スケジュールされたパイプラインと、手動でトリガーされたパイプライン
Bitbucket を使用すると、複数のパイプラインを手動でトリガーするか、特定の時間にトリガーをスケジュールすることで、複数のパイプラインを実行できます。
概要
パイプライン ステップを手動で実行する
手動ステップにより、手動でトリガーされたときにのみ実行されるステップを構成して、CI/CD パイプラインをカスタマイズできます。これは、ステップの実行前に手動でのテストやチェックが必要になる、デプロイ ステップなどの項目で便利です。
手動ステップを定義するには、bitbucket-pipelines.yml
ファイルのステップに trigger: manual
を追加します。
パイプラインはコミットでトリガーするため、最初のステップを手動にすることはできません。パイプラインを手動でのみ実行したい場合、カスタム パイプラインをセットアップできます。カスタム パイプラインのもう 1 つのメリットは、変数の値を一時的に追加または更新できる点です。バージョン番号を追加したり、1 回のみ使用する値を提供したりするために使用できます。
手動パイプラインを設定する
特定のコミットに対して既存のパイプラインを手動で実行したり、既存のパイプラインをスケジュールされたビルドとして手動で実行したりすることができます。
If you want a pipeline to only run manually then use a custom pipeline. Custom pipelines do not run automatically on a commit to a branch. To define a custom pipeline, add the pipeline configuration in the custom
section of your bitbucket-pipelines.yml
file. Pipelines which are not defined as a custom pipeline will also run automatically when a push to the branch occurs.
パイプラインを手動で実行し、Bitbucket Cloud UI からトリガーするには、リポジトリでの書き込み権限が必要です。
セットアップ
bitbucket-pipelines.yml
ファイルにパイプラインを追加します。bitbucket-pipelines.yml
ファイルに含まれるパイプライン ビルド構成のビルドを手動でトリガーできます。
例:pipelines: custom: # Pipelines that can only be triggered manually sonar: - step: script: - echo "Manual triggers for Sonar are awesome!" deployment-to-prod: - step: script: - echo "Manual triggers for deployments are awesome!" branches: # Pipelines that run automatically on a commit to a branch can also be triggered manually staging: - step: script: - echo "Automated pipelines are cool too."
Bitbucket Cloud からパイプラインをトリガーします。パイプラインは、Bitbucket Cloud のブランチ ビューまたはコミット ビューから手動でトリガーできます。
ブランチ ビューからパイプラインを手動で実行する
Bitbucket でリポジトリを選択し、[ブランチ] に移動します。
パイプラインを実行するブランチを選択します。
(...) をクリックし、[ブランチでパイプラインを実行] をクリックします。
パイプラインを選択して [実行] をクリックします。
コミット ビューからパイプラインを手動で実行する
Bitbucket でリポジトリを選択し、[コミット] に移動します。
コミット ビューに移動してコミットを表示します。
コミット ハッシュを選択します。
[パイプラインの実行] を選択します。
パイプラインを選択して [実行] をクリックします。
Pipelines ページからパイプラインを手動で実行
Bitbucket でリポジトリを選択し、[Pipelines] に移動します。
[パイプラインの実行] をクリックします。
ブランチ、パイプラインを選択して [実行] をクリックします。
さらに、カスタム パイプラインを実行して、パイプラインに変数を手動でパースできます。
変数を有効化するには、パイプラインを実行するときに入力するカスタム パイプラインの下に変数を定義します。
例:
pipelines:
custom:
custom-name-and-region: #name of this pipeline
- variables: #list variable names under here
- name: Username
- name: Region
- step:
script:
- echo "User name is $Username"
- echo "and they are in $Region"
[Branches] > [⋯] > [ブランチでパイプラインを実行] > [カスタム] に移動して、カスタム パイプラインを実行します。
オンスケジュール
スケジュールされたパイプラインを使用すると、パイプラインを時間、日、または週単位で実行できます。
スケジュールされたパイプラインは、コミットや手動操作でトリガーされるあらゆるビルドに追加して実行できます。
bitbucket-pipelines.yml
ファイルで定義したすべてのパイプラインにスケジュールを作成できます。カスタム パイプラインを作成した場合、それはスケジュールされたときまたは手動でトリガされたときにのみ実行されます。
セットアップ
パイプラインを作成します。bitbucket-pipelines.yml
ファイルでカスタム パイプラインを定義する簡単な例を示します。
例:
pipelines:
custom: # defines that this can only be triggered manually or by a schedule
staging: # The name that is displayed in the list in the Bitbucket Cloud GUI
- step:
script:
- echo "Scheduled builds in Pipelines are awesome!"
カスタム パイプラインの詳細については、こちらをお読みください。
パイプラインのスケジュールを作成する
Bitbucket のリポジトリに移動します。
[パイプライン] > [スケジュール] (右上) の順に移動して [新規スケジュール] をクリックします。
スケジュールを登録したいブランチとパイプラインを選択します。
スケジュール実行は、ブランチの HEAD コミットを実行します。
パイプラインは、選択したブランチの
bitbucket-pipelines.yml
の中で定義する必要があります。
スケジュールを設定します。
パイプラインの実行間隔を選択します (時間、日、または週単位)。
ご利用のタイムゾーンで時間を選択します。パイプラインは UTC 時刻でスケジュールされます (夏時間の影響は受けません)。
スケジュールされたパイプラインは、選択した期間内の任意のタイミングで実行されます。これは、その期間にスケジュールされたパイプラインのトリガーを分散させるためです。
スケジュールの削除
[パイプライン] > [スケジュール] (画面右上の) に移動して、リポジトリのすべてのスケジュールを確認します。
スケジュールの右側にあるゴミ箱アイコンを使用してスケジュールを削除します。
API を使用して作成されたスケジュールは、Cron 表現 (
0 10 15 * *
など) で表示されます。
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