課題とサブタスクを作成する

すべてのプロジェクトの構成要素は課題です。作業が完了するまで、課題はプロジェクト内のそれぞれのワークフローに沿って移動する作業パケットとして機能します。

課題は、個別に割り当ておよび追跡が可能なサブタスクを持つことができます。また、課題レベルのセキュリティを制御して、課題をチームの特定のメンバーに制限することもできます。 

このページでは、課題とサブタスクの作成や変換、課題レベルのセキュリティの設定に関する詳細をご確認いただけます。また、CSV インポートによって複数の課題とサブタスクをインポートできます。CSV ファイルから複数の課題をインポートする方法をご確認ください

始めたばかりの方は、管理者向けドキュメントを参照して、課題タイプの設定方法をご確認ください。 

課題が関連するプロジェクトの 課題の作成 プロジェクト権限 が必要です。

課題の作成

Jira の任意の場所に課題を作成する手順は、次のとおりです:

  1. [作成] () を選択します。

  2. 課題の概要を入力します。

  3. すべての必須フィールドと必要なその他のフィールドを入力します。

    1. オプション: 別の課題を作成するときに表示されるフィールドを変更するには、[フィールドの設定] を選択して必要なフィールドを選択/選択解除します。課題を次に作成するときには、ここで選択したフィールドが表示されます。

    2. オプション: 同じプロジェクトおよび課題タイプで他の課題を作成するには、もう1つ作成チェックボックスを選択します。設定と課題作成履歴に応じて、同じフィールドが事前に入力済になっている場合があります。新しい課題を作成する前にこれらを確認します。

  4. 完了したら [作成] をクリックします。 

JQL フィルターを使用するボードで課題を作成すると、課題はカスタム値やラベルなどのフィールドを継承します。

新しく作成した課題は、次の場合を除いてバックログの最上部に表示されます。

  • バックログで課題を選択している場合、課題は選択済みの課題のすぐ下に作成されます。

  • 課題の作成時にスプリントを指定した場合、課題はスプリントの一番下に作成されます。

バックログでは、インライン課題作成を使用して課題を素早く作成できます (スクラム ボード、バックログ、開始待ちのスプリントのみ)。[+ 課題の作成] をクリックするだけです。 

ボードのフィルターが複数のプロジェクトを指定している場合も、[課題の作成] ダイアログのすべての項目を入力する必要があります。

インラインでの課題作成を使用して課題を作成する場合、課題はプロジェクト内の特定のロールに制限されません。これらの課題は、プロジェクトを表示できる人なら誰でもアクセスできます。課題を制限するには、グローバル ナビゲーション バーを使用して課題を作成します。

また、特定のエピックに自動で所属する課題を作成できます。エピックを使用している場合は、[フィールドの設定] を選択して [エピック リンク] フィールドを画面に追加します。その後、作成時に課題をエピックに追加できます。エピックにおける作業の詳細についてご確認ください。

このアクションは、Jira のコマンド パレットを介してキーボードで実行できます。Jira 内で、command + K キー (Mac の場合) または Ctrl + K キー (Windows の場合) を使用してコマンド パレットを開きます。Jira のコマンド パレットの詳細はこちらをご確認ください。

既存のコンテンツを使用して一度に複数の課題を作成

注意: 現在、この機能はチーム管理対象プロジェクトでのみ利用できます。

実行する必要のある外部の作業リストがすでにある場合は、コンテンツをコピーして Jira に直接貼り付けると、複数の課題を一度に自動作成できます。新しいテキスト行はそれぞれ別の課題になります。

