まずはじめに
組織の Trello を管理する方法
組織内では、さまざまな方法で Trello の使用を管理できます。ここでは、主となるアクセスとコンテンツの各管理を見ていきましょう。
Trello へのアクセスを管理
カスタム ドメインの所有者は、ドメインをアトラシアン組織で認証して認証済みドメインのメール アドレスで作成された Trello アカウントを管理できます。アカウントをアクティブ化、非アクティブ化、削除できるようになり、プロファイルも編集できるようになります。
Trello のアクセス管理をセットアップするには、いくつかのステップにアトラシアン組織側で従う必要があります。以下の各ステップは、詳細な手順が記載されたドキュメントにリンクされています。
エンド ユーザーにとってどのような変更がありますか?
ドメインを認証してそのドメインのアカウントを要求すると、ユーザーは認証済みのドメイン以外のメール アドレスに変更できなくなります。管理者もこのような変更は行えません。
つまり、一度アカウントを要求したら、ドメイン認証をアトラシアン組織から削除しない限りそれを個人アカウントにはできなくなります。このため、アカウントの要求前にユーザーに通知することをお勧めします。これによって、ユーザーは前もって個人用コンテンツを個人用アカウントに移動、さらには既存アカウントのメール アドレスを個人用のメール アドレスに変更できます。
SSO、多要素認証、セキュリティ ポリシー
Atlassian 組織を設定してドメインを認証できるほか、Atlassian Guard Standard (旧 Atlassian Access) にサブスクライブできます。これにより、シングル サインオン、多要素認証の強制、監査ログなどの各機能を通じて、組織全体でセキュリティとガバナンスを一元化できます。
現在、Trello へのアクセスは Atlassian アカウントに直接接続されています。Atlassian アカウントはドメインの認証後はアトラシアン組織によって管理されるため、Trello アカウントへのアクセスを非アクティブ化するにはそのユーザーの Atlassian アカウントを無効にする必要があります。また、これを行うと、Jira や Confluence などの他の Atlassian 製品にログインしてそれらを使用することもできなくなります。
コンテンツの管理 (Trello)
上述のステップでは、個々のユーザー アカウントを管理して特定のユーザーによる Trello へのアクセスを許可または禁止できますが、ワークスペース、ボード、カードなどの Trello コンテンツは管理できません。
Trello コンテンツの管理は、Premium と Trello Enterprise の各サブスクリプションで利用できる機能です。
単一の Trello ワークスペースの管理者になってそのワークスペースにあるすべてのボードにアクセスできるようにする場合は、Premium が最適です。Premium はワークスペースごとの契約です。アップグレードされたワークスペース内にある Trello コンテンツの管理に関する詳細については「ワークスペース管理者機能」と、この記事の末尾にある関連リンクをご覧ください。
複数のワークスペースをお持ちで、それらすべてを管理してすべてのワークスペースに適用される全社レベルの権限を設定できるようにする場合は、Trello Enterprise が最適であると考えられます。Trello コンテンツを Trello Enterprise で管理する方法にご関心をお持ちの場合は「エンタープライズ レベルの権限」と、このページの末尾にある記事をご覧ください。
Premium には、ワークスペース設定ページまたは価格ページから直接アップグレードできます。Trello Enterprise については、https://trello.com/ja/enterprise#contact からアトラシアンの営業チームにお問い合わせください。
お客様のニーズに最適なプランを判断する際に役立つ記事を、いくつかご用意しています。
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