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Marketplace アプリのデータ レジデンシーは現在ベータ版です。
一部のアプリにおいて、アプリ データ レジデンシーのサポート方法にいくつかの変更が加えられます。この変更によって、アプリのパフォーマンスに影響が及ぶ可能性があります。今後数週間において、Marketplace アプリのパフォーマンスが突然低下した場合は、admin.atlassian.com の [接続済みのアプリ] タブに移動して、アップグレード可能なアプリをすべてアップデートすることをお勧めします。アプリの管理方法をご確認ください。
アプリ (アドオンまたはプラグインとも呼ばれます) とは、Jira Software、Jira Work Management、Jira Service Management、Confluence などの製品の機能を補完または拡張する、インストール可能なコンポーネントです。アプリは常に、製品にリンク、関連付け、または登録されています。利用可能なアプリは Atlassian Marketplace で検索できます。
データ レジデンシーを使用すると、データの保存場所を制御できます。一部の Marketplace アプリのみが、データ レジデンシーをサポートしています。
現在アトラシアンは、製品と一部のインストール済みアプリを組み合わせて移行することをサポートしています。つまり、製品を新しいロケーションに移動する際、インストール済みのアプリの一部も自動的に移動します。ただし、一部のアプリでは、製品を希望のデータ レジデンシーのロケーションに移動したあとに、個別に移動させる必要があります。
このページでは、Marketplace アプリのデータ レジデンシーの仕組みを詳しくご説明します。
アプリのデータ レジデンシーの移動をリクエストする前に、そのアプリのさまざまなステータスを把握する必要があります。
Marketplace の多くのアプリに、ロケーション間でデータをピン留めして移動する機能が搭載されています。現在、次の 4 つのアプリ ステータスがあります。
ピン留め
対象
対象外
利用可能なアクションがない
これらのアプリはすでに製品のロケーションにピン留めされており、同じロケーションにデータを保存しています。場合によっては、インストール中にアプリがピン留めされることもあります。こうしたケースでは、アプリの移動は不要です。
たとえば、Confluence が USA のロケーションにピン留めされている状態で、USA へのデータのピン留めをサポートしているアプリをインストールするとします。製品がピン留めされたあとにアプリをインストールすると、そのアプリも USA のロケーションに移動します。このアプリは [ピン留め] タブに表示されます。
データ レジデンシーの移動の対象であるアプリは、次をサポートしている必要があります。
製品と同じロケーションでのデータのピン留め
ロケーション間のデータ移動
現在、製品と同じロケーションにピン留めされていない
アプリが上記の 1 つしかサポートしていない場合、またはいずれもサポートしていない場合は、そのアプリが対象外とみなされます。製品のロケーションに移動できるのは、対象となるアプリに限られます。
データ レジデンシーの移動の対象外となるアプリがある場合は、次の理由が考えられます。
アプリが製品と同じロケーションへのデータ レジデンシーをサポートしていない
現在、アプリがデータ レジデンシーをサポートしていない
データ レジデンシーの移動に使用できるアクションがないアプリがあるのは、一部のアプリ パートナーが次の理由でアプリを固定または移動する必要がないと表明しているためです。
パートナーのアプリはアトラシアン製品内のデータのみを保存する。または
パートナーのアプリはデータを保存しない
アプリのデータ レジデンシー ポリシーについては、Atlassian Marketplace のリストにある [プライバシーとセキュリティ] タブを参照するか、アプリのプライバシー ポリシーを確認してください。
アトラシアンは、製品とその一部のインストール済みアプリを組み合わせて移行することをサポートしています。製品を新しいロケーションに移動している間、インストール済みのアプリの一部は自動的に移動されます。つまり、データ レジデンシーの移動をサポートするアプリの一部は、製品とともに移動されるということです。ただし、一部のアプリでは、製品を希望のデータ レジデンシーのロケーションに移動したあとに、個別に移動させる必要があります。また、データ レジデンシーをサポートしていないため、まったく移動できないアプリが存在する可能性もあります。アプリ ステータスの詳細をご確認ください。
アプリを新しいロケーションにピン留めするようリクエストした場合:
一部のアプリ データは製品とともに移動します。自動でのピン留めをサポートするインストール済みの関連アプリ、または今後アップデートされる関連アプリも、選択したロケーションにピン留めされます。
一部のアプリ データは、製品の移動が完了したあと、個別に移動する必要があります。これらのリクエストは、アプリを運営するサードパーティの Marketplace パートナーによって処理されます。アトラシアンは、アプリ データの移動を担当している Marketplace パートナーに対して、データ レジデンシーの移動に関するリクエストを転送します。アプリの移動方法をご確認ください。
