Cloud 移行を計画する
Atlassian Server または Data Center 製品の移行準備に役立つドキュメント。
このページでは、Confluence Cloud に移行した際に、Confluence Data Center または Server のエンド ユーザーとしてチームが経験し得る違いを概説します。以下に示す機能の一部は複数の製品に適用されます。
次のリストは、エクスペリエンスの違いで分類したものです。
変更管理やチームのオンボーディング アクティビティの計画時に、これらの違いを考慮することをお勧めします。管理者として経験し得る違いに関心がある場合は、次をご参照ください。Confluence Data Center と Cloud の管理上の違い
Cloud では動作が異なります。
違い
Confluence Cloud のエディターは、レガシー エディターである Confluence Data Center や Server のエディターよりも遥かに先進的でユーザー フレンドリーです。レガシー エディターのテンプレートを選択しない限り、新しいページは新しいエディターを使って作成されます。テーブル、画像、マクロ、およびページ レイアウトはすべて動作が少し異なりますが、変更に慣れればより使いやすくなります。最も大きな違いについて、以下で詳しく説明しています。
Cloud における動作
影響を受けるユーザー
ユーザー
Confluence
Cloud では動作が異なります。
違い
移行すると、既存のページでは、Confluence Server や Data Center のエディターと非常によく似たレガシー エディターが使用されます。新しいエディターで利用できない書式設定やマクロ データが失われないように、ページごとに、既存のページを新しいエディターに変換するかどうかを選択するオプションが表示されます。
既定では、新しいページは、新しいエディターで作成されます。レガシー エディターで新しいページを作成する必要がある場合は、サポート チームがお手伝いしますが、レガシー エディターではバグ修正 (重大なインシデントの場合を除く) や、改善、新機能を利用できないことに注意してください。
Cloud における動作
提案 CONFCLOUD-70955: ページを新しいエディターに一括変換する
影響を受けるユーザー
ユーザー
Confluence
Cloud では動作が異なります。
違い
Confluence Cloud の新しいエディターにおけるマクロの動作は、Confluence Data Center や Server よりも遥かにユーザー フレンドリーです。多くは、プレースホルダーとしてではなく、エディターで視覚的にレンダリングされます。マクロによっては結合されているものや、利用できないものがあります。さらに大きな違いとして、ネストできないマクロがあります (例: コード マクロをパネル マクロ内に配置できない)。
Confluence Data Center と Server のマクロの多くは、レガシー エディターのテンプレートと、新しいエディターに変換されていない移行済みのコンテンツで引き続き利用できます。
Cloud における動作
影響を受けるユーザー
ユーザー
Confluence
Cloud では動作が異なります。
違い
Confluence Server と Data Center では、複数のマクロを組み合わせて使用する方法にそれほど制限はありませんでした。新しいエディターでは、本文のあるマクロを別のマクロの中にネストすることはできません。たとえば、パネル マクロの中にコード マクロを入れることはできません。この制限はサードパーティのアプリにも影響します。そのため、アプリが提供するマクロの動作が異なる場合や、新しいエディターでは利用できない場合があります。移行すると、既存のページでは、既存のコンテンツが期待どおりに表示されるように、ネストされたマクロを引き続き利用できるレガシー エディターが使用されます。
Cloud における動作
提案 CONFCLOUD-70746: アプリにネストされたマクロを許可する
影響を受けるユーザー
ユーザー
Confluence
Cloud では動作が異なります。
違い
Confluence Server と Data Center では、エディターのツールバーに表のオプションがありました。Confluence Cloud では、表の操作方法が少々異なります。オプションは表自体に統合されているため、列や行の追加、削除、コピー、貼り付けや、幅、セルの色、表のその他の特性の変更がより直感的に実行できます。チームが気付きやすい最も重要な変更点は、あらかじめ設定された 3 種類の表の幅 (カスタム幅はありません) からのみ選択できることと、ある表を別の表の中にネストできないことです。
Cloud における動作
提案 CONFCLOUD-67748: 表の幅のカスタマイズ
影響を受けるユーザー
ユーザー
Confluence
Cloud では動作が異なります。
違い
Confluence Server と Data Center では、ページを作成するときに作成ダイアログからテンプレートを選択します。Confluence Cloud では、ページ内からテンプレートを選択し、どのように表示されるかをプレビューできます。100 種類以上のテンプレートから選択でき、当社のウェブサイトからさらに多くのテンプレートをダウンロードできます。既存のテンプレートも利用できます。
Cloud における動作
影響を受けるユーザー
ユーザー
Confluence
Cloud では動作が異なります。
違い
Confluence Server と Data Center では、未公開のページ (下書きとも呼ばれます) には、プロファイルの [下書き] リストまたはダッシュボードの [最近の作業] からアクセスできました。Confluence Cloud では、サイドバーのページ ツリーとヘッダーの [最近] ドロップダウン メニューから、自分が関わったページにアクセスできます。Confluence Cloud では、未公開ページにさらに簡単にアクセスできるようになっています。
Cloud における動作
影響を受けるユーザー
ユーザー
Confluence
クラウドでは動作が異なります。
違い
Confluence Server または Data Center では、現在のページまたは現在のページと子ページを削除できます。
Confluence Cloud で、次の手順に従います。
Standard プランの場合、ユーザーは現在のページまたは現在のページと子ページを削除できます。
Enterprise プランおよび Premium プランでは、[Space settings (スペース設定)] > [Manage content (コンテンツを管理)] >[Trash (ゴミ箱)] の [Purge All (すべて完全削除)] オプションを選択することで、ページを一括削除できます。
