組織の Atlassian アカウントを管理する
従業員の Atlassian アカウントを制御できます。
ユーザーをクラウド製品に招待したり、製品アクセス ロールを割り当てたりすると、そのユーザーは自動的に既定のグループに割り当てられます。既定のグループとは、製品へのアクセスを管理するメイン グループです。各製品には 1 つ以上の既定グループが必要です。1 つの製品に対して、複数のグループを既定のグループとして設定できます。
最初に組織を作成すると、製品アクセスを管理するために必要なすべての既定グループが付属しています。たとえば、Acme 組織の Jira Software への基本的なアクセスを管理する既定のグループ (メンバーにユーザー ロールを割り当てるグループ) は、Jira-Software-users-acme.com という名前になります。このユーザー ロールは、製品にログインするために必要な基本的な権限のみを提供します。製品内の管理エリアから、特定ユーザーの権限 (たとえば、Jira プロジェクトの作成権限や Confluence スペースの閲覧権限) をさらに制限または拡張できます。
製品の既定グループを確認するには、次の手順を実行します。
admin.atlassian.com に移動します。複数の組織がある場合は、組織を選択します。
[製品] を選択します。
既定のグループを確認する製品を見つけて、[製品を管理] を選択します。
その製品のロールを管理するすべてのグループのリストが表示されます。[既定のグループ] 列にチェック アイコンのあるグループが、その製品の既定のグループです。
製品の既定グループをアップデートするには、次の手順を実行します。
[製品を管理] 画面から、既定のグループに設定するグループの横にある 3 つのドット アイコンを選択します。
[既定のグループ設定を更新] を選択します。
[なし] 以外のロールを選択して、そのグループをその製品ロールを割り当てる既定のグループに設定します。
[アップデート] を選択して確定します。
組織やサイトを作成した時期に応じて、組織やサイトの既定グループが異なる場合があります。
既定のグループは変更できるので、次の表の既定グループは組織によって異なる場合があります。
たとえば、組織管理者が、最初に組織を設定したときに作成された既定のグループ jira-software-users-atlassian.com を削除し、新たに作成して既定のアクセス グループに設定したグループ jsw-users-atlassian.com にすべてのユーザーを移動した可能性があります。
対象製品 | デフォルト グループ | デフォルト権限 |
---|---|---|
組織全体のグループ | org-admins (組織によってはこのグループが site-admins と呼ばれる場合もあります) | すべてのサイトと組織を管理するユーザーが含まれます。次の初期設定の権限を使用できます。
これらの権限を持つユーザーは、ドキュメントとサポートの目的に関する組織管理者とみなされます。 |
<product-name>-user-access-admin-<sitename> | メンバーに「ユーザーアクセス管理者」のロールを割り当てます。これにより、自分が管理する製品へのアクセスをユーザーに許可できます。各製品には独自のグループがあるので、複数のユーザーアクセス管理者グループが存在する場合があります。 このグループは製品へのアクセス権を付与しません。また、このグループのメンバーは請求対象に含まれません (ユーザーが別の課金対象ロールを持っている場合を除く)。 | |
Jira Software | jira-software-users-<site-name> | <site-name> にある Jira Software 製品に対するアクセス権が付与されます。 すべてのメンバーに "ユーザー" プロジェクト ロールが割り当てられます。これによって、メンバーはすべてのプロジェクト課題 (セキュリティ レベルで保護されている場合を除く) を表示して、新しい課題を作成できます。 |
Jira Service Management | jira-servicemanagement-users-<sitename> | Jira Service Management ライセンスの割り当てを管理します。 このグループのメンバーは Jira Service Management ライセンスに加算されます。 |
jira-servicemanagement-customers-<sitename> | このグループのメンバーは、ヘルプセンターにアクセスしたり、ヘルプリクエストを送信したり、<site name> の記事を表示したりできます。 メンバーがエージェントとして Jira Service Management にアクセスすることはできません。このグループのメンバーは、請求の対象にはなりません (そのユーザーが別の課金対象ロールを持っている場合を除く)。 | |
Jira Work Management | jira-workmgmt-users-<sitename> | <site-name> にある Jira Work Management 製品に対するアクセスが付与されます。 すべてのメンバーに 'ユーザー' プロジェクト ロールが割り当てられます。これによって、メンバーはすべてのプロジェクト課題 (セキュリティ レベルで保護されている場合を除く) を表示して、新しい課題を作成できます。 |
Jira 管理者向け | jira-admins-<sitename> | このグループに付与されるデフォルトの権限は、ご利用の製品によって異なります。たとえば、Jira 製品のみを使用している場合、グループ権限には Jira 製品権限のみが含まれます。 Jira 製品の場合:
|
Confluence | confluence-users-<sitename> | グローバル権限が割り当てられます。これによって、プロジェクトの Confluence コンテンツを作成して表示し、個人用スペースとグローバル スペースを作成できます。 |
confluence-admins-<sitename> | このグループには 'Confluence 管理者' グローバル権限が付与されます。 Confluence 管理者には 'confluence-users' のデフォルト権限が付与されます。 '管理者' グループのユーザーは Jira 製品に対するアクセス権を持つため、Jira ライセンスが必要となります。Jira ライセンスが不要なユーザーが '管理者' グループにいる場合は、Jira ライセンスが不要な管理者のために 'confluence-admins' などの名前で新しくグループを作成できます。 | |
confluence-guests-<sitename> | <site name> の Confluence ページを表示するアクセス権を付与します。 すべてのメンバーに「ゲスト」ロールを割り当てます。これにより、ユーザーは一度に 1 つのスペースに制限付きでアクセスできます (管理者によって割り当てられます)。ゲストが表示したり実行したりできることをご確認ください | |
