Bitbucket Cloud で Web サイトを公開する
Bitbucket を使用して、<workspaceid>.bitbucket.io
でアクセスされる静的 Web サイトをホストすることができます。(ワークスペースとは?)
静的な Web サイトには、コーディング済みの HTML ページと固定されたコンテンツが含まれます。このようにホストされている Web サイトには、URL に bitbucket.io
ドメインがあります。たとえば、リポジトリのワークスペース ID が tutorials
の場合、リポジトリ名を tutorials.bitbucket.io
に設定します。
Bitbucket Cloud でホストされる静的な Web サイトをセットアップする
Bitbucket Cloud で静的 Web サイトを公開するには、ワークスペース ID と bitbucket.io
ドメイン サフィックスをリポジトリ名として組み合わせます。したがって、ワークスペース ID が DNS 標準で使用可能である必要があります。各ワークスペースで、bitbucket.io でホストできるのは 1 つのサイトのみです。
bitbucket.io でホストされる静的な Web サイトのセットアップ方法
Bitbucket 内からリポジトリを作成し、リポジトリ名にスキーム
<workspaceID>.bitbucket.io
を使用します。ローカルシステムにリポジトリのクローンを作成します。
リポジトリのルート ディレクトリに
index.html
という名前のファイルを 小文字で作成します。大文字および特殊文字は使用できません。小文字を使用する理由
ファイル名は大文字と小文字を区別します。Bitbucket では、
index.html
とIndex.html
は別のファイル名として扱われます。リポジトリで
index.html
ファイルを作成し、コンテンツを追加し、変更をコミットして、変更を Bitbucket にプッシュします。https://workspace_ID.bitbucket.io
サイトに移動します。Bitbucket により、サイトのindex.html
に HTML が表示されます。例:
ID が
tutorials
のワークスペースの場合、https://tutorials.bitbucket.io
に移動します。
この機能の内容と制限事項
Bitbucket の静的な Web サイトでは、次の機能がサポートされます。
画面やその他のメディアの埋め込み。
HTML ページへの JavaScript の埋め込み。
サイトへの Disqus の埋め込みによるブログ コメント
この機能は、リポジトリを、リポジトリのルートを Web ルートとして使用する静的な Web サーバーに変えます。このため、次のような制限事項があります。
Bitbucket Cloud のリポジトリとファイル サイズの制限については、「リポジトリ/ファイル サイズにはどのような制限がありますか?」を参照してください。
セキュリティのため、bitbucket.io では HTTPS が必要です。
このシステムでクッキーを発行することはできません。
サーバー側でのスクリプトやコードはサポートされません。たとえば、PHP は利用できません。
各ページは 15 分間キャッシュされます。つまり、変更は即座に表示されない場合があります。
大文字および特殊文字は使用できません。
特殊文字は使用できません。DNS ホスト名にアンダースコアは使用できません。
アトラシアンでは、各 Bitbucket Web サイトに rum.js
スクリプトを埋め込んでいます。このスクリプトは、内部向けの Web 分析情報や統計情報を取得しています。
1 つの Web サイトで複数のファイルをホストする
同じ Bitbucket Webサイトで複数のファイルをホストしたい場合、各ファイルをリポジトリのサブディレクトリに配置します。この例では、次のように構成を整理してユーザーに Web サイトを提供します。
https://workspace_ID.bitbucket.io/subdirl
https://workspace_ID.bitbucket.io/subdir2
https://workspace_ID.bitbucket.io/subdir3
各サブディレクトリは、独自の index.html
を持つ自己完結型の Web サイトとして動作します。
Bitbucket では末尾のスラッシュが許可されます。https://workspace_ID.bitbucket.io/projectX/
へのリクエストでは、URL の末尾にスラッシュが含まれているかどうかを問わず、projectX/index.html
が提供されます (ファイルが存在する場合)。
サブディレクトリを使用して異なるファイルを管理できますが、それぞれの静的なサイトはリポジトリの main ブランチから生成されます。既定の main ブランチに名前を付けられます。Bitbucket は選択された main ブランチからのみコンテンツを生成します。
公開 / 非公開リポジトリと静的な Web サイトについて
この機能で作成した静的な Web サイトはインターネットのほかの Web サイトを同じ特徴を持ち、URL を知っているあらゆるユーザーが訪問して閲覧できます。基盤となる Bitbucket リポジトリは、公開でも非公開でもかまいません。つまり、Bitbucket リポジトリが非公開の場合でも、ユーザーは引き続き静的な Web サイトを訪問および閲覧できます。基盤となるリポジトリが公開されている場合も同様です。
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