Confluence Cloud をセット アップする
チームのニーズを満たすために Confluence Cloud サイトのセットアップに必要となる、大まかな概要をご確認ください。
このページは、現在 Confluence Cloud を利用していて、サイト全体を別の Confluence Cloud サイトに移行するか、複数の Confluence Cloud サイトをマージすることを検討中の方を対象としています。
Confluence Server から Confluence Cloud への移行については、「Server から Cloud への移行ガイド」をご参照ください。
この方法を使用するタイミング
既存の Confluence Cloud サイトを別の Confluence Cloud サイトに移行したい場合。
新しいクラウド サイトが Confluence 専用の場合。Cloud サイトに Confluence と Jira の両方がある場合は、すべてのスペースを個別にインポートする必要があります。この方法の詳細については、「Confluence Cloud スペースをインポートする」を参照してください。
はじめる前に
このプロセスにより、Confluence Cloud サイトのすべてのコンテンツとユーザーが置き換えられます。これには、次のものも含まれます。
他のサイトからエクスポートされたすべてのスペースのコンテンツ。
他のサイトからエクスポートされたユーザー、すべての管理者と一般ユーザー。
他のサイトからエクスポートされたグループ、グループのユーザーメンバー。
このページでは、「元の Confluence サイト」または「ソース サイト」という単語は、情報のコピー元の Confluence Cloud サイトを意味するものとして利用します。「移行先サイト」は、情報をコピーする先の Confluence Cloud インスタンスです。
ステップ 1: 移行先の Confluence Cloud サイトのバックアップを作成する
インポートによって、移行先サイトのすべてのデータ (コンテンツ、ユーザー、グループを含む) が削除されます。移行先サイトのバックアップ コピーを作成して、そのバックアップ ファイルをローカルのファイル システムに保存することを強くお勧めします。元の Confluence Cloud サイトのコンテンツをエクスポートするには、「サイト バックアップを作成する」で説明されている手順に従ってください。
サイトをバックアップする前に、すべてのユーザー アカウントに対して一意のメール アドレスが関連付けられていることを確認してください。これを行わない場合、インポートに失敗する場合があります。インポート操作を開始し、すべてのデータのインポートが完了したあとに失敗した場合、これが原因である可能性があります。
ステップ 2: 元の Confluence Cloud サイトからサイトの内容をエクスポートする
元の Confluence Cloud サイトのコンテンツをエクスポートするには、「サイト バックアップを作成する」で説明されている手順に従ってください。
バックアップには必ず添付ファイルを含めてください
すべてのユーザー アカウントに、固有のメール アドレスが関連付けられていることを確認してください
ステップ 3: サイズの上限を確認する
Confluence Cloud でのサイトのインポートでは、バックアップ zip ファイル内の非圧縮 XML ファイルが最大 200 MB に制限されています。これは、バックアップの「データ サイズ」です。添付ファイルのサイズや数に制限はありません。
インポートを行おうとする際にバックアップ データが大きすぎる場合は、Confluence Cloud が通知します。
バックアップのデータサイズを手動で確認するには :
バックアップ ファイルを展開します。
zip ファイルのルート ディレクトリにある XML ファイルのサイズを合計します (entities.xml という名前のファイルに加え、プラグインによって追加された XML ファイルが含まれている場合があります)。
データサイズに問題がない場合
サイトのバックアップ ファイルのデータ サイズが制限内である場合、コピー先の Confluence クラウド インスタンスにサイトのバックアップを直接インポートします。下記を参照してください。
サイズの上限を超えていたらどうするか?
