ワークフロー ルールのさまざまなタイプとは

このページでは使用できる各ワークフロー ルールのタイプについて説明して、それらを使用する理由の例を紹介します。ワークフロー ルールの詳細をご確認ください。

ワークフロー ルールの 3 つのタイプは、次の順序で発生します。

  1. トランジションを制限: ユーザーが課題をトランジションしようとする前に発生します。

  2. 詳細を検証: ユーザーが課題をトランジションしようとした時点で発生します。

  3. アクションを実行: ユーザーが課題をトランジションした後に発生します。

トランジションを制限

このルール タイプでは、特定のユーザーまたは条件に該当しない全ユーザーからのトランジションが非表示になります。このルールをトランジションに追加すると、条件に該当しない限り課題のトランジションがユーザーに表示されなくなります。詳細を検証ルール タイプとは異なり、このタイプでは課題を修正して再度トランジションはできません (トランジションは表示もされません)。これはセキュリティ上とても有用ですが、トランジション前にやるべきことを誰かにリマインドするだけの場合には役に立ちません。

ほとんどのトランジションの制限ルールには「制限」が含まれます。

例: 課題を移動できるユーザーを制限

通常、幅広い領域にわたるチームには、プロセスのさまざまなステージでタスクに取り組んでいるユーザーがいます。たとえば、小規模なチームでは、次のようなステップを踏んでプロセスを進める場合があります。

作業前 → 設計中 → 開発中 → レビュー中 → 完了

チームの領域は次のようなロールにマッピングされます。

  • デザイナー

  • ソフトウェア エンジニア

  • 品質保証

プロジェクト ロールの管理に関する詳細をご確認ください。

ルールを使用して次のような制限を追加することで、適切なロールが課題を移動できるようにします。

  • 設計中」から移行する課題では、課題を移動できるユーザーをデザイナーのロールに制限する。

  • 開発中」から移行する課題では、課題を移動できるユーザーをソフトウェア エンジニアのロールに制限する。

  • レビュー中」から移動する課題では、課題を移動できるユーザーを品質保証のロールに制限する。

詳細を検証

このルール タイプでは課題のトランジション時に詳細が正しいことを確認して、正しくない場合はトランジションを停止します。正しくない情報がある場合、課題をトランジションしているユーザーはその情報を修正するように求められます。

このタイプとトランジションを制限には微妙な違いがあります。トランジションを制限では特定の条件を満たさないトランジションが非表示になりますが、詳細を検証ではトランジションが非表示になりません。ユーザーはトランジションを参照して選択できますが、詳細が条件を満たさない場合は課題の移動を完了できません。そのため、詳細を検証ルールはユーザーが課題をトランジションしているその時点で発生します。そのタイミングは、トランジションが選択されたでトランジションが発生するです。

ほとんどの詳細を検証ルールには「検証」が含まれます。例外は次のとおりです。

  • 画面を表示する (企業管理対象プロジェクト)

  • フィールドを更新するようにユーザーをリマインドする (チーム管理対象プロジェクト)

これは他の詳細の検証ルールの前に発生して、課題をトランジションしているユーザーなら誰でも課題に情報を追加できます。

アクションを実行

このルール タイプでは、課題のトランジション後に何らかのアクションを自動で実行します。手動でやる必要のあったタスクを実行する時間の節約に役立ちます。トランジションの成功に条件を強制するトランジションを制約詳細を検証のルールとは異なり、アクションを実行ルールは課題をトランジションできるユーザーやタイミングを限定しません。このルールの目的はスピーディな作業をサポートすることだけです。

例: 課題を割り当てる

幅広い領域にわたるチームでは通常、プロセスのさまざまな段階でタスクを割り当てます。たとえば、小規模な機能チームでは、ボードに次のような列が配置されている場合があります。

作業前 → 設計中 → 開発中 → レビュー中 → 完了

ユーザーはボードの各領域に対して、課題を割り当てるためのルールを作成することができます。

  • 設計中列に移動する課題は、チームの設計者に割り当てます。設計者は、実装の詳細、仕様、および要件を指定します。

  • 開発中列に移動する課題は、チームの機能開発リードに割り当てます。リードはコードを記述したり、チーム内の他の開発者に作業を任せます。

  • レビュー中に移動する課題は、チームの品質保証担当者に割り当てます。品質保証担当者はテスト記録を作成したり、自動品質テストをビルドしたりします。

  • 完了列に移動する課題では、割り当てを解除します。

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