自動化の基本
Atlassian Cloud 製品における自動化の一般的なコンセプトとベスト プラクティスを説明します。
スマート バリューを使用すると、Jira 内の課題データにアクセスして操作できます。ルールをさらに強力に、複雑なものにもできます。次に例を示します。
スマート バリュー {{now.plusDays(5)}} では、現在の時刻を参照してそれに 5 日を加算します。
{{issue.summary}} では課題の要約を出力します。
スマート バリューでは Mustache ライブラリを使用して、任意のコードを実行できないようにしています。置換するには、二重波かっこで値を囲む必要があります。例: {{value}}
ピリオドを使用して、子要素を参照します。例: {{issue.key}}
ほとんどの場合は、リファレンス ドキュメントからスマート バリューを選択できます。Jira スマート バリューの詳細をご確認ください。
インスタンスが大幅にカスタマイズされている場合、REST API で適切なスマート バリューを検索する必要があります。フィールドに適したスマート バリューの検索に関する詳細をご覧ください。
スマート バリューが何を返すかテストする方法:
スマート関数を連結することで、1 つのステップで複数の変換を適用できます。
以下の例を使用して、課題の要約を小文字に変更し、最初の 10 文字だけを使い、末尾に !! を追加します。
1
{{issue.summary.toLowerCase().substring(0, 10).concat("!!")}}
複数のアイテムがあるスマート バリューを操作する際は、# とスマート バリューを併用してルールをリストのすべてのアイテムに適用できます。たとえば、課題のコメントにアクセスしてその内容が返されるようにするには、スマート バリュー {{issue.comments}} を使用します。ただし、課題に複数のコメントがある場合は、スマート バリュー {{#issue.comments}} によって、ルールが各コメントに対して個別に反復処理されるようにします。# を使用する際は、式を {{/}} で閉じる必要があります。
たとえば、コメント作成者の一覧を表示するには、以下を使用します。
1
{{#issue.comments}}Author: {{author.displayName}}{{/}}
アイテムを数値として扱うには、数学関数を使用する際に {{#=}} を使用します。たとえば [Invoice amount] カスタム フィールドに 100 を追加するには、次のようにします。
1
{{#=}}{{issue.Invoice Amount}} + 100{{/}}
フィールドまたは値が存在しない場合は、空の値 {{invalid reference}} が返されます。これを避けるために既定値を指定できます。
たとえば、invalid reference に値が含まれていない際は {{invalid reference|"Hello world"}} を使用して Hello world を出力できます。
[変数を作成] アクションを使用して、独自のカスタム スマート バリューを定義できます。
Jira Automation テンプレート ライブラリでスマート バリューを使用する方法をご確認ください。
この内容はお役に立ちましたか?