テキスト フィールドを使用した課題の検索

正しい構文のテキスト フィールドで課題を検索します。最近の課題、特定の課題 (サポートされているフィールド) を検索する場合や、(CONTAINS (~) 演算子を使用して) 詳細検索を実行する場合は、テキスト フィールドの構文を使用できます。

要約などの個々のフィールドで「customize」などの単語を検索するには、summary ~ "customize" を使用します。すべてのテキスト フィールドを検索するには、text ~ "customize" を使用します。その他の例については、「詳細検索 - フィールド参照」をご確認ください。

テキスト フィールドの検索構文

次の情報は、検索に使用できる構文を理解するのに役立ちます。

一部の文字や単語は予約されているため、課題の検索には使用できません。予約文字に関する詳細をご確認ください

クエリ用語

クエリは、単語演算子で構成されます。単語には、単一語 ("hello" など) とフレーズ ("hello dolly" など) の 2 種類があります。Jira では、クエリ用語の大文字と小文字を区別しません。複数の単語をブール演算子と組み合わせてより複雑なクエリを作成することもできます (下記参照)。ブール演算子を指定せずに複数の単語を組み合わせる場合、単語は AND 演算子を使用して結合されます。

用語の検索

単語の末尾に「*」を使用すると、複数文字のワイルドカード検索を実行できます。引用符で囲まれた複数文字のワイルドカード検索は、0 個以上の文字を検索します。たとえば、WindowsWin95 または WindowsNT を検索するには、次を使用できます。

1 win*

サポートされていない用語検索:

  • 1 文字検索 (?) は、用語の末尾で自動的にワイルドカード検索 (*) に変換されます。

  • ファジー検索 ( ~ )、近接検索、用語のブースティング ( ^ ) の演算子は検索に影響しなくなりました。検索にこれらの演算子がある場合は無視されます。

ブール演算子

ブール演算子を使用すると、複数の用語を論理演算子で組み合わせることができます。Jira ではブール演算子として AND、"+"、OR、NOT、"-" がサポートされています。

ブール演算子はすべて大文字にする必要があります。

または

OR 演算子は既定の結合演算子です。つまり、2 つの単語間にブール演算子が存在しない場合、OR 演算子が使用されます。OR 演算子は 2 つの単語をリンクし、いずれかの単語を含むドキュメントが見つかった場合は一致するドキュメントを返します。これは和集合に相当します。OR の代わりに || 記号を使用することもできます。

"atlassian jira" または "confluence" を含むドキュメントを検索するには、次のクエリを使用します。

1 "atlassian jira" || confluence

または

1 "atlassian jira" OR confluence

AND

AND 演算子は、1 つのドキュメントのテキストに両方の単語が存在する場合に、一致するドキュメントを返します。これは論理積に相当します。AND の代わりに && 記号を使用することもできます。

"atlassian jira" および "issue tracking" を含むドキュメントを検索するには、次のクエリを使用します。

1 "atlassian jira" AND "issue tracking"

必須用語

"+"(必須演算子)は、単一ドキュメントのフィールド内のどこかに "+" 記号に続く用語が存在しなければならないことを意味します。

"jira" を必ず含み、"atlassian" を任意で含むドキュメントを検索するには、次のクエリを使用します。

1 +jira atlassian

NOT

NOT 演算子は、NOT に続く単語を含むドキュメントを除外します。これは差集合に相当します。NOT の代わりに ! 記号を使用することもできます。

"atlassian jira" を含むが、"japan" は含まないドキュメントを検索するには、次のクエリを使用します。

1 "atlassian jira" NOT "japan"

NOT 演算子は、1 つの用語のみでは使用できません。たとえば、次の検索では結果は返されません。

1 NOT "atlassian jira"

複数のフィールドに対して NOT 演算子を使用すると、指定した除外用語を含む結果が返される可能性があります。これは、検索クエリが各フィールドで順に実行され、各フィールドの結果セットが結合されて、最終的な結果セットとなるためです。したがって、1 つのフィールドで検索クエリが一致したが、別のフィールドでは不一致となった課題は、検索結果セットに含まれることになります。

除外用語

"-" は禁止演算子とも呼ばれ、"-" 記号に続く単語を含むドキュメントを除外します。

"atlassian jira" を含むが、"japan" は含まないドキュメントを検索するには、次のクエリを使用します。

1 "atlassian jira" -japan

グループ化

括弧を使用すると、句をグループ化してサブクエリを形成できます。これは、クエリでブール論理を制御する場合に非常に役立ちます。

bugsatlassian または jira を検索するには、次のクエリを使用します。

1 bugs AND (atlassian OR jira)

