まずはじめに
変更された説明またはカード名を復元
カードの詳細説明が変更された場合に、詳細説明全体が削除されたように見えることがあります。Trello ではこれらの変更をバックグラウンドで追跡しているため、元の詳細説明を後から復元できます。現在は元の説明を Trello の Web インターフェイスで表示できませんが、API 経由でデータを取得して比較的簡単に見つけられます。
説明の復元手順
カードのカード ID を取得します。これはカードの URL で /c/ に続く部分です。たとえば、URL が https://trello.com/c/hpAcP7IS/814-multiple-log-in-credentials の場合、カード ID は hpAcP7IS です。
Chrome によって、JSONView Chrome 拡張機能をインストールします。Firefox の場合は、JSONView アドオンをインストールします。
Trello に Chrome または Firefox でログインします。
https://trello.com/1/cards/[カード ID]/actions?filter=updateCard:desc に移動します。[カード ID] の部分を、先ほど確認したカード ID で置き換えます。
過去の説明で data.old.desc を探します。
カード名を復元する手順
カードの [共有] メニューで、対象のカードを JSON ファイルにエクスポートします。
Chrome によって、JSONView Chrome 拡張機能をインストールします。Firefox の場合は、JSONView アドオンをインストールしてユーザーが読みやすい JSON ファイルにします。
JSON の actions セクションと、カードの以前の名前が記録されている場所を探します。
技術的な説明
たとえば、開発ボード https://trello.com/c/hpAcP7IS/814-multiple-log-in-credentials にあるカードのいずれかの古い説明を表示するとします。説明は何度か変更されているため、過去の内容を確認したいと考えています。URL のカード ID、つまり hpAcP7IS に注目します。
使用する API ルートは GET /1/cards/[カード ID またはショートリンク]/actions で、?filter=updateCard:desc を最後に追加します。これで、説明の変更のみが表示されます。これは GET ルートなので、ブラウザーで Trello にログインして URL をアドレス バーに入力するだけで実行できます。
その API ルートを上記のサンプル カード(hpAcP7IS)で使用すると、URL は https://trello.com/1/cards/hpAcP7IS/actions?filter=updateCard:desc となります。取得された結果の中で、説明が変更されるたびに実行されたアクションが、data.card.desc(新しい説明)と data.old.desc(古い説明)として表示されます。
JSON の操作に関するより詳細な説明
JSON データの操作方法に関する詳細は「Trello の JSON エクスポートについて理解する」をご確認ください。
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