既存のコンテンツを使用して複数の課題を作成するには、次の手順に従います。

  1. 外部のタスク リストに移動します。新しいタスクをそれぞれ別の行に入力します (タスクあたり最大 255 文字)。

  2. リストをクリップボードにコピーします (一度に最大 20 タスク)。

  3. カンバン ソフトウェア開発プロジェクトのボードまたはバックログに移動するか、スクラム ソフトウェア開発プロジェクトのバックログに移動します。

  4. バックログの一番下、スプリントの一番下 (スクラム)、またはボードの列の一番下 (カンバン) で [+ 課題を作成] を選択します。

  5. 貼り付けます。「お困りですか?」というメッセージが表示されます。複数の課題 (または 1 つの課題) を作成することを選択します。

課題を複製する

課題を複製すると、同じプロジェクト内の課題の複製を素早く作成できます。複製された課題は、元の課題とほとんど同じ情報 (概要、影響バージョン、コンポーネントなど) を保持します。ただし、一部の詳細 (例: 作業ログ、コメント、履歴、Confluence ページへのリンクなど) は複製されません。課題ステータスも対応するワークフローの最初のステップに戻り、解決状況はクリアされます。複製された課題を元の課題にリンクすることも可能です。

課題を複製するには:

  1. 課題を開きます。

  2. [その他のアクション] (•••) > [複製] を選択します。

  3. 複製した課題の [概要] を任意で編集します。

  4. 複製している課題に適用可能な場合、次のオプションも選択できます。

    • サブタスクを複製して既存のサブタスクをコピーする

    • 添付ファイルを複製して既存の添付ファイルを追加する

    • リンクを複製して既存のリンクされた課題を追加する

    • スプリント値を複製して課題の現在のスプリント値とクローズ済みのスプリント値全体をコピーする

  5. [作成] を選択します。

課題の分割

課題の分割は、課題がとても大きく、2 つ以上に分割して管理しやすくしたいときに便利です。アクティブ スプリントやカンバン ボードではなく、スクラム バックログカンバン バックログ (有効化されている場合) からのみ課題を分割できます。

  1. スクラムまたはカンバン ソフトウェア開発プロジェクトのバックログに移動します。

  2. 課題を右クリックして [課題を分割] を選択します。 

また、課題を分割するオプションはスプリントまたはバックログの [Selected for Development (開発用に選択済み)] セクションに表示されます。カンバン バックログの詳細をご確認ください

課題を分割するとどうなりますか?

スクラム バックログで

  • バックログで課題を分割すると、新しい課題はバックログ セクションに送られます。

  • アクティブ スプリントで課題を分割する場合は、新しい課題をバックログ、将来のスプリント、またはアクティブ スプリントのいずれかに送信するよう選択できます。

カンバン バックログで

課題の分割後、新しい課題はバックログ セクションに送られます。これは、ご利用のカンバン ボードの列の設定にもよりますが、基本的にはワークフローの最初のステータスにマッピングされている列のセクションになります。

カンバン ボードの設定に関する詳細をご確認ください。 

課題の詳細には何がありますか?

  • 新しい課題は、元の課題と同じタイプになります。例えば、ストーリーを 2 つ以上の課題に分割した場合、新たな課題もストーリーになります。

  • 新しい課題は、元の課題の内容と同じ内容のほとんどを含みます。 (優先度、コンポーネンツ、ラベル等)

  • コピーされない課題の詳細には、作業ログ、コメント、課題履歴、課題リンク、カスタム フィールドなどが含まれます。ただし、元の課題は、新しい課題にリンクされます。

  • 新しい課題には、 課題を分割する際に入力した要約を含みます。

  • 元の課題は、見積もりを持っている場合、新しいい課題でも見積の入力をすることができます。また、必要に応じて、元の課題の見積に更新することができます。

  • 課題ステータスも対応するワークフローの最初のステップに戻り、解決状況はクリアされます。

サブタスクを作成する

課題のサブタスクを作成することによって、課題を小さなチャンクに分割したり、課題のさまざまな作業を別々の人に割り当てたりすることができます。サブタスクが課題の解決を遅らせているとことがわかった場合、サブタスクを課題に変換して、作業を独立して行うことができます。ある課題が実質的に大きな課題のサブタスクであることがわかった場合、課題をサブタスクに変換することもできます。

