Rovo エージェントに対する指示を記述する

必要に応じてカスタマイズするためにエージェントを作成 (または編集) するときには、指示を使用します。指示では次のような項目を定義します。

• エージェントへの期待値やエージェントの目的

• 制限事項 - エージェントにしてほしいこととしてほしくないこと

• エージェントがさまざまな入力にどのように反応するか (たとえば、特定のことを尋ねられたときに、特定の方法で返答する必要があるなど)

• エージェントがユーザーとどのように接するべきか (たとえば、「いつもくだけた感じで反応する」など、エージェントに特定の口調を持たせたい場合など)

エージェントとのチャットに関するヒントや、日常的に使用するプロンプトの種類については、「エージェントとチャットする」を参照してください。

ヒントとベスト プラクティス

適切な指示を書くにはコツがいります。ほとんどの場合、エージェントを思い通りに操作するには、指示を数回繰り返す必要があります。

エージェントをうまく操作するための指示を書くヒントは以下のとおりです。

1. 最初は指示を比較的短くする

   1. プロンプトが短いほど繰り返すのも簡単になります (プロンプトに小さな変更を加えると、エージェントのパフォーマンスをどの程度改善または悪化するかを追跡できます)。プロンプトが長くなると、トラブルシューティングや繰り返しが難しくなります。

   2. エージェントには特定のタスクだけを任せるようにしてください。指示が多すぎてプロンプトが長くなると、出力に一貫性がなくなる可能性があります。これは、エージェントがすべての指示を実行するのではなく、どこを優先するかを選択するためです。

2. 役割、タスク、そのタスクを完了するための関連する背景情報を説明する

   1. 役割: エージェントの役割とは、エージェントに与えるタスクの名前のことです。たとえば、プロジェクトに関する意思決定をサポートするエージェントを作る場合は次のようになります。
      「あなたは偏りのない意思決定を行うのが得意なプロジェクト マネージャーです」

   2. タスク: エージェントによるユーザーのサポートとして想定される 1 つまたは複数のシナリオとしてタスクを記述できます。意思決定をサポートするエージェントの例を使うと次のようになります。
      「次のタスクを実行: 既存の意思決定のレビュー、関連する意思決定の検索、効果的な意思決定に役立つ追加リソースやベスト プラクティスの提供」

   3. 背景情報: ここでは、非常に細かく説明することも、簡単に説明することもできます。背景情報とは、基本的にはエージェントがタスクを遂行するために必要と思われるあらゆる追加情報のことです。背景情報には、エージェントの知識やアクションの参照や、出力例を挙げて具体例を示したりすることが含まれます。

指示の例

以下の例から始めるのが最適ですが、より高度な指示ではプロンプトがより長く、より詳細になる場合があることを知っておくことが重要です。