの中心的なロールを持たないチーム メンバーに付与されます。チームでは、課題の作業を進めるための質問への回答を得るためにこのようなメンバーを関与させる場合があります。組織によっては、デザイナー、テクニカル ライター、コンサルタント、またはその他のサポート ロールにこれらの権限を付与することもできます。

この一連の権限を付与すると、次のバンドルされた権限が与えられます。

  • 添付ファイルの追加

  • コメントの追加

  • 自分のコメントの編集

  • 自身の添付ファイルを削除する

  • 自分のコメントの削除

これらの権限は、Jira サイトへのログイン アクセス権を持つ任意のユーザーに付与することができます。たとえば、同じクラウド サイト上に複数の Jira 製品がある場合、Jira Service Management エージェントにこの一連の権限が与えられると、Jira Software で課題について共同で作業できるようになります。 

任意の添付ファイルを削除する

この権限を持つユーザーは、プロジェクトの課題で、任意のユーザーが追加した添付ファイルを削除できます。

一部のチームではこの権限を管理ロール用に予約している場合がありますが、オープンな組織では、この機能をすべてのチーム メンバーに付与することでメリットが得られます。たとえば、課題で、作業について説明するためにデザイナーによる画像が必要な場合、チーム メンバーは元の添付ファイルの所有者ではなくても最新の状態に維持することができます。

コメントを削除

この権限を持つユーザーは、プロジェクトの課題で他のユーザーが追加した任意のコメントを削除できます。これは強力な機能の一面に過ぎません。

トレーサビリティと履歴の調査のため、アトラシアンではすべての課題のコメントを保存することを推奨しています。コメントは、プロジェクトの進行の追跡や今後のやり取りの改善点を検討するうえで参考になります。このため、この権限はチームの リーダー、人事マネージャー、またはその他の管理ロールのみに付与することをおすすめします。

課題を削除する

この権限を持つユーザーは、関連するフィールド データ、コメント、作業ログを含む、プロジェクトの任意の課題を削除できます。

この権限は一般に、チーム リーダーまたはプロジェクトの管理ロールにのみ付与することが望まれます。一般に、課題を削除することは推奨されません。課題のステータスを完了カテゴリ ステータスに変更するほうが、不要な課題のクリーンアップよりも推奨されます。課題のステータスを変更すると、チームがタスクに対して行ったアクションが課題の報告者、担当者、ウォッチャーに通知されます。

作業ログ エントリを削除

この権限を持つユーザーは、プロジェクトの課題で任意のユーザーが追加した作業ログ エントリを削除できます。

通常、他のユーザーの作業ログ エントリの削除は、チーム リーダーまたはその他の管理ロール専用の権限です。

自身の添付ファイルを削除する

この権限を持つユーザーは、プロジェクトの課題に自身が追加した任意のファイルや画像を削除できます。

通常、(添付ファイルの追加権限を持つために) 課題にファイルを添付できるユーザーは、自分の添付ファイルを削除できることが望ましいです。このプラクティスは、課題に取り組む過程で多くのバージョンのファイルや画像をアップロードする作業を明確化するのに役立ちます。コンプライアンスまたはトレーサビリティについて厳格な要件が課される組織では、この権限を制限して課題のライフ サイクルを通じて正確な履歴レコードを保持することを検討することが望まれます。

自分のコメントの削除

この権限を持つユーザーは、プロジェクトの課題に自身が追加した任意のコメントを削除できます。

通常、(コメントの追加権限を持つために) 課題にコメントを追加できるユーザーは、自分のコメントを削除できることが望ましいです。これは、ある人物が誤ったコメントや、不正確なコメントを追加した場合に、作業を明確化するのに役立ちます。コンプライアンスまたはトレーサビリティについて厳格な要件が課される組織では、この権限を制限して課題のライフ サイクルを通じて正確な履歴レコードを保持することを検討することが望まれます。

自分の作業ログ エントリを削除

この権限を使用すると、自身が記録した時間、残余として見積もられた時間、プロジェクトの任意の課題に追加した作業ログの説明を削除できます。

通常、プロジェクトで作業して時間を記録しているユーザーは、データ入力時のエラーに備え、自分の作業ログを削除できる必要があります。

コメントを編集

この権限を持つユーザーは、プロジェクトの課題に任意のユーザーが追加した任意のコメントの内容を変更できます。

オープンな組織では、チームで互いのコメントを編集して、スペル ミスやリンク切れなどの軽微な問題を修正したり、コミュニケーションの流れを整理したりすることが推奨されます。厳格なコンプライアンスまたはトレーサビリティ要件を持つ組織は、この権限をチーム リーダーまたはプロジェクト マネージャー用に予約する場合があります。