Cloud における動作
影響を受けるユーザー
ユーザー
Confluence
Cloud では利用できません。
違い
Confluence Data Center と Server では、既存のページから添付ファイルをアップロードできました。新しいエディターでは、添付ファイルはコンピューターからのみアップロードでき、別のページやスペースからはアップロードできません。
Cloud における動作
提案 CONFCLOUD-65344: 別のページから添付ファイルを追加する
影響を受けるユーザー
ユーザー
Confluence
Cloud では利用できません。
違い
Confluence Server または Data Center には、ページをコピーするときに添付ファイルを除外するオプションがあります。このオプションは、Confluence Cloud では利用できません。
Cloud における動作
提案 CONFCLOUD-19389: 添付ファイルなしでページをコピーする
影響を受けるユーザー
ユーザー
Confluence
Cloud では利用できません。
違い
Confluence Data Center と Server では、Companion アプリを使用して互換性のある任意のアプリで添付ファイルを編集できました。Companion アプリは、2022 年 3 月に Confluence Cloud から削除されました。添付ファイルを編集するには、ファイルをダウンロードして互換性のあるアプリで編集してから、ページに手動で再アップロードする必要があります。
Cloud における動作
影響を受けるユーザー
ユーザー
Confluence
Cloud では利用できません。
違い
Confluence Data Center では、右から左に書く言語がサポートされています。これは Confluence Cloud ではサポートされていませんが、この機能を提供している Marketplace アプリがいくつかあります。
Cloud における動作
提案 CONFCLOUD-1373: 右から左に書く言語をサポートする
影響を受けるユーザー
ユーザー
Confluence
Cloud でしか利用できない重要な機能をいくつか紹介します。これらについても、チームが対応できるよう準備することをおすすめします。
選択したプランで Cloud で利用できます。
違い
Confluence Server と Data Center では、スペースをアーカイブして、そのスペース内のページを検索から除外できました。Confluence Cloud では、スペースをアーカイブすることも、個々のページをアーカイブすることもできます。アーカイブされたページはページ ツリーに表示されませんが、サイドバーの [アーカイブ済] で簡単にアクセスできます。Premium プランまたは Enterprise プランでは、ページを一括アーカイブできます。
Cloud における動作
影響を受けるユーザー
ユーザー
Confluence
選択したプランで Cloud で利用できます。
違い
Confluence の自動化では、自動化ルールを作成して、さまざまな種類の手動の反復的なタスクを実行できます。シンプルなルール ビルダーを使用すると、強力な自動化ルールを設定して、最も複雑なシナリオにも対応できます。Premium プランまたは Enterprise プランが必要です。
Cloud における動作
影響を受けるユーザー
管理者、ユーザー
Confluence、Jira Software、Jira Service Management
Cloud で利用できます。
違い
テーブル データを円グラフ、棒グラフ、折れ線グラフとして Confluence ページで動的に表示できます。テーブルからグラフを作成して、作業の追跡、財務レポートの作成、調査データの視覚化などを行うことができます。
Cloud における動作
影響を受けるユーザー
ユーザー
Confluence
Cloud で利用できます。
違い
Confluence Server と Data Center では、ページの表示中のみインライン コメントを追加することができました。Confluence Cloud では、ページの編集中でもインライン コメントを追加することができます。これにより、ページ公開前のコラボレーションが促進されるとともに、コメントへのアクションもさらに簡単になります。
Cloud における動作
影響を受けるユーザー
ユーザー
Confluence
Cloud で利用できます。
違い
新しいエディターでのマクロの動作は、遥かにユーザー フレンドリーになっています。マクロの設定中、多くのマクロは、プレースホルダーとしてではなく、エディターで視覚的にレンダリングされます。
Cloud における動作
影響を受けるユーザー
ユーザー
Confluence
Cloud で利用できます。
違い
Confluence Server と Data Center では、ページの作成、編集、移動などのアクションは、トップ ナビゲーションから実行するか、ページ内で直接実行する必要があります。Confluence Cloud では、サイドバーのページ ツリーからも、これらのアクションを実行できます。
Cloud における動作
影響を受けるユーザー
ユーザー
Confluence
Cloud で利用できます。
違い
Confluence Cloud では、ページ タイトルへの絵文字の追加 (これはページ ツリーに表示されます)、ヘッダーへの画像の追加、ページの現在の状態を表すステータスのカスタマイズなど、さまざまな方法でページをカスタマイズできます。
Cloud における動作
影響を受けるユーザー
ユーザー
Confluence
Cloud で利用できます。
違い
Confluence Cloud では、ページの公開日時をスケジュールできます。これは、会社の告知や、特定の日付以降に適用されるページなどに役立ちます。
Cloud における動作
影響を受けるユーザー
ユーザー
Confluence
Cloud で利用できます。
違い
リンクを新しいエディターに貼り付けると、スマート リンクになります。リンクとそのコンテンツのページでの表示方法にはいくつかのオプションがあります。オプションにより、リンクの表示方法をより細かく制御できます。
Cloud における動作
影響を受けるユーザー
ユーザー
Confluence
クラウドと Data Center のどちらが自分たちの組織に適しているかをまだご検討中の場合は、比較ページでそれぞれのメリットをご確認ください。
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