サイトのバックアップ ファイルのサイズが大きすぎる場合、コンテンツをスペース単位で移行し、ユーザー データもインポートする必要があります。これには、各スペースの個別のエクスポートが含まれます。これは Cloud サイトで行うか、Confluence Server を使用して行うことができます。
移行元のサイトが Confluence Cloud インスタンスの場合は、Confluence Server 5.10 以降を実行している一時的なサイトにデータをコピーして、スペース エクスポートを作成できます。
Confluence のダウンロード ページにアクセスし、ご利用の OS 用の最新版の Confluence Server リリースを入手します。
Confluence インストール ガイドの説明に従って Confluence をインストールします。
バックアップ ファイルのデータ (XML エクスポート) を、新たにインストールした Confluence にインポートします。Confluence Server ドキュメントの「サイトの復元」を参照してください。
次のアカウント情報を使用して、新しい一時的な Confluence インスタンスにログインします:
ユーザー名: sysadmin
パスワード: sysadmin
ログイン後、直ちにパスワードを変更します。
一時サイトからスペースをエクスポートします。Confluence Server ドキュメントの「コンテンツを Word、PDF、HTML、XML にエクスポートする」を参照してください。
スペースを 1 つずつ宛先 Confluence Cloud インスタンスにインポートします。「Confluence Cloud スペースをインポートする」をご参照ください。
ユーザーをインポートします。「Google Workspace に接続する」を参照してください。
ステップ 4: 移行先の Confluence Cloud サイトにサイト コンテンツをインポートする
サイトのバックアップ ファイルのデータ サイズが上記で説明した制限以内であれば、そのサイト バックアップを移行先の Confluence Cloud インスタンスに直接インポートします。
移行先の Confluence Cloud サイトで、Confluence サイドバーの [設定] を選択します。
[サイト インポート] を選択します。
[参照] ボタンを使用してファイルを指定します。
インポートを選択します。
アプリ
データの移行後、Questions for Confluence や Team Calendars for Confluence などの互換性を持つアプリを再インストールする必要があります。
ご利用のアプリが Confluence Server、Cloud、またはそれらの両方で利用できるかどうかは、Atlassian Marketplace で確認できます。
Confluence Server から Confluence Cloud への移行については、「Server から Cloud への移行ガイド」をご参照ください。
Confluence Cloud は複数サイトのマージをサポートしていませんが、今後対応していく予定です。アップデート リクエスト CLOUD-11495「Confluence Cloud to Cloud migration tooling」(進行中) をご覧ください。次の回避策を利用できますが、選択する回避策はニーズに応じて異なります (マージする Confluence サイトの数など)。
2 つのサイトをマージするには、Confluence Data Center インスタンスを使用してマージ プロセスを容易にすることをお勧めします。これはセットアップや設定を保持するためのもっともシンプルなアプローチであり、片方のクラウド サイトのダウンタイムのみが発生します。
3 つ以上のサイトをマージするには、既存のクラウド サイトに Confluence Cloud スペースをインポートする手順に従います。
以下の手順では、データのコピー元の Confluence Cloud サイトをソース サイト、データのコピー先の Confluence Cloud サイトを移行先サイトと呼びます。
移行期間中のサポートについて
週末や祝日に移行を行う、または 1,000 人を超えるユーザーをクラウド製品に移行する場合は、2 週間以上前にお知らせください。アトラシアンで人員を用意して、移行をサポートいたします。クラウドへの移行のサポートに関する詳細についてご確認ください。
この方法では Confluence Data Center インスタンスのセットアップが必要です。ソース クラウド サイトからデータのバックアップを作成して Data Center インスタンスに復元し、Confluence Cloud Migration Assistant を使用して移行先のクラウド サイトにデータをインポートする必要があります。この方法を使用して 2 つのクラウド サイトを統合することも、1 つの Confluence Cloud サイトから別の Confluence Cloud サイトに特定のスペースのみを移動することもできます。
これはセットアップや構成を保持するためのもっともシンプルなアプローチであり、片方のクラウド サイトのダウンタイムのみが発生します。
このアプローチは一部のお客様では利用できない場合があります。本番移行を行う前にこの方法のテストを行うことをおすすめします。これにより、移行中に発生する可能性がある問題を確認し、事前に解決できます。
Confluence Cloud サイトが 2 つあるお客様は、1 つのサイトから別のサイトに全部または一部のスペースを移動して、1 つの統合サイトを構築できます。
この方法では、Data Center インスタンスのセットアップが必要です。
サイトをマージするには、次の手順を実行します。
Confluence Data Center の最新バージョンをインストールします。これは、my.atlassian.com で無料トライアル ライセンスを生成することで行えます。Confluence Data Center のトライアル ライセンスは 30 日間有効である点にご注意ください。移行にお時間が必要な場合はお問い合わせください、ライセンスを 90 日まで延長させていただくことが可能です。
Confluence Cloud B のサイト バックアップを作成します。これには、Confluence Cloud A にインポートするユーザーとスペースが含まれます。
Confluence Cloud B から Confluence Data Center にデータをインポートします。
Confluence Cloud Migration Assistant を使用して、Confluence Data Center から Confluence Cloud A にユーザーとスペースをインポートします。
アプリ データはサポートされません。データを移行したあとに、必要なアプリをクラウドに再インストールする必要があります。
一部の構成はサポートされない可能性があります。この方法を選択する前に、Confluence Cloud Migration Assistant で移行されるデータをご確認ください。
Confluence Cloud Data Center インスタンスをインストールしてセットアップする方法に関する知識が必要です。
本番環境のクラウド サイトへのインポートを行う前に、テスト用のクラウド サイト (無料トライアルで作成可能) でインポートのドライランを行い、ユーザー受け入れテストを行うことを強くお勧めします。
Confluence Data Center インスタンスを使用して上記で説明した方法は、2 つの Confluence Cloud サイトのマージにのみ適しています。
3 つ以上のサイトをマージするには、既存のクラウド サイトに Confluence Cloud スペースをインポートする手順に従います。
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