グローバル権限の管理

グローバル権限では Confluence インスタンスを幅広く制御できます。Confluence 管理者はグローバル権限を使用して、Confluence インスタンスに現在アクセスできるユーザー グループとユーザーの種類を確認して、そのインスタンス上で実行できる内容について大まかな判断を下せます。

このページでは、次のユーザー タイプのグローバル権限を管理する方法について説明します。

  • ライセンスを付与済みのユーザー

  • ゲストユーザ

  • JSM アクセス

  • 匿名アクセス

アプリのグローバル権限も管理できます。

グローバル権限は特定の Confluence インスタンスにのみ適用されます。ある Confluence インスタンスへの変更が、ご自身が管理されている別の Confluence インスタンスに影響することはありません。

Free プランではグローバル権限をカスタマイズできません。編集するには有料プランにアップグレードする必要があります。

ライセンスを付与されたユーザーが Confluence インスタンスでできることを管理する

ライセンスを付与されたユーザーには、ユーザー グループのメンバーとして Confluence インスタンスへのアクセス権が付与されます。ユーザーを 1 人ずつ追加することはできません。

グローバル権限を割り当てられるのはグループのみで、個別のユーザーには割り当てられません。

個別のユーザーとグループ両方に割り当てられるよりきめ細かい制御は、スペース権限ページ レベルで利用できます。

ライセンスのあるユーザーへのグローバル権限の割り当て

権限はタブによって異なります。

個人用スペース

スペースの作成

ユーザー プロファイルの表示

グループ内のユーザーには、Confluence インスタンスのパーソナル スペースが自動的に与えられます。

これをオフにしても、既存のスペースは削除されません。これは、変更を行ってもこのグループに追加されたユーザーに対してスペースが作成されないようにするためです。

Confluence インスタンスで新しいスペースを作成および管理することをグループ内のユーザーに許可します。

新しいスペースを作成すると、作成したユーザーは自動的にそのスペースの管理者となります。

ライセンスを持つユーザーのユーザー・プロファイルを Confluence インスタンスで表示することを、グループ内のユーザーに許可します。ユーザー・プロファイルとプロファイル・カードには、連絡先情報と組織構造に加えて、Confluence 上のアクティビティとその他関連ユーザーのプロファイルへのアクセスも含まれます。

グローバル権限を編集するには、次の手順に従います。

  1. 右上隅の歯車アイコン () を選択して Confluence 管理を開きます。

  2. 左側のナビゲーションで [設定] > [セキュリティ] を検索します。

  3. [グローバル権限] を選択します。

  4. [ユーザー グループ] タブで [編集] を選択します。

  5. 権限を付与するにはチェックボックスをオンにして、取り消すにはオフにします。

  6. 完了したら [保存] を選択します。

[保存] をクリックするまでグローバル権限への変更は有効になりません。

編集モードではユーザー グループの検索と絞り込みを実行できます。

システム管理者グループの権限を編集できるのはシステム管理者のみです。

ユーザー グループの追加または削除

Confluence でユーザー グループを追加および削除できるのは、サイト管理者とユーザー アクセス管理者、組織管理者のみです。

ユーザー グループを追加するか削除するには、次の手順に従います。

  1. [グループの管理] ボタンをクリックします (これによって、admin.atlassian.com の [製品アクセス] ページに移動します)。

  2. グループを追加するには、Confluence セクションの [グループの追加] をクリックします。

  3. グループを削除するには、リストから目的のグループを探し、行項目の [•••] メニューをクリックし、[グループの削除] を選択します。

Confluence へのユーザー グループの追加に関する詳細についてご確認ください。

個別のユーザーの追加

Confluence インスタンスに直接アクセスできる権限を個別のユーザーに付与することはできません。インスタンスに直接追加できるのはユーザー グループのみです。アクセス権が設定されたグループのメンバーになることで、個別のユーザーにアクセス権が付与されます。そのため、Confluence インスタンスに個別のユーザーを追加する方法は以下のいずれかに限られます。

  • すでにインスタンスへのアクセス権があるユーザー グループにユーザーを追加する

  • ユーザーがすでにメンバーになっている既存のユーザー グループを検索して、そのグループをインスタンスに追加する

  • ユーザー用に新しいユーザー グループを作成して、そのグループをインスタンスに追加する

これらすべての操作は、admin.atlassian.com で実行します。サイト管理者または組織管理者がグローバル権限で [グループを管理] ボタンをクリックすると、簡単に移動できます。そこから、[ユーザー] または [グループ] ページに移動します。

