Python と Bitbucket Pipelines

このガイドでは、Bitbucket Pipelines を使用して、Docker コンテナで Python を使うソフトウェア プロジェクトをビルドおよびテストする方法について説明します。

実際に動作するパイプラインを持つデモ リポジトリをインポートしたい場合、デモ用の python リポジトリをご参照ください。

手動でセットアップしたい場合、構成の大部分は Pipelines がビルドを定義するために使用する bitbucket-pipelines.yml ファイル内で行います。

Docker で Python のバージョンを指定する

Bitbucket Pipelines は、構成ファイルの最初に指定したイメージを使用し、すべてのビルドを Docker コンテナで実行します。Docker Hub にあるいずれかの公式 Python Docker イメージを使用して、Bitbucket Pipelines で簡単に Python を使用できます。デフォルトの Python イメージを使用する場合、依存関係の解決に役立つ pip がデフォルトでインストールされています。

たとえば、bitbucket-pipelines.yml ファイルの先頭で指定して Python 3.7.2 を使用できます。

1 2 3 4 5 6 image: python:3.7.2 pipelines: default: - step: script: - python --version

Python の異なるバージョンを使用する場合、Python Docker イメージのタグを変更します。次の例は、Python 3.5.1 のコンテナを開始します。

1 image: python:3.5.1

サポートされる Python バージョンと対応する image タグの一覧については、https://hub.docker.com/r/library/python/ をご参照ください。

前述の標準 Python イメージのため、Django の Docker イメージは更新が停止されています。

オンライン バリデーターを使用して bitbucket-pipelines.yml ファイルをチェックすることができます。

依存関係をインストールする

requirements.txt ファイルを使用している場合、スクリプトの最初で pip を実行することで、すべての依存関係を簡単にインストールできます。

1 2 3 4 5 6 image: python:3.7.2 pipelines: default: - step: script: - pip install -r requirements.txt

pip install コマンドで依存関係をインストールすることもできます。

1 2 3 4 5 6 image: python:3.7.2 pipelines: default: - step: script: - pip install django

データベース

Bitbucket Pipelines では、サービスを定義して適切な段階でインスタンス化することで、パイプラインの実行中に追加のサービスを起動できます。

お好みのデータベースで利用を開始するのに役立つよう、bitbucket-pipeline.yml のの一覧を用意しています。

テスト

ローカルでアプリケーションをテストするために使用したコマンドと同じものを、bitbucket-pipelines.yml に追加します。具体的な Python ツールの例を示します。

PyUnit

PYUnit テストはシンプルに実行できます。

1 2 3 4 5 6 image: python:3.7.2 pipelines: default: - step: script: - python -m unittest discover tests/

DJango

Django プロジェクトのテストは、ローカルで Django をテストしたときと同じように実行できます。Pipelines 環境にも Django がインストールされていることを確認してください。

1 2 3 4 5 6 7 image: python:3.7.2 pipelines: default: - step: script: - pip install django - python manage.py test

 

アトラシアンのオンライン バリデーターでご使用の bitbucket-pipelines.yml ファイルをチェックすることができます。

その他のヘルプ