サンドボックスとは
サンドボックスは、本番環境に変更を加える前に実験とテストを実施できる分離された環境です。すべてのサンドボックスは、本番環境インスタンスのレプリカのように機能します。本番環境に接続され、同様の URL を持ち、コピーする内容に応じて本番環境のデータのすべてまたはサブセットを含んでいます。
Premium プランと Enterprise プランで利用可能
サンドボックスは、Premium プランと Enterprise プランでのみ利用できます。既定のエクスペリエンスでは、製品インスタンスごとに 1 つのサンドボックスを作成できます。
異なる種類の変更に対応する複数のサンドボックス (ベータ版)
1 つの製品インスタンスに複数のサンドボックスを作成できるオープン ベータ版をリリースしました。これにより、異なる種類の変更に合わせてさまざまなテスト環境を作成できます。たとえば、次のようなものがあります。
アプリのテスト用のサンドボックス
新機能用のサンドボックス
移行用のサンドボックス
また、本番サイトの複数の対象製品を、同じテスト目的を果たす共通のサンドボックス サイトにまとめることもできます。たとえば、Jira と Confluence を別々のサイトに分ける代わりに、元の設定と同じように両方を「アプリ テスト」サンドボックス サイトに追加できます。
利用可能なサンドボックスと制限
すべての Enterprise プランで 10 個のサンドボックスを利用できます。これらを 1 つの本番サイトで使用することも、複数の本番サイトに制限を分散して異なるチームにテスト環境を提供することもできます。
複数のサンドボックスが動作する仕組み
すべての重要な詳細情報は次の場所にあります。
サンドボックスとさまざまなプラン
利用できるサンドボックスの数はプランによって異なります。
Premium プラン: 1 つのサンドボックスを作成できます。つまり、選択した本番環境インスタンス用の単一のテスト環境が得られます。
Enterprise プラン: 複数のサンドボックスを作成できます。つまり、1 つの本番環境インスタンスに対して、開発、ステージング、ユーザー受け入れテスト (UAT) など、異なる種類の変更に対応する複数のテスト環境を作成できます。
Jira Enterprise と Confluence Enterprise のように、複数の Premium プランまたは Enterprise プランを利用している場合は、追加の制限と、サイト全体のサンドボックスを分散またはまとめる方法を理解することが重要です。詳細については、「サンドボックスの制限」を参照してください。
サンドボックス サイトとサンドボックス
新しいサンドボックスを作成する際には、必ず次のものを選択します。
ソース本番サイト: マッピングを作成できるようにします。
新しい名前: dev-atlassian.com のように、新しい URL を作成できるようにします。
製品: サンドボックスの作成対象となる製品です。
結果として、実際にはサンドボックス サイト (dev-atlassian.com) が作成され、その中にサンドボックスが 1 つ作成されます。このようにサンドボックス サイトとサンドボックスに分けることで、本番サイトのバックボーンを再作成したり、サンドボックスを整理したりするのが容易になります。
サンドボックスとその内容
サンドボックスの内容について、次の情報をご確認ください。
データと設定項目
サンドボックスを作成したら、本番環境インスタンスからサンドボックスにコピーするデータを選択します。テストする必要がある内容に応じて、すべてのデータをコピーすることも、サブセットのみをコピーすることもできます。サンドボックスにコピーできないデータ タイプや設定項目もあります。サンドボックスにコピーされるデータ
ユーザー制限
サンドボックスのユーザー制限は、リンクされた本番環境と同じです。
パフォーマンスとデータ保持
サンドボックスは本番環境ではないため、サンドボックス破壊時のデータ保持は保証されません。サンドボックスは、製品の SLA の保証範囲には含まれません。これらの理由から、サンドボックスをデータの唯一の保存先として使用しないようにしてください。
Marketplace アプリ
リンクされた本番環境で有料サブスクリプションを持つ Atlassian Marketplace アプリは、サンドボックスに無料で追加できます。サンドボックス内のアプリの管理に関する詳細をご確認ください。サンドボックス用のアプリを管理する
移行をテストするためのサンドボックス
サンドボックスは主にアトラシアン製品の変更をテストするために使用しますが、サンドボックスを作成してサーバーからクラウドへの移行をテストすることもできます。サンドボックスは簡単に削除して再作成することができ、サンドボックス内で行った変更は本番環境に影響しません。
サンドボックスを使用して移行をテストするには、Jira Cloud Migration Assistant または Confluence Cloud Migration Assistant を使用してください。
サーバーのインポートを複数回テストする場合は、サンドボックスを削除して、再度作成することをお勧めします。複数のインポート ファイルを同時にテストすることはお勧めしません。動作しない可能性があります。
サンドボックスの使用を開始する
サンドボックスの使用を開始するには、次の手順に従います。
admin.atlassian.com に移動して、組織を選択します。
[製品] > [サンドボックス] の順に移動します。
最初のサンドボックスを作成します。
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