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この機能は、Jira、Jira Service Management、Confluence の Enterprise プラン、Premium プラン、Standard プランでご利用になれます。
データ レジデンシーを利用できる製品では、対象となるデータを新しいロケーションにピン留めするようにリクエストできます。これは、企業のデータ要件を満たすために必要となる場合があります。また、金融、政府機関、医療などの規制のある業界では、クラウド環境での運用にデータ レジデンシーが必須とされる場合があります。
このページでは、データ レジデンシーの移動をリクエストする方法、移動が製品に及ぼす影響、データ レジデンシーの移動の管理方法を詳しくご説明します。
データ レジデンシーを利用できる製品では、サポートされているロケーションのいずれかに製品を移動できます。ロケーションについてはこちらをご確認ください。
データ レジデンシーの移動を予定する方法
admin.atlassian.com に移動します。複数の組織がある場合は、組織を選択します。
[セキュリティ] > [データ レジデンシー] の順に選択します。
データ レジデンシーの表で、移動したい製品の [詳細を表示] を選択します。
[場所を設定] を選択します。
製品の移動に関する手順についての情報を確認してください。[次へ] を選択します。
メニューから製品を移動する場所を選択します。 [次へ] を選択します。
移動ウィンドウを選択します。[次へ] を選択します。
アプリを確認します。[次へ] を選択します。
データ レジデンシーの移動リクエストの詳細を確認し、[リクエストを送信] を選択します。
予定されていたデータ レジデンシーの移動はキャンセルできます。 ただし、データ レジデンシーの移動が開始されて進行中になると、キャンセルすることはできません。 予定されていたデータ レジデンシーの移動をキャンセルする方法をご確認ください。
アトラシアンは、製品とその一部のインストール済みアプリを組み合わせて移行することをサポートしています。製品を新しいロケーションに移動している間、インストール済みのアプリの一部は自動的に移動されます。これによって、データ レジデンシーの移動をサポートするアプリの一部は、製品とともに移動されます。一部のアプリでは、製品をデータ レジデンシーのロケーションに移動したあとに、個別に移動させる必要があります。Marketplace アプリの移動に関する情報をご確認ください。
データ レジデンシーの移動をリクエストする前に、アトラシアンによりデータ レジデンシーの移動が管理される仕組みを理解する必要があります。
データ レジデンシーの移動がリクエストされると、アトラシアンでは製品データのサイズを含む製品に関する情報を収集します。データ レジデンシーの移動をスムーズに進められるよう、アトラシアンではこの情報を利用して適切な移動期間を特定します。 ダウンタイムを最小限に抑えるために、アトラシアンでは推奨移動期間を提案しています。 データ レジデンシーのダウンタイムに関する詳細はこちらをご確認ください。
移動ウィンドウは、データ レジデンシーの移動のスケジュールをいつに設定するかを示します。移動ウィンドウには 3 つのタイプがあります。
移動はメンテナンス ウィンドウ中に行われます。このオプションは、移動が標準のメンテナンス ウィンドウ内に安全に行える場合に利用可能になります。このオプションでは、データ レジデンシーの移動による推定ダウンタイムは 2 時間未満です。
メンテナンス ウィンドウは、サインアップ時に利用していたタイムゾーンに基づいて選択されます。メンテナンス ウィンドウに関する詳細を確認する
移動は、48 時間以内にスケジュールされます。このオプションは、予想されるダウンタイムが 20 時間未満の場合に利用可能になります。たとえば、予想されるダウンタイムが 19 時間で、このオプションを選択すると、移動は次の 48 時間以内にスケジュールされます。移動のスケジュールが決まると、メールで通知されます。
移動は、ご希望の日時に開始します。ただし、少なくとも 3 日前までに移動をリクエストする必要があります。
サポート チームが移動を管理する
データ レジデンシーの移動を自動的に予定することができない場合があります。これは、データが大きい、または、技術的な制限が原因である可能性があります。データ レジデンシーの移動を自動で予定できない場合は、リクエストを送信していただいた後にこちらでサポート チケットを生成し、サポート チームが移動予定を設定するお手伝いをします。サポート チケットにはデータ レジデンシーのページからアクセスできます。
データレジデンシーの移行をどのように管理しているかにかかわらず、 admin.atlassian.com > Security > Data レジデンシー entyでそのステータスを確認できます。お客様に最新の情報をお届けするため、移動の開始時や終了時および製品がオンラインに戻ったときを含めて、移動のステータスが変更されたときはメールでの通知が行われます。
データ レジデンシーの移動をリクエストする前に、データ レジデンシーの移動が製品にどう影響するかを理解する必要があります。
データ レジデンシーの移動中は、次を行います。
選択したロケーションに製品データのコピーを作成します。
2 つのロケーションにある製品データが一致していることを確認します。
元のロケーションにあるソース製品データを削除します。
選択したロケーションに製品データが存在することが確認されたあとにのみ、移動元の製品データが削除されます。