アトラシアンでは、複数のロケーションがサポートされています。ただし、各サードパーティの Marketplace パートナーが構築/運用するアプリにおいて、サポート対象となるアプリのロケーションに関して決定を下すのは、その Marketplace パートナーとなります。アプリ パートナーにお問い合わせの上、関連するドキュメントを一読して、データ レジデンシーがどのようにサポートされるかを理解することをお勧めします。サードパーティ Marketplace パートナーは、開発者プラットフォームにオンボーディングし、アプリのデータ レジデンシーを提供して、アプリ データ レジデンシーの移動をサポートする必要があります。
一部のアプリでは、製品を希望のデータ レジデンシーに移動したあとに、個別に移動させる必要があります。
アプリのデータ レジデンシーの移動をリクエストするには、次の手順に従います。
admin.atlassian.com に移動します。複数の組織がある場合は、組織を選択します。
[セキュリティ] > [データ レジデンシー] の順に選択します。
データ レジデンシーの表で、[詳細を表示] を選択します。
[対象] タブをチェックします。
対象となるアプリがある場合は、[アプリを移動] を選択します。
対象となるアプリの移動に関する手順を確認します。[次へ] を選択します。
アプリを確認します。[次へ] を選択します。
24 時間の移動期間を選択します。[次へ] を選択します。
アプリのデータ レジデンシーの移動に関する詳細を確認します。[リクエストを送信] を選択します。
Marketplace アプリのデータ レジデンシーの移動は、少なくとも 3 日前にリクエストする必要があります。
一部のアプリは、リージョンを明示的に選択していなくても、選択したリージョンにすでに固定されている場合があります。こうしたアプリは、インストール中に固定されたか、パフォーマンスを最適化するために固定された可能性があります。Marketplace アプリでデータ レジデンシーとご希望のロケーションがサポートされている場合は、アプリ データを別のロケーションに移動できます。
Marketplace パートナーが対象となるアプリ データをリクエストされたロケーションに移動している間、製品はオフラインとなり、ユーザーは製品にアクセスできなくなります。この移動は最長 3 日前までにスケジュールできます。また、すべてのアプリの移動には、最長で 24 時間を要します。ただし、アプリの移動中は製品が 24 時間オフラインになるため、計画を立てておく必要があります。
アプリのデータ レジデンシーの移動をリクエストするときは、24 時間の移動期間を選択します。アトラシアンは Marketplace パートナーに対して、アプリを移動するために 24 時間の期間を与えます。Marketplace パートナーは、与えられた 24 時間以内で移動が完了するように計画します。ただし、移動の完了時期は Marketplace パートナー次第となるため、アトラシアンが正確な完了時間をお伝えすることはできません。移動が完了すると、製品とそのアプリがオンラインに復帰します。
データ レジデンシーの移動のステータスが MOVE SCHEDULED の場合に移動をキャンセルできます。ステータスが MOVE IN PROGRESS に変わった後は移動をキャンセルできません。
データ レジデンシーの移動をキャンセルするには、次の手順に従います。
admin.atlassian.com に移動します。複数の組織がある場合は、組織を選択します。
[セキュリティ] > [データ レジデンシー] の順に選択します。
データ レジデンシー テーブルで製品を探し、[詳細を表示する] を選択します。
[対象] タブをチェックします。
データ レジデンシーの移動をキャンセルしたいアプリを見つけて [移動をキャンセル] を選択します。
対象となるすべてのアプリが 1 回のアプリ データ レジデンシーの移動でまとめて移動します。アプリの移動が完了すると、正常に移動されたアプリのステータスが ELIGIBLE から PINNED に変わります。
場合によっては、アプリが新しいロケーションへのデータの移動に失敗する可能性があります。移動が失敗した後のアプリのステータスは再び ELIGIBLE に変わります。 アプリの移動を再度リクエストすることも、Marketplace パートナーに連絡して失敗の理由を把握することもできます。
アプリのステータスを確認するには、次の手順に従います。
admin.atlassian.com に移動します。複数の組織がある場合は、組織を選択します。
[セキュリティ] > [データ レジデンシー] の順に選択します。
詳細を確認したい製品の [詳細を表示] を選択します。
[対象] タブを選択すると、製品と同じ場所に移動できるすべてのアプリが表示されます。
アプリのデータ レジデンシーを移動している間、[対象] タブには次のステータスが表示されます。
MOVE-IN-PROGRESS: アプリ データの移動中に表示されます。
PROBLEM OCCURRED: アプリ データの移動に失敗した場合に表示されます。このステータスは移動が完了するまでの間だけ適用されます。 移動に失敗したアプリは、進行中の移動が完了すると再び移動できるようになります。 この問題が解決しない場合はアプリ ベンダーに連絡してください。
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