Atlassian Analytics を開始する
Atlassian Analytics をサイトに追加する方法を学び、データのクエリやチャートの作成に必要なものをご確認ください。
Atlassian Analytics には、チャートやダッシュボードの値を動的に更新するために使用できる便利な変数が用意されています。変数には次の 3 種類があります。
ダッシュボード変数
相対日付変数
現在ユーザー変数
変数を参照する際は、名前を波括弧 { } で囲んで表します。
変数は次の場所に使用できます。
ビジュアル モードと SQL モード クエリ
列の名前
その他の Visual SQL ステップ
組み込み数式とカスタム数式
チャートのタイトル
テキスト要素
コントロールをダッシュボードに追加するたびに、コントロールと同じ名前の対応するダッシュボード変数が作成されます。このダッシュボード変数は、チャートやダッシュボードで対応するコントロールを参照するために使用します。コントロールに関する詳細をご確認ください。
たとえば、ダッシュボードに「ドロップダウン」コントロールを追加し、そのコントロールに PROJECTS という名前を付けると、対応する変数 {PROJECTS} が作成されます。
ダッシュボード変数は 1 つのダッシュボードのみを対象とするため、ダッシュボードごとに新しい変数を作成する必要があります。
相対日付変数は、それぞれが 1 つの日付文字列に変換される組み込み変数です。日付の値を入力する場所ならどこにでも使用できます。たとえば、次のような目的や場所で使用できます。
「カレンダー」と「日付スライダー」コントロールの既定日付を設定する
Visual SQL ステップのカスタム数式で使用する
SQL モード クエリで使用する
ビジュアル モード クエリ フィルターで使用する
相対日付変数はグローバル変数であるため、Atlassian Analytics 全体で使用できます。ダッシュボードのチャートをフィルタリングするために使用する場合は、該当するダッシュボードのタイム ゾーンが適用されます。ダッシュボードに関連付けられていないクエリで使用する場合は、クエリの対象となるデータ ソースのタイム ゾーンが適用されます。
日付と時刻の関数を相対日付変数に適用して、返される日付をニーズに合わせてカスタマイズします。日付と時刻の関数についての詳細はこちらをご確認ください。
次の画像は、「フィルター」ステップで相対日付変数 {TODAY} を使用する例を示しています。データがフィルタリングされ、今日の日付より前の日付のみが結果として表示されます。{TODAY} 変数を使用すると、今日の日付として返される日付が自動的に変わるため、静的な日付値を使用して手動でチャートを変更する必要がありません。
現在ユーザー変数を使用すると、特定のビューアーに応じたダッシュボードを作成することができます。
構文 {CURRENT_USER} を使用して参照します。
この変数には、現在ダッシュボードを表示している人のユーザー ID が格納されます。この変数をクエリに使用することで、現在ダッシュボードを表示しているユーザーに合わせてダッシュボードやチャートのデータをフィルタリングすることができます。
相対日付変数と同じように、現在ユーザー変数もグローバル変数です。これを使用してクエリをフィルタリングしたり、テキスト要素内の変数を参照することで現在ユーザーの ID をダッシュボードに表示したりできます。
現在ユーザー変数をビジュアル モード クエリのフィルターで使用する方法は次のとおりです。
フィルターを適用する列を選択します。列にはユーザー ID が含まれている必要があります。
フィルター演算子に = を選択します。
値として {CURRENT_USER} を入力します。
たとえば、現在のダッシュボード ビューアーが課題の担当者になっている Jira 課題のみを表示したい場合、jira_issue テーブルから assignee_account_id = {CURRENT_USER} という条件をクエリ フィルターに追加します。
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