Atlassian Analytics を開始する
Atlassian Analytics をサイトに追加する方法を学び、データのクエリやチャートの作成に必要なものをご確認ください。
このダッシュボードには、チームの有効性を向上させるために役立つ一連の主要なスコアカードが表示されます。
ダッシュボードを設定するには、次のコントロールを使用します。
現在の日付間隔 | 選択した日付範囲で完了した課題の関連データが表示されるチャートをフィルタリングする「カレンダー」コントロール。 |
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日付バケット | データを週、月、四半期、または年ごとにグループ化するための「ドロップダウン」コントロール。 |
プロジェクトとプロジェクト リード | このダッシュボードが注力すべきチームを指定するための「ドロップダウン」コントロール。 これらのコントロールをリセットすると、チャートにはすべてのチームの課題が表示されます。 |
考慮すべき課題タイプ | このダッシュボードで考慮すべき特定の課題タイプを選択するための「ドロップダウン」コントロール。 このコントロールをリセットすると、チャートにはあらゆるタイプの課題が表示されます。 |
無視すべき課題ラベル | このダッシュボードで無視すべき特定の課題タイプを選択するための「ドロップダウン」コントロール。 このコントロールをリセットすると、チャートにはラベル付けされたすべての課題が表示されます。 |
ダッシュボード上のすべてのチャートを、プロジェクト、プロジェクト リード、考慮すべき課題タイプ、無視すべき課題ラベルでフィルタリングできます。
課題を作業カテゴリにマッピングすると、チームが各カテゴリで費やされた労力の追跡や優先順位付けを実行できます。アトラシアンでは、作業 (つまり、Jira 課題) を、ビジネスの運営、ビジネスの変化、開発者の生産性、チーム管理という 4 つのカテゴリに分類します。
作業カテゴリをマッピングするには、次の手順に従います。
「テキスト入力」コントロールで、作業のカテゴリ名を指定します
「ドロップダウン」コントロールで、各作業カテゴリにマッピングする Jira 課題ラベルを指定します
次の点にご注意ください。
課題が複数のラベルにマッピングされている場合、その課題はチャートによってリストで最初に一致したラベルにマッピングされます。
このマッピングの最初の作業カテゴリ (初期設定では「ビジネスの運営」) も、一部のチャートでは目標として使用されます。アトラシアンでは、このカテゴリの作業にチームが費やす時間を 10% 未満にすることを推奨しています。
どの課題ステータスが「レビュー中」と表示されるかを指定します。このマッピングによって、「レビューに費やした時間」と「課題がレビュー中のステータスであった時間」の各チャートに、レビュー中である作業に費やされた時間の割合が正しく表示されます。
概要では、過去 4 週間にわたるチーム全体像が示されるため、チームの強みと弱みを把握できます。赤で表示された値は注意が必要なエリアを示しており、青で表示された値は良好な状態にあるエリアを示しています。
サイクル期間の中央値 (単一値チャート)
課題が「進行中」のステータスであった平均時間を示します。作業をスプリント期間内に完了させるためには、サイクル期間を 7 日未満 (一般的なスプリント期間の半分) に抑えることをおすすめします。
レビューに費やした時間
過去 4 週間で、課題のレビューに費やした時間の割合を示します。レビュー プロセスは、チーム ワークフローにおける一般的なボトルネックです。50% を超える時間をレビューに費やしている場合は、効率を向上させることをご検討ください。
負荷が高い担当者 (単一価値チャート)
3 つ以上の課題を同時に進めている担当者の割合を示します。担当者があまりにも多くの作業を抱えていると、それぞれの作業に取り組むための時間が減り、コンテキストの切り替えに多くの時間を割くことにもなります。
注意すべき課題
1 つ前のステータス カテゴリにトランジションした課題、または担当者が変更された課題の割合を示します。作業が常にタイムリーに進むように、この割合は低く抑えるべきでしょう。
現時点での「ビジネスの運営」
