Jira の使用を開始する
Jira を使用するのが初めての場合は、新たに管理者やユーザーになった方を対象としたガイドをご覧ください。
このページでは、高度な検索で使用される演算子の情報について説明します。
JQL の演算子は 1 つ以上の記号または単語から構成されており、その左のフィールドの値と右側の 1 つ以上の値 (または関数) を比較し、句によって TRUE の結果のみを取得します。一部の演算子では NOT キーワードを使用する場合があります。
"=" 演算子は、指定したフィールドの値が指定した値と完全一致する課題の検索に使用します (注: テキスト フィールドに使用することはできません。代わりに CONTAINS演算子を参照してください)。
指定したフィールドの値が複数の値と完全に一致する課題を検索するには、複数の "=" ステートメントと AND 演算子を使用します。
例
John Smith が作成したすべての課題を検索:
1
reporter = "John Smith"
Atlassian アカウント ID が abcde-12345-fedcba: の John Smith が作成したすべての課題を検索
1
reporter = "abcde-12345-fedcba"
指定したフィールドの値が指定した値と一致しない課題の検索に「!=」演算子を使用します(注: テキスト フィールドに使用することはできません。代わりに DOES NOT MATCH ("!~") 演算子をご確認ください)。
field != value と NOT field = value は同じであることにご注意ください。また、field != EMPTY と field IS_NOT EMPTY も同じです。
"!=" 演算子は、値を持たないフィールド (空のフィールド) は照合しません。例えば、component != fred は、コンポーネントを持ち、かつ、コンポーネントが "fred" ではない課題のみを照合します。"fred" 以外のコンポーネントを持つ課題とコンポーネントを持たない課題を検索するには、component != fred or component is empty と入力する必要があります。
例
John Smith 以外のユーザーの Atlassian アカウント ID を持つユーザーに割り当てられたすべての課題を検索します。
1
not assignee = abcde-12345-fedcba
または
1
assignee != abcde-12345-fedcba
John Smith の Atlassian アカウント ID に割り当てられていないすべての課題を検索します。
1
assignee != abcde-12345-fedcba or assignee is empty
自分以外が報告した、自分に割り当てられていないすべての課題を検索:
1
reporter = currentUser() and assignee != currentUser()
報告社または担当者が John Smith 以外のすべてのユーザーであるすべての課題を検索:
1
assignee != "John Smith" or reporter != "John Smith"
報告者または担当者が John Smith 以外のすべてのユーザーであるすべての課題を検索:
1
assignee != "John Smith" or reporter != "John Smith"
未割り当てのすべての課題を検索:
1
assignee is not empty
または
1
assignee != null
">" 演算子は、指定したフィールドの値が指定した値よりも大きい課題の検索に使用します。
">" 演算子は順序をサポートしているフィールド (日付フィールド、バージョン フィールドなど) でのみ使用でき、テキスト フィールドでは使用できないことにご注意ください。フィールドでサポートされる演算子については、個々のフィールドのリファレンスを確認してください。
例
投票数が 4 票より多いすべての課題を検索:
1
votes > 4
期限切れのすべての課題を検索:
1
duedate < now() and resolution is empty
優先度が "Normal" より高いすべての課題を検索:
1
priority > normal
">=" 演算子は、指定したフィールドの値が指定した値以上である課題の検索に使用します。
">=" 演算子は順序をサポートしているフィールド (日付フィールド、バージョン フィールドなど) でのみ使用でき、テキスト フィールドでは使用できないことにご注意ください。フィールドでサポートされる演算子については、個々のフィールドのリファレンスを確認してください。
例
投票数が 4 票以上のすべての課題を検索:
1
votes >= 4
期限が 2018 年 12 月 31 日以降のすべての課題を検索:
1
duedate >= "2008/12/31"
過去 5 日間に作成されたすべての課題を検索:
1
created >= "-5d"
"<" 演算子は、指定したフィールドの値が指定した値よりも小さい課題の検索に使用します。
"<" 演算子は順序をサポートしているフィールド (日付フィールド、バージョン フィールドなど) でのみ使用でき、テキスト フィールドで使用できないことにご注意ください。フィールドでサポートされる演算子については、個々のフィールドのリファレンスを確認してください。
例
投票数が 4 票より少ないすべての課題を検索:
1
votes < 4
"<=" 演算子は、指定したフィールドの値が指定した値以下である課題の検索に使用します。
"<=" 演算子は順序をサポートしているフィールド (日付フィールド、バージョン フィールドなど) でのみ使用でき、テキスト フィールドで使用できないことにご注意ください。フィールドでサポートされる演算子については、個々のフィールドのリファレンスを確認してください。
