簡易ワークフローを使用する

Jira Software プロジェクトは、あるステータスから別のステータスへの課題のトランジションを管理するため、Jira ワークフローまたは簡易ワークフローのいずれかを使用します。プロジェクトのワークフローによって、そのプロジェクトで使用可能なステータスが決まります。

すべてのボードには 1 つ以上のプロジェクトを表示するよう設定できます。ただし、簡易ワークフローは、ボードが 1 つのプロジェクトを表している場合にしか使用できません。

また、プロジェクト作成の結果としてボードが作成された場合、ボードは簡易ワークフローを使用することになります。

はじめる前に

ボードおよびその設定を構成するには、次のいずれかである必要があります。

  • ボードの場所のプロジェクト管理者

  • ボード自体のボード管理者

詳細は、「権限の概要」を参照してください。

簡易ワークフローを使用するメリット 

Jira ワークフローと比較すると、簡易ワークフローには次のようなメリットがあります。

簡易ワークフロー

Jira ワークフロー

- スクラム ボード用の 3 つのデフォルト進行状況: To Do、進行中、完了

- カンバン ボード用の 4 つのデフォルト進捗状況: バックログ、開発用に選択、進行中、完了

通常ボードで必要されるよりも多くのステップを持ちます(「既定の Jira ワークフロー」をご参照ください)

列間で課題を自由にドラッグできる

ワークフローに "条件" があり、すべての列間で課題を自由にドラッグすることはできない

- トランジション時に画面が表示されず、すべてのトランジションが即座に実行されます

- 課題が「成功」列にトランジションされると、解決状況を自動的に「完了」に設定します。すなわち、ステータスは「成功」列にマッピングされます(「列を設定する」をご参照ください)

課題の解決課題のクローズ課題の再オープンの画面を表示する

ボードによって使用されるプロジェクトのプロジェクト管理者であれば、ボードの設定で編集できます(「列を設定する」ページの「新しいステータスを追加する」をご参照ください)

ワークフローの設定によってのみ編集が可能 (詳細については、ワークフローを参照)

ワークフローのステップ、トランジション、条件に関する情報は、「ワークフロー」をご参照ください。

簡略ワークフローに切り替える

ボードが簡易ワークフローを使用しているか、どうすればわかりますか?

  1. ボードに移動して、[詳細)] > [ボードを設定] を選択します。

  2. 左側のメニューで [] を選択します。

  3. [ワークフロー タイプ] に記載されている内容を確認します。

簡略ワークフローを使用している場合は、「簡略ワークフローを使用しています」という文字が表示されます。

それ以外の場合は、「Jira ワークフローを使用しています」という文字が表示されます。

現在、プロジェクトで Jira ワークフローをご利用の場合は、簡易ワークフローに切り替えられます。その場合は、Jira Software 内から新しいステータスを簡単に追加できます。簡易ワークフローの既定のステップ(上の表を参照)は、Jira ワークフローから切り替えたときには作成されません。代わりに、ワークフローには既存のワークフロー ステップが含まれます。既定のステップは、Jira Software でボードとプロジェクトを作成する際に、簡易ワークフローを選択した場合にのみ作成されます。

プロジェクトの前提条件

次の条件を満たしている場合にのみ、簡易ワークフローに切り替えられます。

  • 1 つのプロジェクトしかボードに表示されていない場合(これを確かめるには、ボードのフィルターを見てください)

  • プロジェクトが Jira ワークフロー スキームを使用し、そのスキームではすべての課題タイプに 1 つのワークフローしか使用されていない場合

  • アトラシアンによって提供されている事後操作、検証、条件(いずれもアドオンでの提供なし)だけがワークフローで使用されている場合

  • 既存のワークフローでは、ステータスごとに少なくとも 1 つのアウトトランジションがある場合

簡易ワークフローに切り替えるには、次の手順に従います。

  1. ボードに移動して、[詳細)] > [ボードを設定] を選択します。

  2. 左側のメニューで [] を選択します。

  3. [ワークフロー タイプ] で、[ワークフローを簡素化] ボタンを選択します。このボタンが表示されない場合は、プロジェクトが上述の前提条件を満たしているかどうか、ご確認ください。

  4. [ワークフローを簡素化] モーダルで、解決が「完了」に設定されるトリガーとなるステータスを選択して [次へ] を選択します。

  5. ワークフローの変更を確認して、[確認] を選択します。これで、[ステータスを追加] ボタンが [マッピングされていないステータス] セクションに表示されるようになります。

企業管理対象プロジェクトで、ワークフローのステータスとトランジションを表示できます。課題を表示するときは、ステータス ドロップダウンを選択して、次に [ワークフローを表示] を選択します。

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