まずはじめに
Trello ダッシュカード Power-Up
ダッシュカードは、ワークスペースのボード全体における仕事の追跡や、変更のリアルタイムでの監視を視覚的に行える、革新的な方法です。「すべてのワークスペース ボードで自分に割り当てられたカード」、「今週期限のカード」、「赤いラベルの付いたカード」などのカスタム データ セット用のフィルターを作成し、条件に一致するカードをすべて Trello ボード上で追跡します。
ダッシュカードでは、フィルターに一致するカードの数がカード カバーに表示され、一目でわかります。クリックすると、個々のカードやセットを構成する指標を確認することができます。例として、ダッシュカードをワークフローに取り入れる方法をいくつかご紹介します。
何が行われているのか、何が進捗を妨げているのかを大まかに把握できるように、すべてのイニシアチブに関する会社の概要ボードを構築します。
作業量をボード全体で追跡し、自分の作業もチームの作業量も管理しやすくします。
数値のカスタム フィールドに記録された取引案件を合計して、営業パイプラインの健全性を追跡します。
機能リクエストの傾向、バグレポート、サポートケースを常に把握して、顧客の成功を常に最高水準に保ちます。
ダッシュカードの Power-Up を有効にして初めてのダッシュカードを作成する
そうすると、ボードのヘッダーに [追跡] ボタンが新しく表示されます。見つからない場合は、ボードのヘッダーの [Power-Ups] メニューに移動して [追跡] の横にあるスライダーをクリックしてください。Power-Up がボードに表示されます。
ボードのヘッダーにある [Track (追跡)] ボタンをクリックして、[ダッシュカード] メニューを開きます。
8 つのダッシュカード テンプレートから 1 つ選ぶか、[Customize (カスタマイズ)] を選択して独自のテンプレートを作成します。
ヒント: リストの一番上にある 3 つの点をクリックして [Track with Dashcard (ダッシュカードで追跡)] を選択すると、リスト内のカード数を表示するダッシュカードがすばやく作成されます。
カスタム ダッシュカードを作成する:
[ダッシュカード] メニューから [Customize (カスタマイズ)] タイルを選択するか、テンプレート ダッシュカードの [Customize (カスタマイズ)] ボタンをクリックします。
追跡するダッシュカードに名前を付けて、Trello ボードと同じように、分かりやすい色や写真の背景を選択します。
フィルターのドロップダウン メニューから、カスタム フィールドなどの追跡する基準を選択します。
[Start tracking (追跡を開始する)] をクリックして、ボードにダッシュカードを追加します。
他のカードと同様、ダッシュカードは好きな位置に移動したり整理したりすることができます。
ダッシュカード アラート
Trello Premium または Trello Enterprise ワークスペース内でダッシュカードのアラートをセットアップできます。アラートを使用すると、ダッシュカードへの選択された変更を Slack またはメールで通知できます。
注: 現在、アラートをセットアップできるのはダッシュカードの作成者のみです。作成者以外がアラートをセットアップしたい場合は、作成者に依頼するか、ダッシュカードの複製を作成してそのコピーにアラートをセットアップします。
アラート条件:
1つのダッシュカードには複数のアラートをセットアップすることができ、それらでは4つのアラート条件のいずれかを指定することができます。
したがって、たとえば、未割り当てのカードを追跡するダッシュカードがあり、それらのカードのいずれかが割り当てられたときにメールを受け取りたい場合は、次のようにアラートをセットアップすることができます。
数値カスタム フィールドの追跡
追跡したい数値カスタム フィールドがあるなら、ダッシュカードに最適なオプションがあります。まず、数値カスタム フィールドを用意してから以下を実行します。
カスタム ダッシュカードを作成します。
ダッシュカードを開いて [確認と編集] を選択します。
ダッシュカード パネルで [メトリック] オプションを見つけます。
[数値フィールド] セクションを見つけ、ドロップダウンからいずれかのオプション (合計、最大、最小、中央値、平均) を選択します。
下のカードをクリックして数値カスタム フィールドの追跡を開始します。
ヒント: ダッシュカード フィルターを編集することで、数値フィールドですべてのリストまたは特定のリストを追跡できます。
注: カスタム フィールドは、Standard、Premium、Enterprise の各プランでのみ使用できます。
ダッシュカードのデータを CSV としてエクスポートする
ボード上でエクスポートするデータを含むダッシュカードを開きます。
カードの説明の下にある [ダッシュカード] セクションまでスクロールします。[確認と編集] ボタンをクリックして、ダッシュカード パネルを開きます。
ダッシュカード パネルで、テーブル ビューの右端にある [エクスポート] ボタンを見つけます。それをクリックすると、CSV ファイルのダウンロードが開始されます。
ダウンロードが完了したら、Microsoft Excel や Google スプレッドシートなどのスプレッドシート アプリを使用して CSV ファイルを開くことができます。スプレッドシートの情報は、ダッシュカードのテーブル ビューに表示されるデータに対応します。
Slackアラート:
メールの送信に加えて、選択した Slack チャンネルまたは Slack メンバーのDMに送信するようにアラートをセットアップできます。 Slack アラートの使用を開始するには、+ボタンを使用してチャンネルまたはDMを認証する必要があります。
目的のチャンネルまたはDMの Slack 認証手順を完了すると、それをドロップダウンから選択できるようになります。
チャンネルまたはDMはいくつでも許可することができます。新しいチャンネルまたはDMを承認したいときには+ボタンを使用します。
アラート基準が満たされると、ダッシュカードは選択された Slack ターゲットにメッセージを送信します。
注: ダッシュカードは、ユーザーが明示的に許可した Slack の場所にメッセージを投稿する権限のみを持ちます。ダッシュカードが Slack のメッセージや履歴を読み取ることはできません。
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