例
投票数が 4 票以下のすべての課題を検索:
1
votes <= 4
過去 1 ヶ月間 (30 日間) 更新されなかったすべての課題を検索:
1
updated <= "-4w 2d"
"IN" 演算子は、指定したフィールドの値が対象となる複数の値のいずれかである課題を検索するために使用します。値は、かっこで囲んだカンマ区切りのリスト形式で指定します。
"IN" は、複数の EQUALS (=) ステートメントを使用した場合と同じ結果を返しますが、より短く、便利です。つまり、reporter IN (tom, jane, harry) と reporter = "tom" OR reporter = "jane" OR reporter = "harry" は同じです。
例
jsmith、jbrown、jjones のいずれかが作成したすべての課題を検索:
1
reporter in (jsmith,jbrown,jjones)
abcde-12345-fedcba、fedcb-12345-edcba または cdefb-67895-cbaed をそれぞれ Atlassian アカウントとして持つ、John Smith、Jim Brown、または Jared Jones によって作成されたすべての課題を検索:
1
reporter in (abcde-12345-fedcba,fedcb-12345-edcba,cdefb-67895-cbaed)
報告者または担当者が Jack または Jill であるすべての課題を検索:
1
reporter in (Jack,Jill) or assignee in (Jack,Jill)
abcde-12345-fedcba および cdefb-67895-cbaed をそれぞれ Atlassian アカウントとして持つ Jack または Jill が報告者または担当者であるすべての課題を検索:
1
reporter in (abcde-12345-fedcba,cdefb-67895-cbaed) or assignee in (abcde-12345-fedcba,cdefb-67895-cbaed)
バージョン 3.14 またはバージョン 4.2 のすべての課題を検索:
1
affectedVersion in ("3.14", "4.2")
"NOT IN" 演算子は、指定したフィールドの値が対象となる複数の値に含まれない課題を検索するために使用します。
"NOT IN" は、複数の NOT_EQUALS (!=) ステートメントを使用した場合と同じ結果を返しますが、より短く、便利です。つまり、reporter NOT IN (tom, jane, harry) と reporter != "tom" AND reporter != "jane" AND reporter != "harry" は同じです。
"NOT IN" 演算子は、値を持たないフィールド (空のフィールド) は照合しません。例えば、assignee not in (jack,jill) は、担当者を持ち、かつ、担当者が "jack" または "jill" ではない課題を照合します。"jack" または "jill" 以外に割り当てられた課題や未割り当ての課題を検索するには、assignee not in (jack,jill) or assignee is empty と入力する必要があります。
例
Jack、Jill、または John 以外の担当者を持つすべての課題を検索:
1
assignee not in (Jack,Jill,John)
abcde-12345-fedcba または fedcb-12345-edcba または cdefb-67895-cbaed をそれぞれ Atlassian アカウントとして持つ Jack、Jill、John 以外のユーザーが担当者であるすべての課題を検索:
1
assignee not in (abcde-12345-fedcba,fedcb-12345-edcba,cdefb-67895-cbaed)
担当者が Jack、Jill、または John でははないすべての課題を検索:
1
assignee not in (Jack,Jill,John) or assignee is empty
abcde-12345-fedcba または fedcb-12345-edcba または cdefb-67895-cbaed をそれぞれ Atlassian アカウントとして持つ Jack、Jill、John 以外のユーザーが担当者であるすべての課題を検索:
1
assignee not in (abcde-12345-fedcba,fedcb-12345-edcba,cdefb-67895-cbaed) or assignee is empty
"A"、"B"、"C"、または "D" 以外の修正バージョンを持つすべての課題を検索:
1
FixVersion not in (A, B, C, D)
修正バージョンが "A"、"B"、"C"、または "D" ではない、または修正バージョンが指定されていないすべての課題を検索:
1
FixVersion not in (A, B, C, D) or FixVersion is empty
"~" 演算子は、指定したフィールドの値が指定した値と一致する課題の検索に使用します (完全一致またはあいまい一致。以降の例を参照)。次のようなテキスト フィールドでのみ使用できます。
要約
説明
環境
コメント
"フリー テキスト検索" を使用するカスタムフィールド。これには、次の組み込みカスタムフィールド タイプのカスタム フィールドが含まれます。
フリー テキスト フィールド (無制限のテキスト)
テキスト フィールド (255 文字まで)
