Jira Software Cloud をセットアップする
Jira Software Cloud のセットアップ方法と、他の製品およびアプリケーションとの統合方法をご覧ください。
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このページでは、Jira Software Cloud Premium と Enterprise の一部としてのみ利用できる、プロジェクト横断的な計画ツールの Advanced Roadmaps について説明します。
Jira Software プランのすべてに含まれるプロジェクト ロードマップについては、ドキュメントのセクションが別途用意されています。Jira Software のプロジェクト レベルのロードマップに関するドキュメントをご参照ください。
Advanced Roadmaps でキャパシティ プランニングを有効にする方法をご確認ください。
チームやスプリントに課題を割り当てると、Advanced Roadmaps はイテレーションごとに割り当てられた作業の総量を追跡します。これはチームが実現可能な実行計画を立てるために役立ちます。見積値 (ストーリー ポイント単位または時間/日単位) が取得されて、イテレーションの合計キャパシティから減算されます。イテレーションのキャパシティを変更する方法についてご確認ください。
キャパシティ管理を実行するには、課題を見積もる必要があります。Advanced Roadmaps における課題の見積もりに関する詳細についてご確認ください。
キャパシティを管理する最も簡単な方法は [スプリント] フィールドを使用して課題をスプリントに割り当てることです。割り当てられた課題は、最後の 1 つのスプリントのみにスケジュールされていると仮定されて、キャパシティの見積値を消費します。
また [スプリント] フィールドが空の場合でも、Advanced Roadmaps は課題がキャパシティを消費する時期を推測できます。[スプリント] フィールドが空の場合でも、チームに割り当てられた課題がいずれかのスプリント中に予定された際は課題がキャパシティを消費します。これらの課題は、タイムラインからスプリントを選択するとアクセスできるスプリント詳細ウィンドウにおいて「x 件の課題がスプリントに割り当てられていません」というラベル付きで表示されます。
Advanced Roadmaps の課題は、次の項目が優先しながら先着順でキャパシティを消費します。
予定された課題の終了日
より低い階層レベルに属する課題 (ストーリーまたはサブタスクがエピックまたはイニシアチブよりも優先される)
タイムラインに定義されている課題ランク
複数のイテレーションにまたがる課題を処理する際に、Advanced Roadmaps では 1 つの課題がユーザー 1 名のみに割り当てられるという前提が適用されます。これを基本にチーム メンバー 1 名分のキャパシティに応じて課題が配分されて、次の式によって計算されます。
[イテレーションあたりのチームのキャパシティ] / [チームの人数] = [チーム メンバー 1 名分のキャパシティ]
この式では、次を前提としています。
各チーム メンバーのキャパシティは等しい
課題に取り組むのは 1 名のみ
たとえば、5 名で構成されるチームのキャパシティが 20 ストーリー ポイントの場合、Advanced Roadmaps は上記の式を用いて、個々のチーム メンバーのキャパシティをイテレーションあたり 4 ポイント (20/5=4) と計算します。この数値に基づいて、Advanced Roadmaps は次のように 3 回のイテレーションで 10 ストーリー ポイントの値を持つ課題を配分します。
イテレーション 1: 4 ポイント
イテレーション 2: 4 ポイント
イテレーション 3: 2 ポイント
ただし、Advanced Roadmaps のキャパシティ配分アルゴリズムでは、課題に設定した日付が考慮されます。課題の予定期間が各チーム メンバーのキャパシティで取り組むために不十分な場合、Advanced Roadmaps は課題の期限が到来するイテレーションまで上記のようにキャパシティを配分します。最後のイテレーションでは、Advanced Roadmaps は期限を守るためにすべての残りのキャパシティを割り当てます。
これは、スプリントが予期せずオーバーブッキングされる一般的な要因となります。
上記の例が 10 ストーリー ポイントではなく 16 ストーリー ポイントと見積もられた場合、Advanced Roadmaps は次のようにキャパシティを配分します。
イテレーション 1: 4 ポイント
イテレーション 2: 4 ポイント
イテレーション 3: 6 ポイント
この動作を変更するには、チーム メンバーの個々のキャパシティを超えないように課題の終了日を変更するか、課題の見積を調整します。また、作業を小さなタスクに分割して、複数の人に割り当てられます。
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