自動化の基本
Atlassian Cloud 製品における自動化の一般的なコンセプトとベスト プラクティスを説明します。
自動化使用量は、毎月実行されるルールの数によって測定されます。
使用量の上限は製品やプランによって異なりますが、毎月初めに必ずリセットされます。前月に未使用だった実行は繰り越されません。
自動化ルールが正常に実行されると (つまり、アクションが 1 回以上実行されると)、実行回数としてカウントされます。ルールが複数のアクションを実行したとしても、ルールの実行が使用量にカウントされるのは実行が成功するたびに 1 回だけです。
ルールが実行されてもアクションが正常に実行されない場合は、月間使用量にカウントされません。たとえば、Confluence で次のルールが設定されているものとします。
トリガー: ページの公開時
条件: {{page.title}} に Retro が含まれている場合
アクション: ラベル「Sprint retro notes」を追加
このルールはページが公開されるたびにトリガーされます。ただし、実行が使用量にカウントされるのは、ページ タイトルに「Retro」が含まれていて、ラベル「Sprint retro notes」が正常に追加された場合のみです。
次のアクションは、自動化の使用量にはカウントされません。
ログ アクション
変数の作成
ルックアップ テーブルを作成する
課題データを再取得する
課題のルックアップ
ルールが実行されても、上記のアクションのみを実行する場合、その実行は使用量にカウントされません。
Jira Cloud では、一部のプロジェクト テンプレートに自動化ルールがあらかじめ設定されています。こうしたルールのことをシステム ルールと言います。システム ルールが実行されても使用量にはカウントされません。
現在、Confluence にはシステム ルールはありません。
使用量の上限は製品やプランによって異なりますが、毎月初めに必ずリセットされます。前月に未使用だった実行は繰り越されません。
1 か月あたりのルール実行回数 | ||||
---|---|---|---|---|
Free | Standard | Premium | Enterprise | |
Jira Work Management | 100 | 1000 | 1,000 x ユーザー数 | Plan not available for Jira Work Management |
Jira Software | 100 | 1,700 | 1,000 x ユーザー数 | 無制限 |
Jira Service Management | 500 | 5,000 | 1,000 x ユーザー数 | 無制限 |
Jira Product Discovery | 200 | 500 | Jira Product Discovery ではプランは利用不可 | Jira Product Discovery ではプランは利用不可 |
Confluence | Free では自動化は利用不可 | Standard では自動化は利用不可 | 1,000 x ユーザー数 | 無制限 |
各自動化ルールは製品に割り当てられ、その製品の月間上限にカウントされます。これは次の基準に基づいています。
特定のプロジェクトをスコープとするルールは、そのプロジェクトの製品に対して請求されます。
プロジェクト タイプをスコープとするルールは、その製品に対して請求されます
E.g. if a rule is set to run for all software projects, it will be assigned to Jira Software.
複数のプロジェクトをスコープとするルールは、月間上限が最も高い製品に割り当てられます
E.g. Let’s say you’ve signed up to Premium plans for Jira Software, Jira Work Management and Jira Service Management.. And let’s say you create a rule that runs across all three
グローバル ルールは、自動化の上限が最も高い製品に請求されます。
Jira Work Management は Jira Software と Jira Service Management には無料で付属しています。Jira Software または Jira Service Management ライセンスを購入した場合、使用量に Jira Work Management は含まれません。この場合、Jira Work Management に通常請求されるルールは、代わりに上限が最も高い製品に請求されます。
[使用量] 画面には、自動化の月間使用量の概要とプランの上限に対する状態が表示されます。
チームが毎月の実行制限を超えるとシステムが予測した場合、[自動化] にアクセスするたびに警告バナーが表示されます。たとえば、最初の週に月間実行制限の 50% に達した場合にこの警告が発生する可能性があります。
チームに割り当てられた実行回数の上限に達すると、翌月の 1 日に使用量がリセットされるまでルールを実行できません。
例外はシステム ルールです。システム ルールは、無効にしない限り常に実行されます。システム ルールの詳細をご確認ください。
すべての製品の自動化使用量は、毎月 1 日の 00:00 UTC (協定世界時) にリセットされます。
年次請求プランの場合は、現在のプランが更新され、新しい契約に署名するまで、以前の自動化パッケージ・モデル (つまり、単一プロジェクトのルールでは定額制ルール) のままになります。それ以降、現在のパッケージ・モデルの対象となり、自動化の使用量は毎月リセットされます。
ただし、ユーザー階層をアップグレードすると新しいプランとしてカウントされることにご注意ください。そのため、ユーザー階層をアップグレードすると、サイトでは「使用量の上限は何ですか?」に記載した制限の使用が開始されます。
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