読み取り専用テキスト フィールド
JQL フィールド "text" (例: text ~ "some words") は、課題の要約、説明、環境、コメントを検索します。また、すべてのテキスト カスタム フィールドも検索します。テキスト カスタム フィールドが多数ある場合は、特定のフィールドを検索することで、クエリのパフォーマンスを改善できます。例:
Summary ~ "some words" OR Description ~ "some words"
注意: "~" 演算子を使用する場合、演算子の右側の値は Jira テキスト検索構文を使用して指定できます。
例
要約に "win" の単語 (または "wins" などの指定した語を含む単語) を含むすべての課題を検索:
1
summary ~ win
要約に "win" の単語のワイルドカード一致を含むすべての課題を検索:
1
summary ~ "win*"
要約に ”issue" および "collector" の単語を含むすべての課題を検索:
1
summary ~ "issue collector"
"full screen" との完全一致が要約に含まれるすべての課題を検索 (引用符やその他の特殊文字のエスケープ方法についての詳細は「テキストフィールドの構文を検索する」を参照してください):
1
summary ~ "\"full screen\""
"!~" 演算子は、指定したフィールドの値が指定した値のあいまい一致に該当しない課題の検索に使用します。次のようなテキスト フィールドでのみ使用できます。例:
要約
説明
環境
コメント*
"フリー テキスト検索" を使用するカスタムフィールド。これには、次の組み込みカスタムフィールド タイプのカスタム フィールドが含まれます。
フリー テキスト フィールド (無制限のテキスト)
テキスト フィールド (255 文字まで)
読み取り専用テキスト フィールド
* 課題に 2 つ以上のコメントが含まれる場合、検索にはすべてのコメントが含まれるため、この演算子は失敗します。
JQL フィールド "text" (例: text ~ "some words") は、課題の要約、説明、環境、コメントを検索します。また、すべてのテキスト カスタム フィールドも検索します。テキスト カスタム フィールドが多数ある場合は、特定のフィールドを検索することで、クエリのパフォーマンスを改善できます。例:
Summary ~ "some words" OR Description ~ "some words"
注意: "!~" 演算子を使用する場合、演算子の右側の値は Jira テキスト検索構文を使用して指定できます。
例
要約に "run" の単語 (または "running" などの指定した語を含む単語) を含まないすべての課題を検索:
1
summary !~ run
"IS" 演算子は EMPTY または NULL とのみ一緒に使用できます。つまり、指定したフィールドに値がない課題の検索に使用されます。
この演算子との互換性を持たないフィールドがあることにご注意ください。詳細については個々のフィールド リファレンスをご参照ください。
例
修正バージョンを持たないすべての課題を検索:
1
fixVersion is empty
または
1
fixVersion is null
"IS NOT" 演算子は EMPTY または NULL とのみ一緒に使用できます。つまり、指定したフィールドに値を持つ課題の検索に使用されます。
この演算子との互換性を持たないフィールドがあることにご注意ください。詳細については個々のフィールド リファレンスをご参照ください。
例
投票数が 1 票以上のすべての課題を検索:
1
votes is not empty
または
1
votes is not null
"WAS" 演算子は、指定したフィールドに指定した値が存在するか、過去に存在した課題の検索に使用します。
この演算子では次の述部を使用できます:
AFTER "date"
BEFORE "date"
BY "username" または BY (username1,username2)
DURING ("date1","date2")
ON "date"
この演算子は、フィールドの変更時にシステムで構成された値の名前 ("解決済み" など) を照合します。また、この演算子はその値の名前に関連付けられた値 ID も照合します。つまり、"解決済み" と同時に "4" を照合します。
[担当者]、[修正バージョン]、[優先度]、[報告者]、[解決状況]、[ステータス] の各フィールドでのみこの演算子を使用できます。
例
現在または過去のステータスが "進行中" である課題を検索:
1
status WAS "In Progress"
Joe Smith が 2 月 2 日より前に解決した課題を検索:
1
status WAS "Resolved" BY jsmith BEFORE "2019/02/02"
abcde-12345-fedcba を Atlassian アカウントとして持つ Joe Smith によって 2 月 2 日よりも前に解決された課題を検索:
1
status WAS "Resolved" BY abcde-12345-fedcba BEFORE "2019/02/02"
Joe Smith が 2010 年に解決した課題を検索:
1
status WAS "Resolved" BY jsmith DURING ("2010/01/01","2011/01/01")
abcde-12345-fedcba を Atlassian アカウントとして持つ Joe Smith によって 2010 年中に解決された課題を検索:
1
status WAS "Resolved" BY abcde-12345-fedcba DURING ("2010/01/01","2011/01/01")