Opsgenie | opsgenie-users-<sitename> | Opsgenie 製品へのアクセス権限で、Opsgenie アラートとスケジュールの作成および編集権限が含まれる場合があります。 |
Statuspage
| statuspage-users-<sitename> | Statuspage 製品にアクセスして任意のページを表示する権限。 |
statuspage-admins-<sitename> | Statuspage 製品にアクセスしてページに対するユーザー アクセスを管理する権限。 | |
Trello | trello-users-<enterprise_name> | Trello 製品にアクセスし、既定のワークスペースを表示する権限。 |
trello-admins-<enterprise_name> | Trello 製品にアクセスし、ワークスペースへのユーザー アクセスを管理する権限。 | |
Bitbucket | bitbucket-users-<enterprise_name> | Bitbucket 製品にアクセスし、既定のワークスペースを表示する権限。 |
bitbucket-admins-<enterprise_name> | Bitbucket 製品にアクセスし、ワークスペースへのユーザー アクセスを管理する権限。 | |
bitbucket-user-access-admins<enterprise_name> | Bitbucket 製品のユーザーを表示し、ユーザー アクセス設定を行う権限。 |
対象製品 | デフォルト グループ | デフォルト権限 |
---|---|---|
サイト全体グループ | users | 2014 年 2 月より前に作成されたインスタンスの場合、これが新しいユーザーが追加されるデフォルト グループでした。2014 年 2 月以降に作成されたインスタンスでは、すべての新しいユーザーは、"user" グループではなく、アクセスする製品の "[製品名]-user" グループに追加されます。 このグループに付与される既定の権限は、サービスで保有している製品によって異なります (例: Jira 製品のみを利用している場合、グループ権限には Jira 製品の権限のみが含まれます)。 Jira 製品の場合:
Confluence の場合
|
jira-developers | Jira 製品の場合:
通常、課題に取り組むユーザーをこのグループに追加します。ユーザー ページからユーザーをこのグループに追加することができます。 2014 年 2 月より前に作成された Jira インスタンスでは、このグループは「開発者」という名前を持ちます。 | |
| administrators | このグループに付与される既定の権限は、保有している製品によって異なります (例: Jira 製品のみを利用している場合、グループ権限には Jira 製品の権限のみが含まれます)。 Jira 製品の場合:
Confluence の場合
「管理者」グループのユーザーは Jira 製品に対するアクセス権を持つため、Jira ライセンスが必要となります。Jira ライセンスが不要なユーザーが「管理者」グループにいる場合は、Jira ライセンスが不要な管理者のために「confluence-admins」などの名前で新しくグループを作成できます。 |
trusted-users-<id> | このグループのユーザーには信頼済みロールが割り当てられています。
このグループはサイトの [グループ] ページには表示されません。[ユーザーを招待] または [ユーザーの詳細] の各ページにある [ロール] セレクターでユーザーのロールを設定すると、ユーザーがこのグループに追加されます。このグループは Jira と Confluence の各グローバル権限で確認できます。 | |
site-admins | site-admins はサイトを管理するユーザーです。次の機能は、現在 site-admins のみが利用できます。
この権限を持つユーザーは、ドキュメント作成とサポートの権限を持つサイト管理者とみなされ、サイト内のすべての製品へのアクセス権を持ちます。 | |
すべての Jira 製品 | jira-users | "Jira ユーザー" および "一括変更" グローバル権限
"Users" プロジェクト ロールのメンバー。すべてのプロジェクト課題の参照 (セキュリティ レベルで保護されている場合を除く) と、新しい課題の作成が可能。 |
jira-administrators | "administrators" グループに割り当てられているものと同じ既定権限で、Jira 製品でのみ有効です。
| |
Jira Software | jira-software-users | "Users" プロジェクト ロールのメンバー。すべてのプロジェクト課題の参照 (セキュリティ レベルで保護されている場合を除く) と、新しい課題の作成が可能。 |
Jira Service Management | service-desk-agents | Jira Service Management はこのグループを使用して、ライセンス割り当てを管理します。このグループのユーザーは Jira Service Management ライセンスに計上されます。
|
Confluence | confluence-users | プロジェクトの Confluence コンテンツの作成と参照、パーソナルとグローバルの各スペースの作成が可能な権限 |
Opsgenie | opsgenie-users | Opsgenie 製品へのアクセス権限で、Opsgenie アラートとスケジュールの作成および編集権限が含まれる場合があります。 |
Trello | trello-users-<enterprise_name> | Trello 製品にアクセスし、既定のワークスペースを表示する権限。 |
| trello-users-<enterprise_name> | Trello 製品にアクセスし、ワークスペースへのユーザー アクセスを管理する権限。 Trello Enterprise 名の詳細をご確認ください。 |
Statuspage | statuspage-users | Statuspage 製品にアクセスして任意のページを表示する権限。 |
statuspage-adminstrators | Statuspage 製品にアクセスしてページに対するユーザー アクセスを管理する権限。 |
アトラシアン サポート スタッフが使用する既定グループ system-administrators があります。このグループの編集や、このグループへのユーザーの追加は実行できません。
このグループの「sysadmin」ユーザーは、サイトにログインしてサポートを提供し、特定のシステム メンテナンス作業を実行できます。このユーザーには完全な製品アクセスが自動で付与されますが、所属グループにかかわらず、ライセンス制限には計上されません。
このアカウントはアトラシアンのみが使用します。サポート リクエストを起票していない場合に、このユーザーによるログインが通知される場合があります。これは、特定のタイプのシステム メンテナンスがこのアカウントを使用してシステムの自動パフォーマンス タスクを起動するためです。
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