移行のダウンタイムを短縮する

この情報は、Jira Cloud Migration AssistantConfluence Cloud Migration Assistant の両方に適用されます。

一般に、データとユーザーが多いほど、サーバーからクラウドへの移行時に予想されるダウンタイムは増加します。ダウンタイムは、インターネット速度、移行するデータ、その他の変数に応じて異なるため、正確な見積もりを提供することができません。

テスト移行を実行することで、移行に必要な時間の予測、個別の必要なステップをまとめた手順書の作成、本番環境のダウンタイムを最小限に抑えるための確認を行うことをお勧めします。 アプリのインストールまたは移行、ユーザーのセットアップ、データの QA テストなどに追加で時間がかかることを考慮して、移行手順書に含める必要があります。

ダウンタイムを短縮し、希望する期間内に移行を完了するために活用できる主要な戦略をガイドにまとめました。

サーバー インスタンスをクリーンアップする

移行するデータが多いほど、移行には長時間を要し、複雑なプロセスを踏みます。また、後日クラウドのパフォーマンスに影響を与える可能性も高くなります。移行は、テスト移行を実行する前にサーバー インスタンスをクリーンアップする機会として活用しましょう。

サーバー データを正常に移行するには、データベース整合性チェッカー (Jira Server に標準搭載) やインスタンス ヘルス (Confluence および Jira で利用可能) などのクリーンアップ ツールを使用しましょう。サーバー インスタンスをクリーンアップする方法の詳細をご確認ください。

Jira データをレビューする

Jira インスタンスでの情報の散在を防ぐために、非アクティブのプロジェクトや完了済みプロジェクトをアーカイブすることをおすすめします。プロジェクトのアーカイブ方法をご確認ください。

Confluence データをレビューする

しばらく使用していないデータについては削除するか、移行の対象外とすることを検討しましょう。これには、特定のページ、スペース全体、添付ファイル、マクロ、アプリが含まれます。Confluence から使用状況の統計を収集する方法の詳細をご確認ください。

サーバー製品を読み取り専用に設定する

選択した移行戦略によっては、ユーザーがセルフホスト型インスタンスにアクセスする必要がなくなる場合があります。ユーザーが移行中のページ、スペース、課題にデータを追加する場合は、このデータを再移行する必要があります。この場合、ダウンタイムを増加させるクリーンアップ作業を手動で行う必要があります。

移行中にユーザーが変更を加えられないように、移行前にサイトを読み取り専用モードにします。Confluence Server の場合、スペースごとにこの作業を行い、読み取り以外のすべての権限を削除します。Jira Server には明示的な「読み取り専用」モードはありませんが、「参照」のみを許可する権限スキームを作成して、それをすべてのプロジェクトに適用できます。

JiraConfluence でサイト全体のバナーをアップデートし、現在は移行中のためサイトが読み取り専用であることを示します。移行後もサーバーで引き続き作業するユーザーがいる場合、移行完了後に必ずこの設定を削除してください。

ユーザーの事前移行を行う

大規模なユーザーベースがある場合は、まず、スペースやプロジェクトを含めずに、すべてのユーザーやグループを移行することをおすすめします。スペースやプロジェクト データが抽出されない (ダウンタイムが発生しない) ため、ユーザーがサーバー内で作業している最中でも実行できます。その後、スペースやプロジェクトを移行する際は、ダウンタイムを短縮されるため、移行をより早く完了できます。大規模なユーザーベースの移行の詳細についてご確認ください。

添付ファイルを事前に移行する

通常、添付ファイルの移行は移行において最も長い作業です。Confluence Cloud Migration Assistant によって、移行対象を選択する際に添付ファイルのみを選択できます。添付ファイルとスペース データの移行を異なる段階に分けると、以下のようなメリットがあります。

  • スペース移行の数週間前または数か月前に添付ファイルを移行できます。これは低リスクのプロセスであり、残りのスペース データ移行にかかる期間を大幅に短縮できます。

  • 後の移行ですべてのスペース データを移行すると、Migration Assistant によって既に移行済みの添付ファイルが認識されてスキップされます。これによって、移行のダウンタイムを大幅に削減できます。新しい添付ファイルのみが移行されて、削除済みの添付ファイルへのリンクも削除されます。 

アトラシアンでは、Jira Cloud Migration Assistant で選択したプロジェクトの添付ファイルのみを移行できるようにするように取り組んでいます。現在、この機能はアトラシアン サポート経由で利用できます。 

移行前の戦略

Jira Cloud Migration Assistant

Confluence Cloud Migration Assistant 

  • プロジェクト選択ページにおいて、「最終更新日」でプロジェクトをソートします。これにより、どのプロジェクトの移行を優先するか、選択しやすくなります。

  • アーカイブされたプロジェクトの移行を、移行の前後に別途行うことで、現在のユーザーにとって重要なアクティブ プロジェクトの移行ダウンタイムが増加することを防げます。

  • 移行の際には、その対象としてすべてのプロジェクトまたは一部のプロジェクトを選択できます。プロジェクトや添付ファイルの量が多いと、アクティブおよび非アクティブ (使用されていない) プロジェクトに応じて移行を分割したい場合も出てくるでしょう。これにより、ダウンタイムのウインドウを細かく分割できます。また、アクティブなプロジェクトに対する重複エンティティの影響を最小限に抑えることができます。Jira Cloud Migration Assistan によるデータのリンク方法についてご確認ください。

  • 移行対象を選択する際に、添付ファイルのみを選択できます。これによって、選択したスペースに関連する添付ファイルのみが移行されます。他のスペース データを移行する前に、添付ファイルを移行することをお勧めします。これによって、残りのスペース データ移行の期間を短縮できます。

  • スペース選択ページで、リストをフィルタリングするか、他のスペースより先に移行したい特定のスペースを検索します。

  • 多数のスペースや添付ファイルがある場合、または Data Center を使用している場合、移行をいくつかに分割して小規模で実行すると、ダウンタイムのウインドウを縮小できます。

クラウドでユーザーの利用を開始する

あらゆる移行において、ユーザーがクラウド内のスペース、ページ、課題で簡単に移行できるようにすることが、非常に重要となります。ログイン方法、新しい URL、アプリの変更、UI の違いなど、ユーザーにとって重要な変更点をすべて把握し、準備を行うようにしましょう。 

移行戦略によっては、Jira または Confluence でサイト全体に表示されるバナーを適用できます。これは、セルフホスト型インスタンスにアクセスしようとしたエンド ユーザーのリダイレクトに有用です。エンド ユーザーがどこにアクセスすべきか分かるように、新しいクラウド サイト URL にリンクします。クラウドでユーザーの利用を開始する方法についてご確認ください。

チームの移行を正常に行うためには、フィードバックを集め、営業時間、チャット ルームなどのクラウド移行に関する質問に回答するための明確なプロセスの作成を検討しましょう。

 

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