期日を編集

この権限を持つユーザーは、プロジェクトの任意の課題で初期設定の [期限] の値を変更できます。

厳格なコンプライアンスまたはトレーサビリティ要件を持つ組織は、この権限をチーム リーダーまたはプロジェクト マネージャー用に予約する場合があります。

この権限は、企業管理対象プロジェクトにある課題のスケジュール設定権限と似ています。

課題を編集

この権限を持つユーザーは、要約や説明や、別の権限 (課題の割り当て報告者を変更権限など) で制限されていないフィールドの値を変更できます。

オープンな組織ではチームに対し、作業でタスクを表示する際にフィールドを調整することで互いの作業を最新の状態に保つことを奨励します。スタンドアップ ミーティング、計画ミーティング、ボード整理セッション、またはプロジェクトのキックオフ ミーティングなどの共通のミーティング時にタスクのレビューを実施する可能性があるチーム メンバーにとって、説明を明確化し、フィールドを更新できることは非常に便利です。厳格なコンプライアンスまたはトレーサビリティ要件を持つ組織は、この権限をチーム リーダーまたはプロジェクト マネージャー用に予約する場合があります。

作業ログ エントリを編集

この権限を持つユーザーは、プロジェクトの任意の課題で任意のユーザーが追加した記録時間、残余時間、および作業ログの説明を編集できます。

通常、他のユーザーの作業ログ エントリの調整は、チーム リーダーまたはその他の管理ロール用に予約されます。

報告者を変更

この権限を持つユーザーは、プロジェクトの任意の課題で初期設定の [報告者] の値を変更できます。[報告者] フィールドは、課題の作成時に課題の作成者に自動で設定されます。

自分のコメントの編集

この権限を持つユーザーは、プロジェクトの課題に自身が追加した任意のコメントの内容を変更できます。

通常、(コメントの追加権限を持つために) 課題にコメントを追加できるユーザーは、自分のコメントを変更したり、スペルミスやリンク切れなどの軽微な問題を修正できることが望ましいです。コンプライアンスまたはトレーサビリティについて厳格な要件が課される組織では、この権限を制限して課題のライフ サイクルを通じて正確な履歴レコードを保持することを検討することが望まれます。

自分の作業ログ エントリを編集

この権限を使用すると、自身が記録した時間、残余として見積もられた時間、プロジェクトの任意の課題に追加した作業ログの説明を変更できます。

通常、プロジェクトで作業して時間を記録しているユーザーは、データ入力時のエラーや作業のスコープまたは要件の変更に備え、自分の作業ログを調整できる必要があります。

課題をリンク

この権限を持つユーザーは、プロジェクト内の課題を別の課題、またはサイト上の他のプロジェクトの課題にリンクできます。リンクを正常に表示するには、ターゲット プロジェクト内で同じ権限が必要です。

課題の作業を記録

この権限を持つユーザーは、プロジェクトの任意の課題で時間管理フィールドを操作できます。

この権限を持つユーザーは、タスクに費やした時間と完了までの残りの時間を示す作業ログ エントリ (プロセス中に行った作業の簡単な説明を含む) を作成することができます。

この権限は、企業管理対象プロジェクトで課題での作業と呼ばれます。

プロジェクト課題を管理する (各種権限)

通常、この一連の権限は、チーム リーダー、プロジェクト マネージャー、スクラム マスターなどのプロジェクト全体の作業を監督するロールに付与されるのが一般的です。

この権限を付与すると、次のバンドルされた権限も与えられます。

  • 課題ウォッチャーの追加または削除

  • 期日を編集

  • コメントを編集

  • 作業ログ エントリを編集

  • 報告者を変更

  • 任意の添付ファイルを削除する

  • コメントを削除

  • 課題を削除する

  • 作業ログ エントリを削除

プロジェクト スプリントを管理

この権限を持つユーザーは、プロジェクトでスプリントを作成、開始、および完了できます。これには、スプリントの長さと目標の調整も含まれます。

スプリントとはアジャイル方式に由来する概念で、具体的にはスクラムと呼ばれる作業方法を指します。スプリントは通常、チーム リーダーか、指名されたスクラム マスターが管理します。

Jira Software におけるスプリント、スクラム、およびアジャイル手法の実践方法に関する詳細についてご確認ください

課題を移動する

この権限を持つユーザーは、Jira サイト上にある別のプロジェクトに課題を移動できます。課題を正常に移動するには、ターゲット プロジェクトで課題を作成する権限も必要です

課題をトランジション

この権限を持つユーザーは、プロジェクトで課題が基づいているワークフローを表示して、プロジェクトの任意の課題のステータスをアップデートできます。ワークフローを通じて課題を移動できて、そのトランジションに関連する可能性のあるボード ルールがあれば、それをトリガーします。また、プロジェクトの任意の課題を解決またはクローズできます。

この権限は、企業管理対象プロジェクトの課題のトランジション課題の解決課題のクローズの各権限を組み合わせたものです。

ウォッチャーを表示

この権限を持つユーザーは、プロジェクトの任意の課題をウォッチしているユーザーを表示することができます。

Jira サイトにログインするすべてのユーザーにこの権限を付与できます。

プロジェクトの課題に取り組む (一連の権限)

この一連の権限は、開発者、製品マネージャー、デザイナー、品質管理エンジニア、およびプロジェクトの目標達成に直接取り組む他のユーザーに付与されるのが一般的です。通常、中核チームのメンバーとみなされるユーザーに付与される権限です。

この権限を付与すると、次のバンドルされた権限も与えられます。

  • 課題を割り当て

  • 課題を編集

  • 自分の作業ログ エントリを編集

  • 自分の作業ログ エントリを削除

  • 課題をリンク

  • 課題の作業を記録

  • 課題をトランジション

その他のヘルプ