列の設定

スクラム ボードのアクティブ スプリントとカンバン ボードの縦の列はいずれも、ボードのプロジェクトのワークフローを表します。

突き詰めると、列は課題の現在のステータスを示しています。たとえば、スクラム ボードの既定の列は [作業前]、[進行中]、[完了] です。カンバン ボードの既定の列は [バックログ]、[開発用に選択]、[進行中]、[完了] です。

チームのワークフローが成熟するにつれて、チームの作業プロセスにさらに多くのステータスを導入する場合があります。チームの作業を整理して議論しやすいように、1 つの列に複数のステータスを割り当てて、ボード全体でカードを移動する際にチームが使用する列の数を減らせます。

必要に応じて、これらの列の追加、削除、名前変更、移動を行えます。どのステータスを特定の列にマッピングするか、さらに各列に制約を適用するかどうかも選択できます。

はじめる前に

ボードおよびその設定を構成するには、次のいずれかである必要があります。

• ボードの場所のプロジェクト管理者

• ボード自体のボード管理者

詳細は、「権限の概要」を参照してください。

列を編集する

ボードの列を編集するには、次の手順に従います。

1. ボードに移動して、[詳細（）] > [ボードを設定] を選択します。

2. 左側のメニューで [列] を選択します。

3. [ステータスを列にマッピング] で、次の表に記載された説明に従って列を編集できます。

上のスクリーンショットが示すように、各列にはグレー、青、緑のバーが表示されます。

• 一番左の 1 列は常にグレーで表示されます。これは項目が「新規」ステータスであることを示します。

• 一番右の 1 列は常に緑で表示されます。これは項目が「成功」ステータスであることを示します。

• 中央の列（または、列を追加した場合は複数の列）は常に青で表示されます。これは項目が「進行中」であることを示します。

これらの色は、Jira アプリケーション用ガジェット など、 Jira のさまざまな場所で表示されます。

ステータスを列にマッピングする

次の表に示すように、既定ではボードの列は既定の Jira ステータスにマッピングされています。これは必要に応じて変更できます。たとえば、カスタマイズした Jira ステータスを追加して使用している場合、このステータスをボード内の適切な列にマッピングできます。

ボードのプロジェクトが既定の Jira ワークフローを使用している場合

ボードのプロジェクトで簡易ワークフローを使用している場合

どのステータスを特定の列にマップするかを編集する

1. ボードに移動して、[詳細（）] > [ボードを設定] を選択します。

2. 左側のメニューで [列] を選択します。

3. [ステータスを列にマッピングする] では、次の表に記載された説明に従って、どのステータスを特定の列にマッピングするかを編集できます。

注: 課題で使用されている Jira ワークフローで未使用の一部のステータス (特にカスタム ステータス) は、ボードの課題では利用できない場合があります。

新しいステータスを追加する

ボードで簡易ワークフローを使用している場合

1. ボードに移動して、[詳細（）] > [ボードを設定] を選択します。

2. 左側のメニューで [列] を選択します。

3. [マッピングされていないステータス] パネルで、[ステータスを追加] を選択します。

4. 新しいステータスの名前を入力し、そのカテゴリを選んで [ステータスを追加] を選択します。

    

注意：[ステータスを追加] ボタンは、対象のボードのプロジェクトで Jira プロジェクト管理者の権限を持つ場合にのみ利用できます。詳細は「権限の概要」をご参照ください。

ステータスを削除する

次の場合にのみ、ステータスを削除できます：

• ご自身がこのボードのプロジェクトのプロジェクト管理者である場合。かつ、

• そのステータスの課題が存在しない場合。

他のワークフローがこのステータスを使用中の場合は、ステータスは現在のワークフローから削除されますが、削除はされません。

ボードで簡易ワークフローを使用している場合

1. ボードに移動して、[詳細（）] > [ボードを設定] を選択します。

2. 左側のメニューで [列] を選択します。

3. 関連するステータスを [マッピングしていないステータス] パネルにドラッグ アンド ドロップします。

4. そのステータスを持つ課題が存在しない場合は、 アイコンを選択して削除します。

ボードが簡易ワークフローを使用していない場合、Jira 管理者のみがワークフロー エディターでステータスを削除できます。詳細は「ワークフロー」をご参照ください。

列制約を設定する

ワークフローの段階ごとの制約の設定は、カンバンにとって大変重要です。設定することで、作業が継続的にパイプラインを流れるようになります。スクラムでは使いやすく、難所を早期に発見し、スプリントのスコープを調整することもできます。 制約をかけるのは、すべての列か、または一部の列だけか指定できます。

制約は、列に最小または最大数の課題が表示されると、視覚的なインジケータをトリガーします。ボードを見ると、すぐに気づくはずです。

 ボード ビューで列の制約を超えると、列のヘッダーの色が次のように変わります。

• 赤の列ヘッダー — 課題が最大数を超えています

• 黄色の列ヘッダー — 課題の最小数を満たしていません

列の制約の値は、制約を設定した各列の上部に表示されます。これらの値は、列に表示される課題の数に影響しません。

列の制約は、課題がクイック フィルターで非表示になっているかどうかにかかわらず、列内の課題の合計数に対して適用されます。

ボードの列に制約を設定するには：

1. ボードに移動して、[詳細（）] > [ボードを設定] を選択します。

2. 左側のメニューで [列] を選択します。

3. 以下の表の説明のとおりに、制約を編集します。

ボード上で列を直接設定する

あなたがプロジェクト管理者かボード管理者で、ボードで簡素化されたワークフローを使用している場合は、ボード上で列を直接設定できます。

• 列を作成するには、すべての列の右側にある + アイコンを選択します。

• 列の名前を変更するには、列の名前を選択して直接編集します。

• 列を移動するには、列の上部を選択し、新しい場所にドロップします。

• 列に制限を設定するには、列の名前を右クリックするかカーソルを合わせてその他のアクション (•••) > [列の制限を設定] を選択します。

• 列を削除するには、列の名前を右クリックするかカーソルを合わせてその他のアクション (•••) > [削除] を選択します。

カンバン バックログを有効化する

バッグログにある課題が少数である場合は、カンバン ボードの最初の列でバックログを管理すると作業が容易です。バックログが増加するに伴い、これらの課題の表示やスクロールの効率性が下がる場合があります。

カンバン バックログを有効にすると、チームの課題の作成/ランク付けを実行できる専用スペースで、より大きなバックログを利用できるようになります。さらに、カンバン ボードで進行中の作業からチームの注意を逸らすことなく、バックログでストーリー開発の計画を行えます。

カンバンバックログを有効化する方法

1. ボードに移動して、[詳細（）] > [ボードを設定] を選択します。

2. 左側のメニューで [列] を選択します。

3. [ステータスを列にマッピング] に [カンバン バックログ] パネルが表示されます。バックログを有効にするには、既存のステータスをパネルにドラッグ アンド ドロップします。代わりに新しいステータスを作成するには、[ステータスを追加] を選択して、パネルにドラッグ アンド ドロップします。

カンバン バックログが有効になっている場合は、ボードとバックログにエピックを表示する方法を選択できます。エピックは、課題カードとして表示することも、バックログのエピック パネルに表示することもできます。