カスタム テーブルと列を作成する
データ ソースにカスタム列やカスタム テーブルを作成するには、データ ソースの管理権限が必要です。
データ ソースにカスタム列またはカスタム テーブルを生成するための SQL を記述します。Atlassian Analytics では、データ結果が保存されるのではなく、SQL が保存されてビジュアル モード クエリに直接挿入されます。
カスタムの列とテーブルはネストされた SQL ステートメントを生成するため、SQL モードのクエリでは名前で参照できません。
カスタムの列とテーブルの一般的なユース ケースをいくつか紹介します。
CASE
ステートメントを使用して、行を分類する列を作成します。複数のテーブルを結合するカスタム テーブルを作成して、データベースをフラット化します。
セントからドルへの換算など、簡単な計算列を作成します。
チームメイト用に標準的な主要メトリックと計算を定義します。
カスタム列を作成する
カスタム列を作成するには:
グローバル ナビゲーションから [Data (データ)] を選択します。
カスタム列を追加するデータ ソースを選択します。
[スキーマ] タブに移動します。
カスタム列を追加するテーブルを展開します。
[Add custom column (カスタム列を追加)] を選択します。
カスタム列を作成するために必要な設定と SQL を指定します。
[列を追加] を選択して保存します。
カスタム列を作成した場合、[スキーマ] タブでは、テーブルの他の列と同じように表示されます。ただし、列のプロパティを表示すると、その SQL タイプがカスタムであることがわかります。
カスタム列の準備ができたら、それをビジュアル モードのクエリで使用できます。カスタム列の使用方法に関する詳細をご確認ください。
カスタム列の設定
グループ化
カテゴリまたはその他のグループ化可能な値を作成する場合は、[ディメンション] を選択します。値が数値である場合は、[Measure (メジャー)] を選択します。
集計
何らかをカウントしたり、平均化したりして、メジャーを集計する場合は、[Aggregated (集計)] チェックボックスを選択します。
ビジュアル モードのクエリに集約されたカスタム列を追加すると、その列の集計メニューは表示されません。
タイプ
カスタム列がディメンションである場合は、列のデータ タイプを選択します。メジャーには、既定で [数値] タイプが指定されます。
これは、カスタム列を指定のデータ タイプに変換するためのものではありません。Atlassian Analytics に対して列の使用方法を指示することだけを目的としています。列のデータ タイプを変換するには、カスタム列の SQL クエリでデータ ソースに固有の構文を使用します。
SQL
カスタム列を生成するための SQL クエリを指定します。該当するデータ ソース タイプに固有の SQL 構文を必ず使用してください。
カスタム列では、その作成先のテーブルの列のみを使用できるため、SQL を指定する際には、SELECT
キーワードまたは FROM
句を含めないでください。スキーマ内の複数のテーブルを使用するカスタム列を作成する必要がある場合は、代わりにカスタム テーブルを作成する必要があります。
カスタム列の例
jira_issue
テーブルでは、time_spent_secs
列を常に分に変換するのが望ましいと考えられます。チャートを作成するたびに time_spent_secs
を 60
で割るのではなく、それを自動的に行うカスタム列を作成します。
このカスタム列を作成するには、次のようにします。
データ ソースの設定の [スキーマ] タブで、[Jira 課題] テーブルを展開します。
[Add custom column (カスタム列を追加)] を選択します。
カスタム列の名前と説明を指定します。
カスタム列には数値のみが含まれるため、[グループ化] で [Measure (メジャー)] を選択します。
[Aggregated (集計)] を選択解除します。
For the SQL, we use
time_spent_secs/60
.[列を追加] を選択して保存します。
カスタム テーブルを作成する
カスタム テーブルは、カスタム列とは異なり、スキーマ内の複数のテーブルの列を使用して作成できます。これは、2 つのテーブルをフラット化する場合に特に役立ちます。
カスタム テーブルを作成するには:
グローバル ナビゲーションから [Data (データ)] を選択します。
カスタム テーブルを追加するデータ ソースを選択します。
[スキーマ] タブに移動します。
[Add custom table (カスタム テーブルを追加)] を選択します。
カスタム テーブルに名前を付けます。
カスタム テーブルを作成するための SQL を指定します。カスタム テーブルは、カスタム列とは異なり、完全な SQL ステートメントを使用して作成できます。ただし、SQL ステートメントの末尾をセミコロン (
;
) にしないでください。Atlassian Analytics では、この SQL がサブクエリとしてビジュアル モード クエリに注入されるため、末尾にセミコロンがあると失敗します。オプションで、[Format query (クエリをフォーマット)] を選択して、SQL ステートメントにフォーマットを適用します。
[Add table (テーブルを追加)] を選択して保存します。
カスタム テーブルを作成した場合、[スキーマ] タブでは、他のテーブルと同じように表示されます。カスタム テーブルの名前の横には「Custom table (カスタム テーブル)」というタグが付いているため、どのテーブルがカスタム テーブルであるかを判別できます。
カスタム テーブルが準備できたら、ビジュアル モードのクエリで使用できます。カスタム テーブルの使用方法に関する詳細をご確認ください。
Atlassian Analytics により SQL が評価され、エラーがあればスキーマ ビューアーにエラー メッセージが表示されます。SQL ステートメントにエイリアスを設定することは避けてください。代わりに、最初にカスタム テーブルを保存してから、通常のテーブルで一般に行うように列エイリアンスを設定します。SQL クエリ内のエイリアスが列名と一致しない場合、該当する列を照会したときにエラーが発生します。
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