サブタスクは、管理者がサブタスクを有効にし、プロジェクトの課題タイプ スキームにサブタスクの課題タイプを追加している場合にのみ作成できます。

子課題を作成するには、次の手順に従います。

  1. 親課題にする課題を開きます。

  2. 課題の要約の下にある アイコンを選択します

  3. 課題の要約を追加して [作成] を選択します。

サブタスクを作成する場合、以下の値は親タスクから継承されます。

  • project

  • 課題セキュリティ レベル

  • (ある場合は) スプリント値

[サブタスクの作成] 画面をカスタマイズして、最もよく使用するフィールドを表示できます。これを行うには、ダイアログの右上にある [フィールドの設定] を選択して [すべて] リンクと [カスタム] リンクを使用し、デフォルト画面とカスタム設定を切り替えます。変更内容は、今後の使用のために保存されます。

このアクションは、Jira のコマンド パレットを介してキーボードで実行できます。Jira 内で、command + K キー (Mac の場合) または Ctrl + K キー (Windows の場合) を使用してコマンド パレットを開きます。Jira のコマンド パレットの詳細はこちらをご確認ください。

課題タイプで作業する

課題タイプの変更

課題を作成したあとで課題のタイプを変更し、必要な作業をより良く表すようにすることができます。たとえば、タスクとして起票した課題をバグに変更できます。

  1. 作業している課題を開きます。

  2. 左上の、課題キーの横にある課題タイプ アイコンをクリックします。

  3. 新しい課題タイプを選択します。

新しい課題タイプに別のフィールドがある場合や、別のワークフローがある場合、変更を完了するための [課題の移動] 画面が開かれます。

サブタスクを課題に変換する

  1. 変換するサブタスク課題に移動します。

  2. その他 (•••) > [課題に変換] を選択します。

  3. [ステップ 1. 課題タイプの選択] 画面で、新しい課題タイプ (例: 標準課題タイプ)、[次へ] の順に選択します。

  4. サブタスクの現在のステータスが新しい課題タイプで許可されているステータスではない場合は、[ステップ 2. 新しいステータスを選択] 画面が表示されます。新しいステータス、[次へ] の順に選択します。

  5. [ステップ 3. フィールドの更新] 画面では、必要に応じて追加フィールドを入力するように求められます。それ以外の場合は、メッセージ「すべてのフィールドは自動で更新されます」が表示されます。[次へ] を選択します。

  6. [ステップ 4. 確認] 画面が表示されます。課題の新しい詳細情報に問題がなければ、[完了] を選択します。

  7. 課題が表示されます。親課題の課題キーが画面の上部に表示されなくなり、サブタスクではなくなったことがわかります。

課題をサブタスクに変換する

  1. 課題を開いて、課題の左上にある課題タイプのアイコンを選択します。

  2. 利用可能な課題タイプの一覧から [サブタスク] を選択します。

  3. 新しいサブタスクの親課題を選択します。

課題にサブタスクがある場合、その課題をサブタスクに変換することはできません。まず、課題のサブタスクを独立した課題に変換する必要があります。それから必要に応じて、その課題を別の課題のサブタスクに変換できます。サブタスクを1つの課題から別の課題へ直接移動することはできません。独立した課題に変換してから、新しい親課題のサブタスクに変換する必要があります。

課題へのアクセスを制限する

アトラシアンではオープンな作業を推奨していますが、特定の作業を閲覧できる人物を制限したい場合もあります。たとえば、財務的な機密情報、採用情報および他の個人情報、セキュリティ関連のソフトウェア エンジニアリング作業に関するタスクを表示できるユーザーを制限したい場合があります。

