Veronica が Advanced Roadmaps を使用する方法 - プロジェクト横断型のプランニング

このページでは、Jira Software Cloud Premium と Enterprise の一部としてのみ利用できる高度な計画機能について説明します。

Jira Software のすべてのプロジェクトに含まれているプロジェクト タイムラインについては、ドキュメントのセクションが別途用意されています。Jira Software のプロジェクト レベルのロードマップに関するドキュメントをご参照ください

このガイドのその他のセクションでは、計画で利用できるすべてのツールを取り上げています。しかし、そのオープンエンドの性質により、これらの概念をすべてひとまとめにするのは難しい場合があります。

利用可能なすべての機能を組み合わせる一例として、Veridian Dynamics のプランナーが計画機能をどのように使用しているかをご紹介します。

Veronica の紹介

Veronica は、Veridian Dynamics のアプリ開発および機能デリバリーの責任者です。同社は、QR リーダー、再設計された UI、ユーザーがアップグレードを購入する方法など、いくつかの新機能を追加したいと考えています。すべてをタイムリーに終わらせるために、作業を ADR チーム、IOS チーム、Frisky Dingos チームの 3 チーム間で分担します。タイムラインを調整するのは Veronica の責任です。

Veronica はプランをどのように設定するか

まず、Veronica は、ADR チーム、IOS チーム、Frisky Dingo チームがそれぞれ作業ソースとして使用するボードを参考にプランを作成します。

プランを設定するために、Veronica は Advanced Roadmaps で課題ソースを設定します。

その後、3 つのチームすべてをプランに追加し、課題ソースを適切なチームに関連付けます。

Veronica は Advanced Roadmaps でチームを課題ソースに関連付けます。

次に、Veronica は、すべてのチームに共通する課題階層を設定する必要があります。現在のところ、ADR チームのみがエピックより上位のレベル (レジェンドオデッセイなど) を使用します。彼女はこれらのレベルを IOS チームと Frisky Dingos チームの課題スキームに追加する必要があります。そのためには、[課題タイプ スキーム] ページに移動し、設定済みの課題タイプをこれらのチームのスキームに追加します。

Veronica は新たに作成した課題タイプを Jira スキームに追加し、Advanced Roadmaps で使用できるようにします。

設定が完了したら、Veronica は、部門の年間目標である "継続的なイノベーションと洗練" に沿ったオデッセイ レベルの課題をロードマップに作成します。次に、レジェンド レベルで "アプリの新バージョンを作成" という子課題を追加します。

Veronica がプランの作成を開始する前の階層は Advanced Roadmaps にこのように表示されます。

このようにすることで、Veronica は会社のより高いレベル (つまり大枠) の目標を追跡できるようにし、階層レベルを下げるにつれて徐々にきめ細かく、実行可能になるようにプランを設定しています。オデッセイ レベルのチケットは、組織内の他のチームが作業をネストできるチケットであり、リーダーは必要に応じてプロジェクトを掘り下げることができます。

Veronica はプランをどのように作成するか

まず、Veronica は、チームが扱うべき具体的な作業のいくつかの大枠に沿ったエピックを作成します。バックエンド開発用のエピック、各機能用のエピック、フロントエンド作業用のエピックなどです。エピックを作成したら、レジェンドとオデッセイを差し当たり除外するように階層設定を調整し、プランの作成が必要な作業に集中します。

各エピック内で、実際に実行すべき作業を表すストーリーレベルのタスクの作成と見積もりを行って、それをチームに割り当てます。[ビューの設定] メニューの [日付] と [その他] の値をロールアップし、チーム割り当てに基づいてスケジュール バーに色を付けます。

Veronica は Advanced Roadmaps に色とロールアップの設定を適用します。

次に、Veronica は課題に依存関係を割り当てます。計画に対して、バックエンド開発のエピックは、"バックエンド探索" というエピックのすべての作業が完了するまで開始できないことを指示します。ここではプランニングの順序を指示しているだけですが、実際に作業が開始されると、この依存関係が軌道から逸れたときに計画で警告が表示されます。

Veronica が最後に含める計画構造はリリースです。単一プロジェクト リリースをマイルストーンとして使用し、1 つのプロジェクト横断型リリースを新しいアプリの最終リリースとして使用します。[リリース] タブに移動し、3 つの単一プロジェクト リリース (チームごとに 1 つ) とそれらすべてを網羅する 1 つのプロジェクト横断型リリースを作成します。

Veronica は Advanced Roadmaps の 1 つの大規模なプロジェクト横断型リリースに個々のリリースを追加します。

ここでプランに戻ると、作成したリリースがタイムライン上にマークされます。プロジェクトが進むにつれて、そのリリースの進捗状況を追跡できるようになります。

Veronica のプロジェクト横断型リリースは Advanced Roadmaps のタイムラインにこのように表示されます。

タイムライン上の最後のリリースはプロジェクト横断型リリースであり、そのマーカーは最後のリリースと一致しています。

Veronica は Advanced Roadmaps のタイムラインからプロジェクト横断型リリースの健全性を監視できます。

このプランをもって、Veronica が製品チーム関係者と経営陣の両方に暫定的なタイムラインを提示する準備が整いました。承認されれば、右上の [変更を確認] ボタンを使用して変更を保存するだけで、タイムライン上に作成したすべての課題がチームのボードに自動的に入力され、グルーミングを開始できるようになります。

その他の例:

Ted が計画機能を使用する方法 - シナリオとキャパシティ

その他の情報:

Advanced Roadmaps で階層レベルを追加する方法を確認する

Advanced Roadmaps でのタイムライン データの表示形式を変更する方法を確認する

Advanced Roadmaps における単一プロジェクト リリースとプロジェクト横断型リリースの詳細を確認する

Advanced Roadmaps でプロジェクト横断型リリースを作成する方法を確認する

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