ユーザー グループ権限の管理

組織内の複数のユーザーが同じタイプのアクセス権を必要とする場合、グループを使うと権限や制限の管理負荷を減らすことができます。ユーザーは、組織管理者によって admin.atlassian.com で作成および管理されるグループに追加されます。

各グループに割り当てられたロールよって、そのグループのユーザーは、許可された範囲内で最大のアクセス権限を持つことができます。ただし、アプリ管理者が Focus 管理者設定のグループ権限ページでアクションを編集することで、そのグループのアクセス権限をさらに制限することができます。

アプリ権限を編集するには

1. 右上隅の設定アイコン () を選択し、[Focus admin settings (Focus 管理者設定)] を選択します。

2. [Group permissions (グループ権限)] を選択します。アプリへのアクセス権を持つグループがページに表示されます。既定のグループが最初にリストされ、その後に組織管理者が作成したカスタム グループが表示されます。

3. [編集] を選択します。

4. アクションが編集可能な場合は、チェックボックスが表示されます。一部の権限を変更できない理由については、「既定のグループ」セクションで詳細をご確認ください。

5. すべて、またはほとんどのアクションを実行する権限を特定のグループに付与したい場合は、[すべて選択] チェックボックスを使用します。グループにとって不要なアクションがいくつかある場合は、チェックボックスをオフにします。各アクションの詳細については、「アプリのアクション」セクションをご確認ください。
   
   プロからのヒント: 編集中のグループに作成アクションが許可されている場合は、[すべて選択] をオンにして、そのグループに他のすべてのアクションも許可し、重点分野を効果的に管理できるようにすることをお勧めします。
   
   

6. 完了したら [保存] を選択します。権限はすぐに有効になります。

デフォルト グループ

Focus 管理者設定の [権限] セクションでは、ユーザーのグループが実行できるアクションを制御できます。既定のグループにはアプリ内の特定のロールが割り当てられ、そのロールによって実行できるアクションの範囲が決まります。

アプリ管理者設定で設定された権限が、ロールによって許可された制御レベルよりも優先されることはありません。たとえば、ビューアー ロールにはユーザー ロールに付与された権限が含まれていないため、focus-viewer グループに重点分野を作成する権限を付与することはできません。

Focus 管理者

このグループにはアプリ管理者ロールが割り当てられ、次の管理者設定への完全なアクセス権が付与されます。

• 重点分野の階層を設定して管理する

• Atlassian アプリを Focus に接続する

• データのインポート

重点分野の作成、接続の追加、接続のリンク解除、重点分野タイプの変更、重点分野の削除を必要とするアクションはアプリ設定を管理する管理者が実行しているため、既定の focus-admins グループを編集することはできません。

アクションが制限された管理者グループが必要な場合は、組織管理者に連絡して、アプリ管理者ロールを持つ別のグループを作成してください。グループが作成されたら、そのグループのユーザーが実行できるアクションを制限するように権限を編集します。

アプリ管理者ロールを持つグループには、Focus 管理者設定へのアクセス権が暗黙的に付与されます。Focus 管理者設定へのアクセス権を無効にすることはできません。

Focus ユーザー

このグループにはユーザー ロールが割り当てられ、作成、表示、編集、削除など、利用可能なすべてのアクションが付与されます。既定の focus-users グループを編集することで、利用可能なアクションを制限できます。

アクション セットが異なるユーザー グループが必要な場合は、組織管理者に連絡して、ユーザー ロールを持つ別のグループを作成してください。グループが作成されたら、そのグループのユーザーが実行できるアクションを制限するように権限を編集します。

Focus ビューアー

このグループにはビューアー ロールが割り当てられます。このロールで許可されるのは、アプリ内のすべてのデータを表示したり、次のアクションを実行することだけです。

• 重点分野とビューにスターを付けてフォローする

• コメントする、更新に対応する

App actions

アクションは、影響を受けるデータに基づいて複数のセクションにグループ化されます。

Focus areas

• 作成 - 新しい重点分野を作成できます。これには Name、重点分野 Parent、Target date、および Owner の設定が含まれます。アプリ管理者は、管理者設定のデータ インポート機能を使用するために、このアクション権限を持っている必要があります。