企業管理対象プロジェクトとチーム管理対象プロジェクトの両方で課題を表示するユーザーを制限できますが、手順はそれぞれ異なります。

Jira の Free プランでは、プロジェクトの権限またはロールを編集できません。また、すべての Free プラン (Jira Service Management を含む) では、課題レベルのセキュリティを設定できません。Free プランでのプロジェクト権限の仕組みに関する詳細をご確認ください。Jira の強力なプロジェクト権限管理機能を活用するには、プランをアップグレードしましょう。

企業管理対象プロジェクトで課題へのアクセスを制限する

企業管理対象プロジェクトでは、課題のセキュリティ レベルを設定することでアクセスを制限できます。

企業管理対象プロジェクトの課題で課題のセキュリティ レベルを設定するには、次の手順に従います。

  1. 課題の右上にある鍵のアイコンを選択します。アイコンは、プロジェクトでセキュリティ スキームが設定されている場合にのみ表示されます。

  2. 希望するセキュリティ レベルを選択します。

鍵アイコン、[セキュリティ レベルを削除] の順に選択することで、課題のセキュリティ レベルも削除できます。

Jira 管理者は課題セキュリティ スキームを通じて、セキュリティ レベル (およびそれらのメンバーシップ) を追加、編集、または削除できます。課題セキュリティ スキームの詳細をご覧ください

チーム管理対象ソフトウェア プロジェクトで課題へのアクセスを制限する

チーム管理対象ソフトウェア プロジェクトでは、プロジェクトの特定のロールにアクセスを制限できます。

アクセスを制限するには、そのプロジェクトで「すべての課題を制限」権限を持つロールが必要です。チーム管理対象プロジェクトのロールと権限に関する詳細をご確認ください

課題の作成時にアクセスを制限するには、次の手順を実行します。

  1. ナビゲーション バーから [+ 作成] を選択します。

  2. 課題の必須フィールドに入力します。

  3. フィールドの課題の一覧リストで [Restrict to] を選択します。

  4. ドロップダウンから課題の表示を許可したいロールを選択します。

  5. [作成] を選択します。

課題を特定のロールに制限するには、上記の手順を使用して課題を作成する必要があります。他の方法で課題を作成した場合、課題は制限されません。

課題の制限がある課題のサブタスクを作成すると、サブタスクは親課題の制限を継承します。サブタスクの課題の制限を個々に変更することはできません。サブタスクの課題の制限を設定するには、親課題の制限を更新する必要があります。

課題の作成後にアクセスを制限するには、次の手順を実行します。

  1. 課題の右上にある鍵のアイコンを選択します。

  2. ドロップダウンから課題の表示を許可したいロールを選択します。

  3. [制限] を選択します。

また、メニューでロール名の横にある [X] を選択してロールを削除できます。

チーム管理対象プロジェクトの管理者は、[アクセス] ページでロールとそのメンバーシップを追加、編集、または削除できます。[プロジェクト設定] > [アクセス] の順に移動します。チーム管理対象プロジェクトのロールと権限に関する詳細を説明します

企業管理対象プロジェクトからチーム管理対象プロジェクトに課題を一括で移動する場合、課題は制限なしで移動されてオープンになります。

課題の制限が関連付けられているカスタム ロールを削除すると、そのロールは課題にアクセスできなくなります。例えば、カスタム ロール "開発者" があり、課題がそのロールのみに制限されている場合、ロールを削除すると課題にアクセスできなくなります。"開発者" を含む一連のロールに課題が制限されている場合、"開発者" ロールを削除しても他のロールからその課題にアクセスできます。

課題の削除

課題を削除するには、課題を作成したプロジェクトで課題の削除権限を持っている必要があります。プロジェクト権限の詳細をご確認ください。

課題を削除するには、次の手順に従います。

  1. 課題に移動し、その詳細を表示します。

  2. [...] > [削除] の順に選択します。

このアクションは、Jira のコマンド パレットを介してキーボードで実行できます。Jira 内で、command + K キー (Mac の場合) または Ctrl + K キー (Windows の場合) を使用してコマンド パレットを開きます。Jira のコマンド パレットの詳細はこちらをご確認ください。

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