Butler Bot と Trello の自動化の違い

注: Butler Bot の公式サポートは終了しました。自動化を新しく使い始めた場合は、従来の機能を使用できません。Trello の自動化による Trello ワークフローの自動化に関する詳細については、「自動化の概要」ガイドをご確認ください。 

インターネット上には、自動化の組込みバージョンとは大きく異なる自動化に関するチュートリアルが多数存在します。特に自動化の黎明期においてこのようなチュートリアルを作成してくださった人々には、心より感謝しております。一方で、新しい自動化ユーザーには混乱の元になりかねません。この記事では、Butler Bot の公式サポートが終了した理由と、従来の機能から自動化の組み込みバージョンに移行する方法について説明します。 

Butler Bot

注: Butler Bot をご利用の場合は、従来の機能から公式の Butler 統合にできるだけ早く移行することを強くお勧めします。

Butler は、Trello ユーザーがボードに追加できるボット (@butlerbot) として始まりました。このボットは特定のリストに追加された Trello カードに記述されたコマンドに応答しました。これは非常に人気があり、アトラシアンは Trello を自動化する最も強力な形式としてこのボットを早急に開発しました。しかし、Butler Bot が普及したことで Trello インフラストラクチャに複数の問題が発生しました。特に次のような問題があります。

  • カードベースのユーザー インターフェイスはボードに影響して、誰でもコマンドを削除または変更できます。

  • Butler Bot はコメントを通じてやり取りするため、ボードをフォローしている全員が通知を受け取ります。

  • セキュリティ ポリシーによって、一部の組織では @butlerbot などの外部ユーザーを Trello ボードに招待することが禁止されています。

  • ボットは Trello で推奨される統合方法ではありません。Trello は 1 人のユーザーが数万のボードに所属するような状態を想定して設計されていないため、これによって Trello のインフラストラクチャに問題が発生します。

Trello の自動化

複数のソリューションで実験後、アトラシアンは Butler を Power-Up として開発することにしました。Power-Up はボードとより適切に統合されて、プラットフォーム内で見事に機能します。その後、Butler を中核となるユーザー インターフェイスに完全に統合しました。 

Butler の組み込みバージョンはユーザー インターフェイスが強化されて新しいコマンドが追加され、全体的に使いやすくなっています。アトラシアンでは、コマンド チェーン (1 つのコマンドが他のコマンドをトリガーする機能) などのコア サービスにのみ含まれる新機能を定期的に追加しています。新しい Butler の機能に関する詳細については「Butler の概要」をご参照ください。

Butler Bot から移行 

現在、Butler Bot と中核となる自動化エクスペリエンスでは、コマンド実行の処理方法に大きな違いがあります。実行するコマンドの種類によっては、Trello の自動化の使用時に Trello プランにアップグレードする必要が生じる場合があります。この目的はアトラシアンの利益を増やすことではなく、技術的なパフォーマンス上の理由から継続的な優れた顧客サービスを確保することです。 

ご利用の Bot ワークフローを自動化に移行できない場合は、遠慮なくお問い合わせください。

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