Confluence 自動化のブランチ

自動化は、Confluence PremiumEnterprise で利用できる管理機能です。

ブランチは、ルールの実行を拡張するオプションのコンポーネントです。ブランチが追加されるとルールは順番に実行されなくなりますが、代わりに (複数のアクションを実行できる) 複数のパスに拡張されます。

このコンポーネント タイプについて詳しくは、「ルール分岐とは?」をご参照ください。

ブランチを追加したあとには必ず、次に条件またはアクションを追加するように求められます (ブランチはネストしないため、別のブランチは追加できません)。

追加する条件および/またはアクションは、ルール チェーンのブランチ部分にのみ適用されます。

If/else ブロック条件はブランチ コンポーネントと互換性がありません。

その理由は、これらが逆の機能を果たすためです。If/else ブロック条件は、片方のパスまたはもう 1 つのパスのいずれかを実行します。一方、ブランチは複数のパスを同時に実行します。

したがって、条件コンポーネントをブランチに追加する際に、オプションとして If/else ブロックは表示されません。

Confluence ブランチ

Confluence の自動化では、ブランチは常に “For each” [object] のような形式を取ります。

For each ____ ブランチは、それに続く条件および/またはアクションを、設定した基準を満たす for each オブジェクトに適用します。

たとえば、3 日後が期限 (設定した基準) の各タスク (for each task) (オブジェクト) に同じアクションを適用できます。

Confluence のブランチは、一度に最大 150 ページ (またはタスクなど) に対してアクションを実行できます。制限に達すると、ルールの基準を満たすアイテムが他にもあっても、ルールは実行を停止します。これは、パフォーマンスを維持するための制限です。

その他の自動化制限については、こちらをご覧ください

For each page

For each page ブランチは、設定した基準を満たす最大 150 ページに対して、同じ条件および/またはアクションを適用します。

For each page ブランチにはブログ投稿は含まれません。ブログ用のカスタム ブランチを作成するには、For each related entities ブランチを使用します。ここで type = blogpost です。

設定できる基準には次が含まれます。

  • 作成者: 最初にページを公開したユーザー。

  • 公開日: ページが最初に公開された日時。

  • 更新日: ページが最後に編集された日時。

For each page の初期設定が作成者基準モジュールになります。削除するには [X] を選択します。公開日 (作成日) や更新日 (編集日) など、異なる (または追加の) 条件を追加するには、[さらに条件を追加] を選択します。

タスクごと

タスクは、メンションまたはそれ以外の方法によって個人またはチームに割り当てられたアクション アイテムです。

For each task ブランチは、設定した基準を満たす最大 150 個のタスクに同じ条件および/またはアクションを適用します。

For each task ブランチは、関連する 1 つのスペース (スペースの自動化) または複数のスペース (グローバル自動化) のすべてのタスクを参照します。

このため、これは通常 スケジュール済みトリガーと組み合わせてスペース レベルのタスク監査を実行するために使用されます。ルール テンプレートの「予定されたときに未完了のタスクについてチームメイトに通知」で利用例を示しています。

設定できる基準には次が含まれます。

  • 担当者: タスクが割り当てられているユーザー。

  • 期限: 期限がいつか (また、期限が過ぎているかどうか)。

  • ステータス: タスクのステータスが完了か未完了か。

For each task の初期設定がステータス基準モジュールになります。削除するには [X] を選択します。担当者や期限など、異なる (または追加の) 条件を追加するには、[さらに条件を追加] を選択します。

CQL とは Confluence クエリ言語の略で、Jira の JQL や IQL のように Confluence で高度な検索を実行するために使用できます。

For each related entities ブランチは、クエリで定義されてるものと一致する最大 150 個のオブジェクトに、同じ条件またはアクションを適用します。

これは、任意のオブジェクト タイプを使用してカスタムの “For each” ブランチを作成する方法です。

カスタム クエリを作成する

CQL (別名「句」) の単純なクエリは、フィールド演算子、1 つ以上の値または関数の順で構成されています。

たとえば、次の単純なクエリは「TEST」スペース内のすべての内容を検索します。スペース フィールドEQUALS 演算子テキスト値の語 ("Test") を使用します。CQL で使用する語は大小文字を区別しません。

1 space = "TEST"

2 つ以上の句をキーワード (OR、ANDなど) で結合して、より複雑な CQL クエリを作成できます。

次は、さまざまなオブジェクトのコンテキストを知る手がかりとなる一般的な CQL クエリの例です。独自のクエリを作成する方法については「CQL による高度な検索」をご参照ください。

クエリの例 (オブジェクト タイプ別)

ページごと...
  • ...タイトルに同じ語 (または句) が含まれている

    1 title ~ "meeting minutes"
  • ... 同じ Confluence マクロを使用する

    1 type = Page AND macro = cqlnavigation

     

ブログ投稿ごと...
  • ... 先月に作成された

    1 type = blogpost AND created > startOfMonth("-1M") AND created < startOfMonth()

     

コメントごと...
  • ... 自分が (特定のユーザーとして) 先週書いた

    1 type = comment AND creator = currentUser() AND created > startOfDay("-1w") order by created desc

     

添付ファイルごと...
  • ... 名前に同じ語 (または句) が含まれている

    1 type = Attachment AND title ~ "screenshot"
  • ... 特定の語 (または句) を含む PDF

    1 type = attachment AND title ~ "pdf" AND text ~ "confluence"

     

一般ブランチ

Confluence には、他の製品と共通した一般ブランチ コンポーネントはありません。

その他のヘルプ