自動化の基本
Atlassian Cloud 製品における自動化の一般的なコンセプトとベスト プラクティスを説明します。
Atlassian Intelligence for Jira は、ユーザーやチームがより効率的に作業できるようにサポートする新たなバーチャル チームメイトです。人工知能 (AI) と機械学習を使用する Atlassian Intelligence は、アトラシアンのクラウドベース製品に統合されているツールです。Jira 自動化では、Atlassian Intelligence を使用して自動化ルールをすばやく簡単に作成できます。
Atlassian Intelligence で作成されるルールの品質、正確性、信頼性は変動する場合があります。理由についてはこちらをご参照ください
ルールとは、「この場合はこうする (if this happens, then that happens)」という形式で構築された自動化ワークフローです。管理者は、ボード レベルまたはサイト レベルで Jira 全体で機能するルールを作成して有効にできます。
Atlassian Intelligence を使用すると、作成したいルールを説明するだけでルールを生成できます。手順は以下のとおりです。
[プロジェクト設定] に移動し、[自動化] を選択します。
[Atlassian Intelligence で自動化を開始] の下にある入力ボックスをクリックして、入力を開始します。
トリガーやアクションなど、作成したいルールについて説明してください。提供されている例の 1 つを使用することも、独自のルールを作成することもできます。
生成されたルールのプレビューを表示するには、[ルールをプレビュー] を選択します。
Atlassian Intelligence により生成されたルールの要約を確認し、不足しているコンポーネントや詳細を追加します。
ルールの設定に問題がなければ、[ルールを有効にする] を選択します。
ルールが有効になり、ルール ライブラリに表示されます。
トリガー、アクション、条件、ブランチなど、各ルールはさまざまなタイプのコンポーネントを組み合わせて作成します。コンポーネントはルールの構成要素と考えてくださいAtlassian Intelligence でルールを正常に作成するには、ルールに少なくともトリガーとアクションの両方が 1 つずつ含まれている必要があります。
トリガーはルールを実行するきっかけとなるものです。ルールにはトリガーを 1 つ含める必要があります。トリガーは、スペース内でのページ作成などのイベントを監視することも、特定の日時に実行されるようスケジュールを設定することもできます。次の例では、トリガーを太字で強調しています。
課題のステータスが「完了」に変更されたら、リンクされているすべての課題を「完了」にトランジションする。
7 日ごとに、「機能フラグのレビュー」というタイトルの新しい課題を作成する。
バグが発生したら、期限を 7 日間に設定し、チケットの所有者にメールする。
アクションは、ルールに実行させたい内容です。ルールが正常に実行されると、アクションが実行されます。Jira 自動化のアクションの例としては、新しい課題の作成やメールの送信などがあります。次の例では、アクションを太字で強調しています。
課題のステータスが「完了」に変更されたら、リンクされているすべての課題を「完了」にトランジションする。
7 日ごとに、「機能フラグのレビュー」というタイトルの新しい課題を作成する。
バグが発生したら、期限を 7 日間に設定し、チケットの所有者にメールする。
トリガーとアクションは、ルールを正常に作成するために最低限必要なコンポーネントであることを念頭に置いてください。ただし、ルールを有効化するには、コンポーネントを設定したり、ルールに詳細を追加したりすることが必要になる場合もあります。より高度な内容を実行したい場合は、ルールに条件やブランチを追加することもできます。
Web リクエストを送信アクション
受信 Webhook トリガー
課題を削除アクション
ルールを正常に作成するには、そのすべてのコンポーネントが Jira 自動化でサポートされている必要があります。つまり、ルール内のトリガー、アクション、条件、ブランチはすべて Jira 自動化と互換性がなければなりません。上記のコンポーネントを例外として、Atlassian Intelligence は次のリストにあるすべてのコンポーネントをサポートできます。
Jira 自動化でサポートされているコンポーネントのリストを見る
Atlassian Intelligence を使用して Jira 自動化のルールを作成すると、エラーが発生する場合があります。以下の表に、発生する可能性のあるエラーの詳細を示します。
エラー タイプ | エラーに関する追加情報 |
---|---|
システム内のリクエストの数が多すぎます | Atlassian Intelligence は現在、大量のルール作成リクエストを処理中であるため、ルールを作成できません。しばらくしてからもう一度ルールを作成してみてください。 |
サーバーに接続できません | 接続エラーのため、現在、サーバーに接続してルールを作成することができません。しばらくしてからもう一度ルールを作成してみてください。 |
不明なエラーが発生しました | エラーが発生してルールを作成できませんでしたが、原因は不明です。しばらくしてからもう一度ルールを作成してみてください。 |
ルールを作成できません | ルールを作成しようとしましたが、詳細不明の理由により、作成を完了できませんでした。これは、リクエストされたルールが具体的でなかった、またはシステムに理解できない言葉が含まれていたことが原因である可能性があります。より具体的なプロンプトを入力して、もう一度ルールを作成してみてください。 |
プロンプトが長すぎました | 入力されたプロンプトは 300 語の制限を超えています。そのようなプロンプトでルールを作成することはできません。プロンプトを短くして、もう一度ルールを作成してみてください。 |
プロンプトを使用できません | プロンプトに、悪意のある内容、または非倫理的な内容が含まれている可能性があります。そのようなプロンプトでルールを作成することはできません。プロンプトから悪意のある内容をすべて削除して、もう一度ルールを作成してみてください。 |
エラーが続く場合や、追加のサポートが必要な場合は、こちらからお問い合わせください。
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