計画でキャパシティが割り当てられる仕組み

このページでは、Jira Cloud Premium と Enterprise の一部としてのみ利用できる高度な計画機能について説明します。

 

キャパシティ プランニングを計画で使用するには、キャパシティ プランニングを有効にする必要があり、計画が特定の基準を満たしている必要があります。

計画でキャパシティ プランニングを有効にする方法についてはこちらをご確認ください。

 

イテレーションのキャパシティにカウントするには、課題の次の 3 つのフィールドすべてに値が必要です。

  • チーム

  • Sprint

  • 見積もり (時間/日またはストーリー ポイント)

チームのスプリントに見積もりのある課題を割り当てると、計画でイテレーションの合計キャパシティから見積値が差し引かれます。イテレーションのキャパシティを変更する方法をご確認ください

スケジュールされているスプリント値のない課題

チームに割り当てられ、そのスプリント中にスケジュールされた課題は、[スプリント] フィールドに値を追加するかどうかにかかわらずキャパシティを消費します。スプリント キャパシティの詳細ウィンドウで [x 件の課題がスプリントに割り当てられていません] というラベルは、これらの課題を指しています。スプリント キャパシティの詳細ウィンドウに関する詳細をご確認ください

スケジュールされている見積もりのない課題

見積もりなしでチームに割り当てられた課題やスプリントは、スプリント キャパシティの詳細ウィンドウで [x 件の見積もられていない課題] のラベルの横に表示されます。スプリント キャパシティの詳細ウィンドウに関する詳細をご確認ください

該当する計画でキャパシティが割り当てられる仕組み

計画では、各チーム メンバーが一度に 1 つのストーリー レベルの課題に取り組めるものと仮定します。それを念頭に置いて、チーム メンバー 1 人のキャパシティに基づいて課題の見積もりを配分します。この配分は、各チーム メンバーのキャパシティが等しいと仮定して、次の式によって計算します。

  • [イテレーションあたりのチームのキャパシティ] / [チームの人数] = [チーム メンバー 1 名分のキャパシティ]

あるチーム メンバーのキャパシティを 1 つのイテレーションで消費したあと、次のチーム メンバーに移ります。作業が割り当てられるまで、このプロセスが繰り返されます。取り組むべき作業がまだ残っている場合は、新しいイテレーションが開始され、すべての課題が割り当てられるまでプロセスが続きます。

たとえば、5 名で構成されるチームのキャパシティが 20 ストーリー ポイントの場合、該当する計画は、個々のチーム メンバーのキャパシティをイテレーションあたり 4 ポイント (20/5=4) と計算します。この数値に基づいて、該当する計画は次のように 3 回のイテレーションで 10 ストーリー ポイントの値を持つストーリー レベルの課題を配分します。

  • イテレーション 1: 4 ポイント

  • イテレーション 2: 4 ポイント

  • イテレーション 3: 2 ポイント

ただし、該当する計画のキャパシティ配分アルゴリズムでは、キャパシティよりも、課題に対して手動で設定した終了日が優先されます。課題に対してスケジュールされた期間が、各チーム メンバーのキャパシティで取り組むには不十分である場合、該当する計画は、課題の期限が到来するイテレーションまで上記のようにキャパシティを配分します。最後のイテレーションにおいて、該当する計画は期限を守るためにすべての残余見積値を割り当てます。

上記の例が 10 ストーリー ポイントではなく 16 ストーリー ポイントと見積もられて、3 つ目のイテレーションの最後が期限となる場合、該当する計画は次のようにキャパシティを配分します。

  • イテレーション 1: 4 ポイント

  • イテレーション 2: 4 ポイント

  • イテレーション 3: 8 ポイント

この動作を変更するには、チーム メンバーの個々のキャパシティを超えないように課題の終了日を変更するか、課題の見積もりを調整します。また、作業を小さなタスクに分割して、複数のメンバーに割り当てることも可能です。

自動スケジューラーがキャパシティを配分する仕組み

これらはキャパシティ配分の基本コンセプトですが、自動スケジューラーでは、複数のイテレーションを対象に計画する場合に、より複雑なロジックが使用されます。自動スケジューラーの詳細をご確認ください。

 

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