Confluence におけるユーザー グループの作成と更新の詳細についてご確認ください。

個別のユーザーの削除

Confluence インスタンスから個別のユーザーを削除する方法は、ユーザーを追加するよりも少しだけ複雑です。

オプション 1: グループを削除する

削除するユーザーが含まれるすべてのユーザー グループを削除することで、Confluence インスタンスから個別のユーザーを削除できます。

これをグローバル権限から行うには、次の手順に従います。

  1. [グループの管理] ボタンをクリックします (これによって、admin.atlassian.com の [製品アクセス] ページに移動します)。

  2. 削除するユーザーを含むグループを検索し、各行項目の [•••] メニューをクリックし、[グループの削除] を選択します。

製品アクセス設定の詳細についてご確認ください。

オプション 2: グループからユーザーを削除する

どのグループも削除せずに Confluence インスタンスからユーザーのアクセス権を削除する場合は、アクセス権があるすべてのグループから対象ユーザーを削除する必要があります。

これをグローバル権限から行うには、次の手順に従います。

  1. [グループの管理] ボタンをクリックします (これによって、admin.atlassian.com の [製品アクセス] ページに移動します)。

  2. [ユーザー管理] にある [グループ] ページに移動します。

  3. ユーザーを削除するグループを検索し、その名前のリンク テキストをクリックしてグループを表示します。

  4. グループ メンバーのリストでユーザーを見つけて [削除] をクリックします。

あるいは

  1. [ユーザー] ページに移動します。

  2. 削除するユーザーを見つけてそのユーザー名をクリックするか、[詳細を表示] をクリックしてユーザーのプロファイルに移動します。

  3. ユーザーのプロファイルの [グループ] セクションで、ユーザーを削除するグループを探し、[•••] メニューをクリックして [グループから削除] を選択します。

Confluence におけるユーザー グループの作成と更新の詳細についてご確認ください。

サイトへのゲスト アクセスを管理する

すべてのチームワークが 1 つの組織の (場合によっては仮想的な) 壁の内側で発生するとは限りません。他社と提携して統合環境を構築したり、代理店と協力してマーケティング キャンペーンを実現したり、請負業者やコンサルタントを参加させて大きなプロジェクトの進行を支援したりする必要がある場合もあります。

単一スペース ゲストを使用すると、Confluence を離れることなくすべての作業を行うことができます。

Confluence でゲストが表示および実行できることゲストを招待する方法に関する詳細についてご確認ください。

公開リンクを使用すると、チームは Confluence へのアクセスを許可しなくても、個々の Confluence コンテンツの項目を Confluence 外部のユーザーと共有できるようになります。

サイトで公開リンクを管理する方法の詳細をご確認ください。

Jira Service Management エージェントのアクセス権の管理

エージェントが Confluence 枠を持っていない場合でも、Jira Service Management (JSM) のライセンスを持つエージェントが Confluence インスタンスのコンテンツを表示することを許可できます。

JSM アクセスが有効になっていない場合は、JSM で有効にできます。有効にしたら、ライセンスを持っているユーザーのユーザー・プロファイルを Confluence インスタンスで表示することを JSM ユーザーに許可するかどうかを指定できます。

JSM アクセスを無効にするには、JSM アクセス タブで [編集] をクリックして [Confluence の使用] のチェックボックスをオフにします。変更を保存するのを忘れないようにしてください。無効にすると、JSM でしか Confluence への JSM アクセスを再度有効にすることはできません。

Confluence への JSM アクセスの詳細についてご確認ください。

匿名アクセスの管理

Confluence インスタンスで匿名アクセスを有効にすると、すべてのスペース管理者が匿名ユーザー (つまり、インターネット上のすべてのユーザー) によるスペースへのアクセスを有効にできます。「匿名」ユーザーとは、アカウントの有無にかかわらず、アカウントにログインしていないユーザーのことです。

匿名アクセスを有効にするには、[匿名アクセス] タブに移動して [編集] をクリックし、[Confluence の使用] のチェックボックスをオンにします(変更を保存するのを忘れないようにしてください)。

ライセンスを持っているユーザーのユーザー プロファイルを匿名ユーザーが表示できるかどうかも指定できます。

匿名アクセス用に個別のスペースを有効にする操作はスペース設定で行う必要があります。

匿名アクセスはライセンス数としてカウントされません。

匿名アクセスの詳細についてご確認ください。

スペース権限を回復する

Confluence 管理者とサイト管理者は、インスタンス上のあらゆるスペースの権限に常にアクセスできます。たとえば、スペースの唯一のスペース管理者が組織を辞めた場合など、スペースにスペース管理者がいない場合、Confluence 管理者またはサイト管理者がスペース管理者になることで、スペース権限の制御を常に回復できます。これは一時的な措置として実施できて、その間に別のユーザーをスペースの管理者に割り当てられます。

スペース権限を回復するには、次の手順に従います。

  1. 右上隅の歯車アイコン () を選択して Confluence 管理を開きます。

  2. 左側のナビゲーションで [設定] > [セキュリティ] を検索します。

  3. [スペース権限] を選択します。

  4. [個々のスペース] リストでスペースを探して [権限を回復] を選択します (既にスペースの管理者である場合は [権限を管理] が表示されます)。

[権限を回復] を選択すると、Confluence 監査ログに記録されます。

さらにヘルプが必要ですか?

アトラシアン コミュニティをご利用ください。