• 名前の編集 - 重点分野の Name を変更できます。

• 所有者の編集 - 重点分野の Owner を変更できます。

• タイプの編集 - 重点分野の Type を変更できます。Type を変更すると、親の重点分野やサブ重点分野の接続に影響を与える可能性があります。ユーザー グループにこのアクションを付与する場合は、「重点分野にリンク」アクションと「重点分野のリンク解除」アクションも付与する必要があります。

• 概要を編集 - 重点分野の [About (概要)] タブに表示される情報を変更できるアクセス権限をユーザーに付与します。

• アップデートの作成 - 重点分野の [アップデート] タブに、変更内容のテキストベースの説明を投稿できます。重点分野 Status と Target date への変更は [アップデート] タブに表示されるので、この種の情報を変更する必要があるユーザーにもこのアクションが必要です。

• アップデートの削除 - 作成したアップデートを完全に削除します。他のユーザーが作成したアップデートは削除できません。アップデートに Status または Target date への変更が含まれている場合、アップデートに含まれる値は以前の値に戻ります。

• エクスポート - 重点分野に関するすべての情報をスプレッドシートにダウンロードします。

• アーカイブ - 現在アクティブなエリアのリストから [アーカイブ済み] タブに重点分野を移動します。このアクションにより、後で役立つかもしれない情報や詳細が保存されます。このアクションには、重点分野を復元する機能が含まれます。

• 削除 - 重点分野を完全に削除します。重点分野の詳細にアクセスできなくなるため、これは非常に破壊的なアクションです。

接続

重点分野間の関係を確立する場合でも、ビューに重点分野を追加する場合でも、ゴールと作業を重点分野に結び付ける場合でも、相互に接続することで行えます。[接続] セクションのアクションでは、誰が接続を追加できるか、誰が接続を解除できるかをきめ細かく制御できます。

• 重点分野の追加 - 親重点分野やサブ重点分野など、既存の重点分野間の関係を確立します。このアクションでは、重点分野をビューに接続することもできます。

• 重点分野のリンク解除 - 親重点分野やサブ重点分野など、既存の重点分野間の関係を切り離します。このアクションでは、重点分野をビューから切り離すこともできます。重点分野のタイプを変更すると重点分野のリンクが解除される場合があるため、タイプを変更する必要があるユーザーにもこのアクションを与える必要があります。

• ゴールの追加 - 既存のゴールを重点分野につなげます。ユーザーが新しいゴールを作成する必要がある場合は、Goals アプリでその権限を与える必要があります。

• ゴールのリンク解除 - ゴールを重点分野から切り離します。このアクションではゴールは削除されず、接続が切断されるだけです。

• 作業の追加 - 既存の作業項目を重点分野につなげます。新しい作業項目は、Jira、Jira Align、Atlassian Projects などのソース アプリに作成する必要があります。

• 作業のリンク解除 - 作業項目を重点分野から切り離します。このアクションでは作業項目は削除されず、接続が切断されるだけです。

ビュー

重点分野のカスタム グループはビューと呼ばれます。どのロールのユーザーでも、作成、編集、スター付け、コピーを行えます。ただし、以下のアクションへのアクセス権は管理者によって決定されます。

• エクスポート - ビュー内の重点分野に関するすべての情報をスプレッドシートにダウンロードします。

• 削除 - 重点分野のグループを完全に削除しますが、重点分野は削除しません。

ビューの詳細

予算

組織によっては金融情報が機密と見なされることもあるため、このセクションでは、どのグループが金融情報にアクセスできるかを管理者が決定できます。

• 表示 - このグループのユーザーは、予算や支出などの予算情報を重点分野の詳細で確認できます。このアクションをオフにすると、予算情報はこれらのユーザーに表示されなくなります。