これにより曖昧さがなくなり、bugs を必ず含み、atlassian または jira のいずれかのを含む検索を確実に行うことができます。

検索クエリの先頭にグループ化文字の「(」を使用しないでください。これはエラーを返します。たとえば、"(atlassian OR jira) AND bugs" は使用できません。

予約語

Jira の検索インデックスのサイズと検索パフォーマンスを最適に保つため、以下の英語の予約語 (ストップ ワード) は検索インデックスから無視されます。Jira のテキスト検索の予約語は次のとおりです。

"a", "an", "abort", "access", "add", "after", "alias", "all", "alter", "and", "any", "are", "as", "asc", "at", "audit", "avg", "be", "before", "begin", "between", "boolean", "break", "but", "by", "byte", "catch", "cf", "char", "character", "check", "checkpoint", "collate", "collation", "column", "commit", "connect", "continue", "count", "create", "current", "date", "decimal", "declare", "decrement", "default", "defaults", "define", "delete", "delimiter", "desc", "difference", "distinct", "divide", "do", "double", "drop", "else", "empty", "encoding", "end", "equals", "escape", "exclusive", "exec", "execute", "exists", "explain", "false", "fetch", "file", "field", "first", "float", "for", "from", "function", "go", "goto", "grant", "greater", "group", "having", "identified", "if", "immediate", "in", "increment", "index", "initial", "inner", "inout", "input", "insert", "int", "integer", "intersect", "intersection", "into", "is", "isempty", "isnull", "it", "join", "last", "left", "less", "like", "limit", "lock", "long", "max", "min", "minus", "mode", "modify", "modulo", "more", "multiply", "next", "no", "noaudit", "not", "notin", "nowait", "null", "number", "object", "of", "on", "option", "or", "order", "outer", "output", "power", "previous", "prior", "privileges", "public", "raise", "raw", "remainder", "rename", "resource", "return", "returns", "revoke", "right", "row", "rowid", "rownum", "rows", "select", "session", "set", "share", "size", "sqrt", "start", "strict", "string", "subtract", "such", "sum", "synonym", "table", "that", "the", "their", "then", "there", "these", "they", "this", "to", "trans", "transaction", "trigger", "true", "uid", "union", "unique", "update", "user", "validate", "values", "view", "was", "when", "whenever", "where", "while", "will", "with"

これは予期しない結果を招くことがある可能性にご注意ください。たとえば、1 つの課題に "VSX will crash" というテキスト フレーズが含まれ、別の課題には "VSX will not crash" というフレーズが含まれているとします。"VSX will crash" のテキスト検索では、これら両方の課題が検索結果として返されます。これは、単語 "will" および "not" が予約語リストに含まれているためです。

Jira 管理者への注意事項

これらの予約語の存在に基づいて、Jira Cloud で課題を見つけることができます。これを行うには、 インデックス用言語その他 (管理 > システム > 一般設定) に変更します。

単語の語幹抽出

Jira では単語の一部を含む課題の検索はできませんが (下記参照)、単語の "語幹抽出" を使用すれば、単語の特定の形との完全一致ではなく、その単語の語幹を基にした検索で課題を取得できます。語幹抽出された単語を基にした検索で取得される課題の数は通常、多くなります。これは、同じ語感に由来する単語を含む他の課題も、検索結果として取得されるためです。

たとえば、サマリフィールドでクエリ用語「customize」を使って課題を検索する場合、JIRA はこの単語の語根形「custom」を抽出し、「custom」に由来する単語がサマリ フィールドに含まれている課題をすべて取得します。

1 summary ~ "customize"

上の例では、"要約" フィールドに次の単語を含む課題が検索されます。

  • customized

  • customizing

  • customs

  • customer

  • など。

注意:

  • Jira 管理者は単語の語幹抽出を無効化できます (これにより、Jira は完全に一致する単語を基にして課題を検索します)。これを行うには、 [インデックス言語] を [その他] ([管理] > [システム] > [一般設定]) に変更します。

  • 単語の語幹抽出はすべての Jira フィールド (およびテキスト フィールド) に適用されます。

  • Jira によりそのフィールドのインデックスが作成される場合、語根に「由来する」すべての単語は、JIRA の検索インデックスに語根の形でのみ保管されます。

その他のヘルプ