「ビジネスの運営」は、既存の機能の改善と維持に必要となる作業に焦点が当てられます。このような作業には、バグ修正やパフォーマンスの改善が含まれます。チームが顧客に対して新しい機能を提供するためのスペースを確保するためにも、「ビジネスの運営」の作業には 10% 未満の時間を費やすことが目標となります。こうしたタスクにあまりにも多くの時間を費やしている場合は、チームが行き詰まっており、現在のリソースではロードマップを実行できないことを示唆している可能性があります。
分類された課題
課題ラベルが適用されている課題の割合を示します。チームが課題のラベル付け/分類を行うことで、どこに時間が費やされているかを組織が適切に追跡できます。
サイクル期間の中央値 (棒グラフ)
課題のサイクル期間では、課題が「進行中」のステータスで費やされた合計時間を確認することで、作業の流れを効果的に評価できます。
チームにとっては、サイクル期間を短縮することが重要となります。これによって「進行中」のステータスで費やされる時間が減り、作業の進捗を促進するためのコアとなるフローが生まれます。
課題が「レビュー中」のステータスであった時間
課題が「レビュー中」のステータスで時間を費やすのは、開発中に時間を損失した主な原因となります。「進行中」の合計時間の割合が高い場合は、有意義な改善の機会が存在していることを示唆しています。
「レビュー中」で費やす時間を短縮すれば、フィードバック ループも短くなり、チームがより速く学習と反復を行えるようになります。
作業カテゴリごとに費やした時間
主要なカテゴリごとに作業に費やした時間を集計すると、その配分が期待と一致しているかどうかをチームが確認できるため、より効率的な計画を立てられます。
チームは、使用するカテゴリに基づいて、特定のエリアに費やされる時間が目標と比べて増加/減少する根本的な原因を特定できます。
作業カテゴリごとのスループット
主要なカテゴリごとに完了した課題の数を示します。これによって、チームが各タイプの作業に対して必要とされる労力と、それを提供するための能力を把握しやすくなります。
チームが各カテゴリにおける作業量を把握することで、その時点で作業にどのようなインパクトが生じているのかも分かるため、必要に応じて調整を行えます。
1 人あたりの「進行中」の作業の最大数
チームメイト 1 人に対して割り当てられている「進行中」の課題の最大数を示します。この数字が大きい場合は、チームメイトが燃え尽き症候群になるリスクを抱えていること、またはボトルネックであることを示唆しています。
WIP (進行中の作業) の最大数を低く抑えることで、チームが確実にデリバリーの目標を達成でき、キーパーソンに依存するリスクを回避しやすくなります。
負荷が高い担当者 (棒グラフ)
チーム内で「進行中」の課題を 3 つ以上持っているユーザーの割合を示します。これは、そのユーザーにとってコンテキストの切り替えが多すぎること、または作業の完了が遅れる可能性があることを示唆しています。
負荷が高い担当者の割合を、理想的にはゼロに減らすことで、チームが新しいことを始める前に作業を完了、または一時停止できるように、集中的に取り組めます。
バウンスバックした課題
1 つ前のステータス カテゴリにトランジションした課題と、その回数のリストです。これらは、「進行中」の作業において、スコープまたは優先度が変化していることを示します。
後方へのトランジションがすべて問題になるわけではありませんが、チームは、あいまいな目標や成功基準を示している可能性のあるパターンや頻度の高さに注意する必要があります。
引き継がれた課題
再割り当てされた課題とその回数を示すリストです。ここでの「進行中」の作業は、チーム内にスキルやキャパシティのギャップが存在することを示唆している可能性があります。
再割り当てがすべて問題になるわけではありませんが、チームメイトの負荷が高いことを示すパターンや頻度の高さに注意する必要があります。
停滞している課題
同じステータスが 7 日以上続いている課題と、そのステータスである期間の合計日数のリストです。これによって、ブロックされている作業や、放置されている作業を確認できます。
停滞している課題の軽減または解消に取り組むことで、チームがコミットメントを確認して、何に取り組めていないかを明らかにできます。
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