スペースで匿名アクセスを有効化できるかどうかを制御する

匿名ユーザーにコンテンツへのアクセス権を付与することによって、Confluence インスタンスにアクセスするライセンスを持たないユーザーとコンテンツを共有できます。つまり、ユーザーをライセンス数に追加しなくても、ユーザーはコンテンツを閲覧してコラボレーションできます。

インターネット上のすべてのユーザーが Confluence インスタンスを検索してアクセスできるようになります。

匿名ユーザーがコンテンツを利用できるようにすると、インターネット上の誰もがアクセスできるようになります。匿名アクセス機能は、一部の匿名ユーザーのみとの共有には対応していません。つまり、全員と共有するか、誰とも共有しないかのいずれかです。

匿名ユーザーと共有したコンテンツは、Google 検索に表示されます。

匿名アクセスはどのような状況で役立ちますか?

匿名アクセスを使用して外部と共有することは、多くのコンテンツを不特定の人々 (つまり、インターネット上の誰でも) と共有する場合に最適です。たとえば、一般公開されているロードマップ、公開されているナレッジ ベース、サポート ドキュメントなどは、匿名アクセスで使用する主要な種類のコンテンツです。

スペース内のコンテンツを整理して、匿名ユーザーに特定のスペースへのアクセス権を付与できます。

匿名ユーザーとは

匿名ユーザーとは、Confluence インスタンスにログインしていないユーザーを指します。これには次が含まれます。

  • インターネット上のすべてのユーザー

  • 組織のメンバーのうち、Confluence インスタンスのライセンスを持たないユーザー

  • Confluence インスタンスのライセンスを持っているものの、ログインしていないユーザー

匿名ユーザーにインスタンスへのアクセス権を付与する

匿名アクセスを有効にすると、Confluence にログインしていないユーザー (匿名ユーザー、つまりインターネット上の誰でも) がインスタンスのコンテンツにアクセスできるようになります。どのスペースを公開して非公開にするのかを選択できます。

匿名アクセスのグローバルな Confluence レベルの設定によって、匿名ユーザー (インターネット上の全ユーザー) がインスタンスにアクセスできるかどうかを制御できます。匿名ユーザーのコンテンツに対する実際のアクセスは、スペース権限で管理されます

スペースへのアクセス権が付与されると、匿名ユーザーはスペース内のすべてのコンテンツにアクセスできるようになります。匿名ユーザーのアクセスを制限するには、そのページの制限を変更するかページ ツリーから非表示にします。

初期設定では、匿名ユーザーはスペースへのアクセス権を持ちません。たとえば、新しいスペースが作成されると、グローバル設定が有効になっていても匿名ユーザーはそのスペースにアクセスできません。

グローバル権限の [匿名アクセス] タブ

インスタンスの匿名アクセスを有効/無効にするには、次の手順に従います。

匿名アクセスのグローバル設定を変更できるのは、Confluence 管理者のみです。

  1. 右上隅の歯車アイコン () を選択して Confluence 管理を開きます。

  2. 左側のナビゲーションで [設定] > [セキュリティ] を検索します。

  3. [グローバル権限] を選択します。

  4. [匿名アクセス] タブを選択します。

  5. 編集を選択します。

  6. [Confluence を使用] にあるチェックボックスをオンまたはオフにして、インスタンスの匿名アクセスを有効/無効にします。

  7. 完了したら [保存] を選択します。

セキュリティ ノート

これまでに有効となっていたグローバル設定を無効にしても、スペース レベルの設定は変更されません。

グローバル匿名アクセスの設定が無効となっている場合でも、スペース管理者は匿名ユーザーにスペースへのアクセスを許可するように指定できます。これは、インターネット上の誰もがそれらのスペースにアクセスできるという意味ではありません。匿名アクセスが Confluence レベルで無効になっている場合は、ログイン済みのユーザーのみがインスタンスにアクセスできます。

ただし、グローバル設定が有効になっていて匿名ユーザーがそれらのスペースにアクセスできる場合は、インターネット上の誰もがスペースにアクセスできるようになります

[ユーザー プロファイルを表示] にあるボックスにチェックするかチェックを外すことで、匿名ユーザーがログイン済みのユーザーのプロファイルを閲覧できるかどうかも選択できます。

匿名アクセスは Confluence の権限構造にどのように適合しますか?

コンテンツへの匿名アクセスは、3 段階で制御されています。

  • Confluence: Confluence レベル (グローバル権限) で、Confluence 管理者またはサイト管理者が匿名ユーザーにインスタンスへのアクセス権を付与するかどうかを決定します。

  • スペース: Confluence レベルで匿名アクセスが許可されている場合は、匿名ユーザーにスペースへのアクセス権を付与するかどうかをスペース管理者が決定します。スペースへのアクセス権が付与されている場合は、ページ自体に制限がない限り、匿名ユーザーはスペースにあるすべてのページにアクセスできます。

  • ページ: ページのアクセス設定が「特定のユーザーのみが閲覧/編集可能」となっている、または親ページの 1 つが特定のユーザーのみアクセスできるように設定されている場合は、匿名ユーザーはページを閲覧できません。つまり、閲覧制限はネストされたすべてのページに継承されます。

匿名アクセスの詳細

  • 原則として、グローバル設定ではインターネット上の誰とでもコンテンツを共有するための設定を行えます。匿名ユーザーにスペースへのアクセス権を付与するかどうかは、スペース管理者に委ねられています。

  • グローバル設定を有効にもできますが、匿名ユーザーにスペースへのアクセス権が付与されていない場合、匿名ユーザーはインスタンス上の何にもアクセスできません。

  • スペース管理者は匿名ユーザーに通常のユーザーとまったく同じ権限を付与できますが、匿名ユーザーはスペースの管理者にできません。付与できるすべてのスペース権限リストについては「スペース権限を割り当てる」をご参照ください。

 

さらにヘルプが必要ですか?

アトラシアン コミュニティをご利用ください。