添付ファイルに関しては、製品が新しいロケーションに移動されると、そのファイルは最初にアップロードされたページまたはチケットに添付されたままとなります。ただし、製品内メディア ピッカー ダイアログには表示されません。
また、新しい製品内通知は新しいロケーションに、古い製品内通知は最長 30 日間、元のロケーションに固定されます。
データ レジデンシーの移動をリクエストする前に、次の点に注意する必要があります。
製品を新しいロケーションに移動している間はオフラインとなるため、ユーザーは製品にアクセスできなくなります。データのサイズと種類により、この処理には 2 時間から 24 時間かかることがあります。ただし、製品が最大 24 時間オフラインになることを見越して計画することをお勧めします。移動が開始されたとき、完了したとき、製品がオンラインに戻ったときに、メールでお知らせします。移動ウィンドウに関する詳細を確認する
サンドボックスを作成すると、そのサンドボックスにリンクされている製品と同じロケーションに自動でホストされます。たとえば、米国のロケーションに固定されている製品のサンドボックスを作成すると、そのサンドボックスは同じロケーションに固定されます。
ただし、サンドボックスはリンクしている製品と一緒に移動しません。たとえば、製品を EU のロケーションに移動した場合は、リンクされたサンドボックスは移動されず、米国のロケーションに固定されたままとなります。サンドボックスを EU のロケーションに移動する場合は、別途移動をリクエストする必要があります。
アトラシアンは、製品とその一部のインストール済みアプリを組み合わせて移行することをサポートしています。製品を新しいロケーションに移動している間、インストール済みのアプリの一部は自動的に移動されます。つまり、データ レジデンシーの移動をサポートするアプリの一部は、製品とともに移動されるということです。ただし、一部のアプリでは、製品を希望のデータ レジデンシーのロケーションに移動したあとに、個別に移動させる必要があります。また、データ レジデンシーをサポートしていないため、まったく移動できないアプリが存在する可能性もあります。Marketplace アプリのデータ レジデンシーに関する情報をご確認ください。
データ レジデンシーの移動中は、製品とそのアプリの両方がオフラインとなります。
すべての Jira Cloud 製品が Jira プラットフォーム上に構築されています。そのため、同じサイト URL にあるすべての Jira Cloud 製品はまとめて移動されます。同じサイト URL に Jira と Jira Service Management がある場合は、次のようになります。
これらの製品のいずれかを移動すると、他の 2 つの製品も同じロケーションに移動します。
データ レジデンシーの移動中、3 つの製品はすべてオフラインになります。
移動が完了すると、3 つの製品はすべて新しいロケーションに固定されます。
Jira Service Management 環境で Opsgenie を使用している場合は、Opsgenie を利用する Jira Service Management 機能でもダウンタイムが発生します。データのサイズと種類によっては、処理に最大 24 時間かかることがあります。この期間中には、移動の開始時、完了時と、Opsgenie がオンラインに戻って利用可能になったときにメールでお知らせします。
Jira Cloud 製品のサンドボックスを移動すると、同じサイト URL にあるすべての Jira Cloud 製品のサンドボックスにおいてダウンタイムが発生します。これは、このファミリーの製品がすべて同じプラットフォーム上に構築されているためです。サンドボックスの詳細をご確認ください
データ レジデンシーの移動中に Confluence がオフラインの間、ユーザーが編集モードで開いているページに加えた変更は保存されません。
データ レジデンシーの移動後、Confluence がオンラインに戻ったときに再度インデックスが作成されます。 その間、検索は完全には機能せずに期待どおりに機能しない可能性があります。再度インデックスを作成する時間は数時間ですが、製品データのサイズによっては最長で 3 日かかる場合があります。
監査ログにはデータ レジデンシーが提供されません
Cloud Enterprise プランでは、ユーザーが作成したアクティビティが監査ログに保存されます。ただし、このアクティビティではデータ レジデンシーは利用できません。ユーザーが作成したアクティビティを監査ログから除外する場合は、監査ログのアクティビティ設定を更新します。監査ログの詳細についてはこちらをご確認ください。
データ レジデンシーの移動のステータスが MOVE SCHEDULED の場合に移動をキャンセルできます。ステータスが MOVE IN PROGRESS に変わった後は移動をキャンセルできません。
データ レジデンシーの移動をキャンセルするには、次の手順に従います。
admin.atlassian.com に移動します。複数の組織がある場合は、組織を選択します。
[セキュリティ] > [データ レジデンシー] の順に選択します。
データ レジデンシー テーブルで製品を探し、[その他の操作] を選択します。
[移動をキャンセル] を選択します。
移動のキャンセル後、このステータスは現在製品がある現在の AWS リージョンに置き換えられます。移動がキャンセルされたことを確認するメールも届きます。
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