自動化の基本
Atlassian Cloud 製品における自動化の一般的なコンセプトとベスト プラクティスを説明します。
11 月 1 日以降、Jira Cloud での自動化ルールがカウントされる方法と請求方法が変わります。これらの変更は、10 月 1 日以降に製品内でプレビューできるようになります。詳細はアトラシアン コミュニティの投稿をご確認ください。
自動化は、Confluence Premium と Enterprise で利用できる管理機能です。
条件は、ルールのスコープを制限するオプションのコンポーネントです。
ルールを引き続き実行するには、指定した条件が満たされている (つまり「合格する」) 必要があります。
たとえば、新しいページが公開された際にルールがトリガーされるように設定されているとします。[ユーザー] 条件を追加して、このページが特定のユーザーによって公開された場合にのみルールが実行されるようにできます。
生成するルールがより複雑になっていくと、ルール要約の複数箇所に条件を追加する場合があります。それぞれの条件は、その後に続くものにのみ影響します。条件が満たされない場合、それに続くアクションは実行されません。
これらの条件は Confluence 自動化に固有のものです。これらは、スペース (スペースの自動化) とサイト (グローバル自動化) を自動化するために利用できます。
[ユーザー] 条件を追加すると、特定のユーザーまたはグループによってトリガーされた際にのみルールが実行されます。
たとえば、新しいページが公開された際にルールがトリガーされるように設定されているとします。[ユーザー] 条件を追加して、このページが特定のユーザーによって公開された場合にのみルールが実行されるようにできます。
同じフィールドに複数のユーザーまたはグループを追加すると、いずれかのユーザーまたはグループ (つまり、ユーザーが Person 1、Person 2、Person 3 のいずれか) によってトリガーされた際にルールが実行されます。
CQL 条件を追加すると、トリガーがクエリで定義したパラメーターを満たすときにのみ、ルールが実行されます (Confluence クエリ言語 [CQL] を使用)。
Jira の JQL や IQL のように、CQL によって Confluence で高度な検索を実行できます。
[CQL] 条件は、任意のオブジェクト タイプによってカスタム条件を作成する方法です。
CQL (別名「句」) の単純なクエリは、フィールド、演算子、1 つ以上の値または関数の順で構成されています。
たとえば、次の単純なクエリは「TEST」スペース内のすべての内容を検索します。スペース フィールド、EQUALS 演算子、テキスト値の語 ("Test") を使用します。CQL で使用する語は大小文字を区別しません。
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space = "TEST"
2 つ以上の句をキーワード (OR、ANDなど) で結合して、より複雑な CQL クエリを作成できます。
次は、さまざまなオブジェクトのコンテキストを知る手がかりとなる一般的な CQL クエリの例です。独自のクエリを作成する方法については「CQL による高度な検索」をご参照ください。
...のタイトルに同じ語 (または句) が含まれていれば
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title ~ "meeting minutes"
...に特定の Confluence マクロが使用されていれば
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type = Page AND macro = cqlnavigation
...が先月に作成されていれば
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type = blogpost AND created > startOfMonth("-1M") AND created < startOfMonth()
...が過去 1 週間に (特定のユーザーとして) 自分が書いたものであれば
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type = comment AND creator = currentUser() AND created > startOfDay("-1w") order by created desc
...の名前に同じ語 (または句) が含まれていれば
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type = Attachment AND title ~ "screenshot"
...が語 (または句) を含む PDF であれば
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type = attachment AND title ~ "pdf" AND text ~ "confluence"
Automation for Jira をご利用の場合は、[詳細な比較] など、同じ一般トリガーがいくつかあることにお気付きになるでしょう。設定方法はよく似ていますが、現在、異なる製品間では機能しません。本件はロードマップには記載されています。
Confluence のスマート値または 正規表現が必要であるため、この条件は詳細な条件と見なされます。
[詳細な比較] 条件を追加した場合は、最初のフィールドにあるスマート値または正規表現のいずれかを 2 番目のフィールドで定義した条件と比較することによって定義された特定の状態によってトリガーされた際にのみ、ルールが実行されます。
中央のドロップダウンによって基準の要件を指定します。
[詳細な比較] 条件は、動的変数によってカスタム条件を作成する方法です。
If/else ブロック コンポーネントは例外です。これは条件ではなく、ルール チェーンの同一ポイントで 2 つの条件を選択するように定義する方法です。パスを 2 つの「if/else」条件に分割することで、ルールは 2 つの異なる結果のいずれかに進めます。
これは、アドベンチャー ゲーム ブックや道路の分岐に少し似ています。この条件が満たされた場合はこのシーケンスが実行されて、そうでない場合は他の条件が満たされて、他のシーケンスが実行されます (どちらの条件も満たされない場合は、ルールは続行されなくなります)。
If/else ブロック条件はブランチ コンポーネントと互換性がありません。
どちらもルールのパスを分割しますが、逆の機能を果たします。If/else 条件は片方のパスまたはもう 1 つのパスのいずれかを、ブランチは複数のパスを同時に実行します。
したがって、条件をブランチに追加する際に、If/else ブロックはオプションとして表示されません。
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