Joe Smith または Sam Rogen が 2019 年に解決した課題を検索:
1
status WAS "Resolved" BY (jsmith,srogen) DURING ("2019/01/01","2020/01/01")
"WAS IN" 演算子は、指定したフィールドに指定した複数の値のいずれかが存在するか、過去に存在した課題を検索するために使用します。値は、括弧で囲んだカンマ区切りのリスト形式で指定します。
"WAS IN" は、複数の WAS ステートメントを使用した場合と同じ結果を返しますが、より短く、便利です。つまり、status WAS IN ('Resolved', 'Closed') と status WAS "Resolved" OR status WAS "Closed" は同じです。
この演算子では次の述部を使用できます:
AFTER "date"
BEFORE "date"
BY "username"
DURING ("date1","date2")
ON "date"
この演算子は、フィールドの変更時にシステムで構成された値の名前 ("解決済み" など) を照合します。また、この演算子はその値の名前に関連付けられた値 ID も照合します。つまり、"解決済み" と同時に "4" を照合します。
注: [担当者]、[修正バージョン]、[優先度]、[報告者]、[解決状況]、[ステータス] の各フィールドでのみこの演算子を使用できます。
例
現在または過去のステータスが "Resolved" または "In Progress" であるすべての課題を検索:
1
status WAS IN ("Resolved","In Progress")
"WAS NOT IN" 演算子は、指定したフィールドの値が対象の複数の値のいずれかを持ったことがない課題を検索するために使用します。
"WAS NOT IN" は、複数の WAS_NOT ステートメントを使用した場合と同じ結果を返しますが、より短く、便利です。つまり、status WAS NOT IN ("Resolved","In Progress") と status WAS NOT "Resolved" AND status WAS NOT "In Progress" は同じです。
この演算子では次の述部を使用できます:
AFTER "date"
BEFORE "date"
BY "username"
DURING ("date1","date2")
ON "date"
この演算子は、フィールドの変更時にシステムで構成された値の名前 ("解決済み" など) を照合します。また、この演算子はその値の名前と関連付けられた値 ID とも照合します。つまり、"解決済み" と同時に "4" を照合します。
注: [担当者]、[修正バージョン]、[優先度]、[報告者]、[解決状況]、[ステータス] の各フィールドでのみこの演算子を使用できます。
例
"Resolved" または "In Progress" のステータスを持ったことがないすべての課題を検索:
1
status WAS NOT IN ("Resolved","In Progress")
2 月 2 日より前に "Resolved" または "In Progress" のステータスを持たなかったすべての課題を検索:
1
status WAS NOT IN ("Resolved","In Progress") BEFORE "2011/02/02"
"WAS NOT" 演算子は、指定したフィールドが対象の値を持ったことがない課題の検索に使用します。
この演算子では次の述部を使用できます:
AFTER "date"
BEFORE "date"
BY "username"
DURING ("date1","date2")
ON "date"
この演算子は、フィールドの変更時にシステムで構成された値の名前 ("解決済み" など) を照合します。また、この演算子はその値の名前に関連付けられた値 ID も照合します。つまり、"解決済み" と同時に "4" を照合します。
注: [担当者]、[修正バージョン]、[優先度]、[報告者]、[解決状況]、[ステータス] の各フィールドでのみこの演算子を使用できます。
例
ステータスが "In Progress" ではなく、過去に持ったこともない課題を検索:
1
status WAS NOT "In Progress"
2 月 2 日より前に "In Progress" ステータスを持たなかった課題を検索:
1
status WAS NOT "In Progress" BEFORE "2011/02/02"
"CHANGED" 演算子は、指定したフィールドの値が変更された課題を検索するために使用します。
この演算子では次の述部を使用できます:
1
AFTER "date"
1
BEFORE "date"
1
BY "username"
1
DURING ("date1","date2")
1
ON "date"
1
FROM "oldvalue"
1
TO "newvalue"
注: [担当者]、[修正バージョン]、[優先度]、[報告者]、[解決状況]、[ステータス] の各フィールドでのみこの演算子を使用できます。
例
担当者が変更された課題を検索:
1
assignee CHANGED
ステータスが "In Progress" から "Open " に変更された課題を検索:
1
status CHANGED FROM "In Progress" TO "Open"
現在の週の間にユーザー "freddo" が Priority を変更した課題を検索:
1
priority CHANGED BY freddo BEFORE endOfWeek() AFTER startOfWeek()
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