アカウントの種類が一致しないカスタマーを移動します

カスタマーを Jira のあるインスタンスから別のインスタンスに移動すると、一部のカスタマーのメール アドレスがそれらのインスタンスで異なるアカウント タイプに関連付けられる可能性があります。さまざまなカスタマー アカウント タイプの詳細を確認する

インスタンス間でアカウント タイプが異なるカスタマーがいる場合、影響を受けるカスタマーが移行先の Jira インスタンスで権限を失ったり、既存のリクエストにアクセスできなくなったりする可能性があります。この記事では、カスタマーのアカウント タイプの不一致に関連する問題を回避するために、移行手順と実行する必要があるアクションについて説明します。

カスタマー アカウントの移動で発生する可能性のある動作

カスタマー ロールを割り当てるグループを確認する

ポータルのみのカスタマーが、ある Jira インスタンスから、同じメール アドレスが Atlassian アカウントとして既に存在する別のインスタンスに移動した場合、影響を受けるアカウントが移行先 Jira インスタンスの新しいユーザー グループに集約されます。カスタマー ロールをグループに割り当てないと、グループのメンバーは、ソースでアクセスできた Jira Service Management プロジェクトに移行先インスタンスではアクセスできなくなります。

カスタマー ロールを確認して、Jira のソース インスタンスから移動したカスタマーのグループに割り当てる方法。

1. 移行後のレポート フォルダに移動して RequiresAttention.CSV を開きます。

2. "次のステップ" 列にあるグループ名をメモします。

3. Jira の移行先インスタンスから、admin.atlassian.com に移動します。

4. [ユーザー管理] で、インポートされたグループのバナーから [今すぐ確認] を選択します。

5. メモしたグループの [レビュー] を選択します。

6. [承認] を選択して、Jira Service Management のカスタマー ロールを割り当てます。

グループと権限の移行に関する情報の詳細をご確認ください。

ポータルのみのカスタマーを Atlassian アカウントにアップグレードする

ソースの Atlassian アカウントを持つカスタマーを、同じメール アドレスがすでに存在する移行先にポータルのみのアカウントとして移動すると、移行先に重複したアカウントが存在することになります。同じメール アドレスがポータルのみのアカウントと Atlassian アカウントの両方に適用されます。影響を受けるカスタマーは、Jira の移行先インスタンスの Jira Service Management プロジェクトで、以前に登録したリクエストにアクセスできなくなります。ID の競合を避けるため、ポータルのみのカスタマーを Atlassian アカウントにアップグレードして、カスタマー用に 1 つのアカウント タイプのみを維持することをお勧めします。

影響を受けるカスタマーのアカウント タイプの競合をソース側で解決する方法。

1. 移行後のレポート フォルダに移動して RequiresAttention.CSV を開きます。

2. 移行先の "Found duplicate accounts (重複するアカウントが見つかりました)" という問題列にあるカスタマーのメール アドレスを書き留めます。

3. Jira の移行先インスタンスから、admin.atlassian.com に移動します。

4. 影響を受けるカスタマーごとに、ポータルのみのアカウントを Atlassian アカウントに移行します。

ポータルのみのカスタマーを Atlassian アカウントに移行する方法の詳細をご覧ください