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カスタム テーブルと列を作成する

データ ソースにカスタム列やカスタム テーブルを作成するには、データ ソースの管理権限が必要です。

データ ソースにカスタム列またはカスタム テーブルを生成するための SQL を記述します。Atlassian Analytics では、データ結果が保存されるのではなく、SQL が保存されてビジュアル モード クエリに直接挿入されます。

カスタムの列とテーブルはネストされた SQL ステートメントを生成するため、SQL モードのクエリでは名前で参照できません。

カスタムの列とテーブルの一般的なユース ケースをいくつか紹介します。

  • CASE ステートメントを使用して、行を分類する列を作成します。

  • 複数のテーブルを結合するカスタム テーブルを作成して、データベースをフラット化します。

  • セントからドルへの換算など、簡単な計算列を作成します。

  • チームメイト用に標準的な主要メトリックと計算を定義します。

カスタム列を作成する

カスタム列を作成するには:

  1. グローバル ナビゲーションから [Data (データ)] を選択します。

  2. カスタム列を追加するデータ ソースを選択します。

  3. [スキーマ] タブに移動します。

  4. カスタム列を追加するテーブルを展開します。

  5. [Add custom column (カスタム列を追加)] を選択します。

  6. カスタム列を作成するために必要な設定と SQL を指定します。

  7. [列を追加] を選択して保存します。

カスタム列を作成した場合、[スキーマ] タブでは、テーブルの他の列と同じように表示されます。ただし、列のプロパティを表示すると、その SQL タイプカスタムであることがわかります。

カスタム列の準備ができたら、それをビジュアル モードのクエリで使用できます。カスタム列の使用方法に関する詳細をご確認ください。

カスタム列の設定

グループ化

カテゴリまたはその他のグループ化可能な値を作成する場合は、[ディメンション] を選択します。値が数値である場合は、[Measure (メジャー)] を選択します。

集計

何らかをカウントしたり、平均化したりして、メジャーを集計する場合は、[Aggregated (集計)] チェックボックスを選択します。

ビジュアル モードのクエリに集約されたカスタム列を追加すると、その列の集計メニューは表示されません。

タイプ

カスタム列がディメンションである場合は、列のデータ タイプを選択します。メジャーには、既定で [数値] タイプが指定されます。

これは、カスタム列を指定のデータ タイプに変換するためのものではありません。Atlassian Analytics に対して列の使用方法を指示することだけを目的としています。列のデータ タイプを変換するには、カスタム列の SQL クエリでデータ ソースに固有の構文を使用します。

SQL

カスタム列を生成するための SQL クエリを指定します。該当するデータ ソース タイプに固有の SQL 構文を必ず使用してください。

カスタム列では、その作成先のテーブルの列のみを使用できるため、SQL を指定する際には、SELECT キーワードまたは FROM 句を含めないでください。スキーマ内の複数のテーブルを使用するカスタム列を作成する必要がある場合は、代わりにカスタム テーブルを作成する必要があります。

カスタム列の例

jira_issue テーブルでは、time_spent_secs 列を常に分に変換するのが望ましいと考えられます。チャートを作成するたびに time_spent_secs60 で割るのではなく、それを自動的に行うカスタム列を作成します。

このカスタム列を作成するには、次のようにします。

  1. データ ソースの設定の [スキーマ] タブで、[Jira 課題] テーブルを展開します。

  2. [Add custom column (カスタム列を追加)] を選択します。

  3. カスタム列の名前と説明を指定します。

  4. カスタム列には数値のみが含まれるため、[グループ化] で [Measure (メジャー)] を選択します。

  5. [Aggregated (集計)] を選択解除します。

  6. SQL には、time_spent_secs/60 を使用します。

  7. [列を追加] を選択して保存します。

所要時間を秒から分に変換するカスタム列

カスタム テーブルを作成する

カスタム テーブルは、カスタム列とは異なり、スキーマ内の複数のテーブルの列を使用して作成できます。これは、2 つのテーブルをフラット化する場合に特に役立ちます。

カスタム テーブルを作成するには:

  1. グローバル ナビゲーションから [Data (データ)] を選択します。

  2. カスタム テーブルを追加するデータ ソースを選択します。

  3. [スキーマ] タブに移動します。

  4. [Add custom table (カスタム テーブルを追加)] を選択します。

  5. カスタム テーブルに名前を付けます。

  6. カスタム テーブルを作成するための SQL を指定します。カスタム テーブルは、カスタム列とは異なり、完全な SQL ステートメントを使用して作成できます。ただし、SQL ステートメントの末尾をセミコロン (;) にしないでください。Atlassian Analytics では、この SQL がサブクエリとしてビジュアル モード クエリに注入されるため、末尾にセミコロンがあると失敗します。

  7. オプションで、[Format query (クエリをフォーマット)] を選択して、SQL ステートメントにフォーマットを適用します。

  8. [Add table (テーブルを追加)] を選択して保存します。

カスタム テーブルを作成した場合、[スキーマ] タブでは、他のテーブルと同じように表示されます。カスタム テーブルの名前の横には「Custom table (カスタム テーブル)」というタグが付いているため、どのテーブルがカスタム テーブルであるかを判別できます。

カスタム テーブルが準備できたら、ビジュアル モードのクエリで使用できます。カスタム テーブルの使用方法に関する詳細をご確認ください。

Atlassian Analytics により SQL が評価され、エラーがあればスキーマ ビューアーにエラー メッセージが表示されます。SQL ステートメントにエイリアスを設定することは避けてください。代わりに、最初にカスタム テーブルを保存してから、通常のテーブルで一般に行うように列エイリアンスを設定します。SQL クエリ内のエイリアスが列名と一致しない場合、該当する列を照会したときにエラーが発生します。

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