今後の変更:「エピックリンク」から「親」に置き換え

現在、epic-link は基本レベル (ストーリー、バグ、タスクを含む) の課題をエピックに、parent-linkJira Cloud Premium を所有しているユーザー向けにエピックをより高いレベルの課題に接続します。

2023 年 10 月以降、親/子関係を表す単一の方法に移行して、シンプルかつ一貫性のあるエクスペリエンスを Jira プロジェクトのあらゆるレベルで実現します。企業管理対象プロジェクトの epic-linkparent-link は、チーム管理対象プロジェクトですでに使用されている parent コンセプトに置き換えられる予定です。

注: 次のアップデートは Jira インスタンスに自動で適用されるため、ユーザーによる操作は不要です。次の変更は、企業管理対象プロジェクトにのみ適用されます。

図: Premium と Free/Standard の現在と将来の階層

課題ビューのアップデート

課題の親は、右側パネルのepic-linkまたはparent-linkリンク フィールドに表示される状態から、チーム管理対象プロジェクトと一致する上部ブレッドクラムに移動します。既存のepic-linksはブレッドクラムに自動で移動するため、ユーザーによる操作は不要です。

Jira Cloud Premium ユーザーの場合は、parent-link もブレッドクラムに移動するため、課題設定を表示する必要はなくなります。

現在のエクスペリエンス

新しいエクスペリエンス

エピック リンク フィールドによる旧式の親エクスペリエンス

エピック リンク フィールドによる旧式の親エクスペリエンス

親リンク フィールドによる旧式の親エクスペリエンス

親リンク フィールドによる旧式の親エクスペリエンス

新しいブレッドクラムの親エクスペリエンス

新しいブレッドクラムの親エクスペリエンス

課題ビューの [その他 (...)] メニューで親を変更

課題ビューの [その他 (...)] メニューで親を変更

[その他 (...)] メニューを使用するかブレッドクラムの [すべて表示] をクリックして課題の親を変更

[その他 (...)] メニューを使用またはブレッドクラムの [すべて表示] をクリックして、課題の親を変更

 

ボード/バックログのアップデート

ボードとバックログのエクスペリエンスは変わりません。リストされた各課題のバッジには親エピックが引き続き表示されます。

バックログにリストされた各課題に表示されている親エピック

課題作成のアップデート

課題作成エクスペリエンスでは、epic-linkparent-linkの各フィールドが 1 つのparentフィールドに置き換えられます。現在の機能と同様に、親の検索時に「完了」の課題を除外できます。また、課題の検索結果には 1 つ上のレベルの課題のみが表示されます。

課題作成エクスペリエンスの親フィールド

JQL、課題検索、保存済み検索をアップデートする

現在: 既存のepic-link データはすべて新しい親フィールドにコピーされました。今後、ユーザーが作成する新しいエピックリンクも親フィールド全体に自動でコピーされます。ユーザーはepic-linkによって新しい JQL または課題検索を作成できなくなり、parentを代用するように指示されます。JQL 対応ボードを含むすべての保存済み検索/JQL クエリは、同じ結果*を引き続き表示します。新しいエピック リンクを追加または既存のエピック リンクを編集すると、保存された検索とクエリの結果が更新されます。

基本的に保存した内容は引き続きすべて正常に機能しますが、新しい内容を作成する際にはepic-linkではなくparentを代用するようにガイドします。

ボード フィルターにエピックリンクを選択する際の警告
詳細なボード フィルターにエピックリンクを追加する際の警告

今後

  • 2022 年後半には、上記の変更がparent-link フィールドにも適用されます。

  • 2023 年には、epic-linkparent-linkを含む既存の保存済み JQL と課題検索をすべてparentに変換します。検索結果には影響しません。ユーザーによる操作は不要です。アップデートが近づいた段階で、より具体的な日付をここでお知らせします。

*JQL クエリでは、epic-link 値と parent-link 値の両方が parent にコピーされるため、以前とは異なる結果が返される場合があります。

これらのアップデートは、企業管理対象プロジェクトの課題にのみ影響します。チーム管理対象プロジェクトの課題は影響を受けません。

次のように親 JQL 関数を使用する場合、以前は結果にサブタスクのみが含まれていましたが、今後は epic-link 値を持つすべての課題が含まれるため、より多くの課題が返される可能性があります。

  • parent is not empty

  • parent = xyz (xyz がエピック課題である場合)

  • parent != xyz

  • parent in (xyz, abc) (xyz または abc がエピック課題である場合

  • parent not in (xyz, abc)

推奨: これらの機能をご利用で、引き続きサブタスクのみの結果を取得したい場合は、"issueType[1]" フィールドを使用します。

parent is empty をご利用の場合、epic-link 値を持つ課題が結果に含まれなくなるため、このクエリで返される課題が少なくなる可能性があります。こうしたクエリは、意図する動作に基づいて手動で更新する必要があります。

自動化のアップデート

コンポーネント

既存の自動化ルールの場合、現在、Epic Link フィールド ([フィールドを編集]、[課題の作成]、[課題を複製] アクションなど) を参照しているコンポーネントは引き続き動作します。

新しい自動化ルールでは、引き続き、これらのコンポーネントの Epic Link フィールド、および Parent フィールドを選択できます。

すべてのルールにおいて、これらのコンポーネントの Epic Link フィールドが選択されている場合、ルールは課題の Parent フィールドをアップデートします。

スマート値

次のスマート値は変更されます。

  • {{issue.epic link}} は、課題の parent がエピックの場合に値を返します。

  • {{issue.parent link}} は、課題の parent がエピックでない場合に値を返します。

  • 以前はサブタスクでのみ使用されていた {{issue.parent}} は、アクティブな課題がサブタスクかどうかに関係なく、値を返すようになります。

CSV のインポートとエクスポートに関するアップデート

今後は、CSV 経由で Jira にデータをインポート/エクスポートする際に、"parent" フィールドが使用されるようになります。

つまり、CSV ファイルでデータをインポートする場合、このデータが Jira 内で確実にキャプチャされるように、親課題の ID を新しい "parent" フィールドにマップする必要があります。

引き続き "epic link" フィールドと "parent link" フィールドを CSV でインポートする場合は、Jira 内でこの値を設定する際に "parent" フィールドが優先されます。

データを CSV にエクスポートすると、parent ID がサブタスクでキャプチャされなくなり、"parent" フィールドのみが返されます。

Marketplace API への影響

Marketplace ベンダーには、6 か月以上前の通知でこれらの変更が通知されています。「エピックリンク、親のリンク、REST API と Webhook のその他の関連フィールドの廃止」をご参照ください。

ユーザー側で操作は必要ですか? 既存のエピックリンクは保持されますか?

これらのアップデートは Jira インスタンスに自動で適用されるため、ユーザーによる操作は不要です。既存の epic-linksparent-links はすべて parent にコピーされます。また、epic-linkparent-link にアップデートがある場合は、parent の値が自動で更新されます。

FAQ

  • エピック カラーは影響を受けますか? ボードやバックログには色付きバッジが付いたエピックが引き続き表示されますが、エピックカラーには軽微な変更が予定されています。これらの変更に関する詳細について「企業管理対象プロジェクトのエピック フィールドに対する今後の変更点」をご確認ください。

  • これらの変更が行われた後も、epic-linkのデータは表示できますか?はい、これらのフィールド JQL と課題検索には引き続きアクセスできます。

  • epic-linkを更新すると、parentの値はどうなりますか?parentの値は自動で更新されます。

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